ものづくり現場の自動化やデータサービスで人手不足などの課題解決を目指します
1.事業部立上げの目的・背景
IoT・ICTの進歩により、機械製造業においても設備と設備、設備と人が繋がり、リアルタイムに情報が共有できるようになってきていた中、コロナ禍で働き方や環境が激変し、人の行動範囲の制限と製造現場のロボット化が一気に加速しています。更に、AIで設備やロボット自身が最適な判断を行い、自律的に動くことが求められるようにもなってきています。この潮流に対応するため、スギノマシンは2021年12月にRI事業部(Innovation with Robotics and IoT/ICT/AI事業部)を設立します。
組織名称 | RI事業部(Innovation with Robotics and IoT/ICT/AI事業部) |
設立日 | 2021年12月1日 |
責任者 | 株式会社スギノマシン 執行役員 RI事業部長 博士(工学) 大西 武夫 |
事業内容 | 産業用ロボットの開発・製造・販売 産業機械におけるIoT、ICT、AI関連事業 |
2.事業部の取り組み内容、今後の目指すところ
スギノマシンは1936年の創業以来、金属切削装置、高圧洗浄機、穴あけ・ねじ立て・鏡面加工工具など、機械製造現場に対して各種商品を開発・製造・販売してきました。
昨今では、機械設備間の狭い空間に設置し、ワークの搬送や脱着・加工作業を行うことができる「スイングアーム式コラムロボット(CRb)」も展開しています。
RI事業部では、まずそれらの装置に予兆機能や最適化動作という「知恵」を与え、お客様の付加価値を高めていきます。また上記商品だけでなく、ツールのセッティング・管理装置や自動搬送台車(AGV)、生産管理システムとも連携させ、ロボットを軸としてハードとソフトの両面から各工程をよりコンパクトかつ柔軟に繋ぐ一環システムの開発を行います。
3.スイングアーム式コラムロボットについて
垂直または水平な柱に取り付けたアームが開閉・旋回する、独自構造の多関節ロボットです。
ロボット本体の背面にアームが飛び出さないため、省スペースでコンパクト、高い剛性と直進性が特長です。ワーク(加工や洗浄の対象物)の搬送や脱着、加工作業に活用されます。
2016年に開発してから、防水対応や可搬質量をアップさせるなどラインアップを拡充しています。
詳細は当社Webページをご参照ください。
⇒ https://www.sugino.com/site/robot/
<会社概要>
■会社名:株式会社スギノマシン ■代表者:代表取締役社長 杉野良暁
■本社所在地:〒937-8511富山県魚津市本江2410番地
■TEL:(0765)24-5111(代) ■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
■URL:https://www.sugino.com/