センターピア/ベンチマーク制度に即した、データセンター事業者向け消費電力監視システムの開発を開始しました

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消費電力がラックごとにわかる電力監視システムの開発をスタート。23年10月のリリースを予定。

サーバーラック関連製品を手掛けるセンターピア株式会社(所在地:東京都中央区 代表:上野 芳久 以下センターピア)は、2023年4月1日(水)より、ラック消費電力監視システム「CP-EOS」の開発を開始しました。本システムの開発によって、より低コストでラックあたりの消費電力の監視が可能になります。また、既設のデータセンターにも容易に後付け設置ができ、データセンター業のベンチマーク制度(※1)普及に貢献します。
■開発背景
 令和4年4月より、国の省エネルギーの取り組みとして、データセンター業に対するベンチマーク制度が施行され、ハウジング事業者並びにホスティング事業(クラウド事業者)に対して、目標PUE1.4に対する状況報告が課されることになりました。(※2)

PUEの算出にあたり、複数の事業者が混在するデータセンターにおいては、ラック単位でIT機器の消費エネルギー量を計測し、自社保有分のIT機器のみを集計する必要があり、ラック消費電力監視システムの開発を開始しました。

 

   

 

 

※1エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)にて、エネルギー使用量が15,000kl以上の事業者に対して、他業者との比較による省エネ取り組みの促進を目的に、エネルギー使用量の報告とベンチマーク指標の状況報告を定めた制度。
※2 経済産業省の「データセンター業のベンチマーク制度の概要 令和4年4月」より。PUEは、Power Usage Effectiveness の略称。
 

 

■本システムの特長

 

ベンチマーク制度に必要な消費電力量が計測・積算できる
ラックごとに監視機器端末を設置することで、ラックごとの電圧・電流等を計測。アクセスポイントを介して、管理用PCにラックごとの消費電力・電力量を表示しこれまでのデータを含め確認が可能です。

消費電力監視機能に絞ることで、従来機器の1/2のコストで導入を目指す
現在、データセンターのラック内消費電力を監視する方法は「インテリジェントPDU(※3)」を採用するのが一般的。ただ、消費電力監視機能以外にも遠隔制御機能等も含まれているのがほとんどで、金額も¥200,000前後になることも。本システムは、ベンチマーク制度で必要な消費電力監視機能に絞り、販売希望価格¥100,000未満での販売を目指します。

最大200ラックの消費電力の把握が可能で、“後付けも可能”
各ラックに、1台ずつ監視機器端末を設置することで、管理用PC1台で最大200ラック分の消費電力の監視が同時に可能(※4)。また、一部電気的な工事が必要なものの既存の機器接続を変更することなく、後付けで設置が可能です。

※3インテリジェントPDU(PDU=Power Distribution Unit/電源分配ユニット)
電源を供給する機能以外にも付加価値を持ったPDUの総称。主に機器ごとの消費電力監視機能や遠隔操作機能など製品により、様々な機能を有する。
※4オンプレミスによる構築を想定。またアクセスポイントの接続上限によって、測定機器端末の同時接続数に変動がございます。

■製品概要
メーカー:センターピア株式会社
製品名:ラック消費電力監視システム「CP-EOS」
市場予想価格:¥100,000(消費電力監視装置1台当たり)
※無線LAN中継機、管理用PC、ソフトウェアが別途必要になります。
対応電源:AC100V~200V
最大入力電流:80A
測定項目:交流電圧、交流電流、周波数、消費電力、電力量、力率
最大同時接続数:200台
受注開始予定:2023年10月1日

※現在開発段階のため、仕様変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

■お問い合わせ
ラック消費電力監視システム「CP-EOS」に関するお問い合わせ
商品企画部 ビジネスクリエーション課 上野、福田
Tel:03-6821-3052 FAX:03-6821-3053
お問い合わせURL:https://www.centerpeer.com/contact/mail/

 

 

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