〜中南米SDGs関連プロジェクトにおける地球観測データの活用を推進〜
Axelspaceの中南米・カリブ海地域での取り組みと今後の展望
中南米・カリブ海地域では、農業、森林管理、環境モニタリングといったSDGs関連での衛星データ利用が活発です。これらは弊社の注力分野でもあることから、弊社ではブラジル・サンパウロにマネージャーを配置し、中南米・カリブ海地域での事業推進を図っています。
弊社では2022年からブラジル国立宇宙研究所(INPE)が取り組むOpen Data Cubeプログラムの支援をしています。Open Data Cubeは近年各国で整備が進んでいる衛星画像のオープンプラットフォームです。INPEは熱帯雨林やサバンナ地域の植生保護のため、衛星画像を活用して観測・分析などを行っていますが、観測・分析の品質向上、コスト削減、スピードアップのために、衛星データセットの整備が急務となっています。
この課題に対し、弊社は「AxelGlobe」を通じてGRUS衛星画像をINPEのOpen Data Cubeプラットフォームに提供することで、一元的なデータの整備推進をサポートしています。データの一元化を進めることにより、衛星データを用いた各種分析の効率と信頼性を高め、INPEおよびその他中南米・カリブ海地域の団体・パートナーが、SDGsを中心とした各種社会課題の解決のために衛星データを利活用しやすくなることを目指しています。
今回の「オープンイノベーションチャレンジTSUBASA」採択を受け、IPNEとの取り組みを始めたとした、弊社の中南米・カリブ海地域における新しい分野のパートナーとの提携、衛星データ資源の整備、サービスの開発などを加速させ、中南米・カリブ海地域のSDGs達成へ貢献していきます。
*オープンイノベーションチャレンジTSUBASA について
独立行政法人国際協力機構(JICA)が米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)グループのイノベーション・ラボであるIDB Labと共同で行う「TSUBASA( Transformational Start Ups’ Business Acceleration for the SDGs Agenda)」プログラムの支援企業を採択するためのビジネスコンテストです。
「TSUBASA」プログラムでは中南米・カリブ地域への事業展開に意欲のある日本のスタートアップの支援を通じて、森林減少や環境保全、水資源管理等の様々な開発課題の解決を図っています。2021年度にもスタートアップ8社が採択されており、当社は2022年度の採択企業として選定されました。
公式サイト:https://tsubasa-jica.com/
地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」
”Space within Your Reach〜宇宙を普通の場所に〜”を掲げ、宇宙をインフラとして活用することを推進する弊社が提供する、日本初の小型地球観測衛星コンステレーションによる地球観測プラットフォーム事業です。自社開発・製造した地球観測小型衛星によるコンステレーションからご希望のエリアの衛星画像を提供し、スマート農業、災害対応、SDGsへの貢献やESG対応のための環境モニタリング等にご活用いただいています。
AxelGlobeサイト https://www.axelglobe.com/ja/
オンラインカタログ https://www.axelspace.com/assets/pdf/solution/ag_catalog_ja.pdf
株式会社アクセルスペース 会社概要
所在地:東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号 Clipニホンバシビル
代表者:代表取締役 中村 友哉(なかむら ゆうや)
設立:2008年8月8日
資本金等の額:8,050百万円(資本準備金を含む)
主な事業内容:小型衛星による地球観測事業、小型衛星等を活用したソリューションの提案、小型衛星及び関連コンポーネントの設計及び製造、小型衛星の打ち上げアレンジメント及び運用支援・受託
URL:https://www.axelspace.com/ja/