2023年9月5日(火)15:0017:00(オンライン開催)
近年、多くの企業がコロナ禍を受けてクラウドサービスの利用を拡大しています。しかし、その中には対処療法的な導入が行われたケースも見受けられ、特に個人情報保護法改正におけるデータ越境移転の考え方について混乱が生じています。また、誤った設定による個人情報漏えい事故も増加しています。
本セミナーでは、今後のクラウド利用拡大に向けて、法律と実務の両面から整理が必要なポイントについて解説。企業の適切なクラウド利用をサポートするため、法的な観点と実践的な観点からアドバイスをしています。
ご興味のある方はぜひ本セミナーにご参加いただき、正しい情報と知識を得ていただければ幸いです。
<セミナー概要>
主催 :一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
日程 :2023年9月5日(火) 15:00~17:00
場所 :Zoomビデオウェビナー
参加費 :無料
定員 :3,000名(事前登録制)
<プログラム>
15:00~15:30 クラウド利用する際に遵守すべき個人情報保護法のルール
個人情報保護委員会事務局
参事官補佐 木村 一輝氏
「クラウドのデータには自社しかアクセスできないから個人情報保護法上は特別の対応は不要だ」と安易に
考えることはできません。個人情報の利用・保管等にあたって、外国事業者のクラウドを利用する場合や国
内事業者のクラウドであってもサーバが外国に所在する場合に遵守すべき個人情報保護法のルールを中心に
ご説明します。
15:30~16:00 クラウドサービスと個人情報保護の実務
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
公共政策部 シニアマネージャー 矢野 敏樹氏
公共部 法務統括 笹沼 穣氏
クラウドサービスは既に公的機関及び民間企業における導入が進んでいます。クラウド導入のメリットはコスト最適化だけでなく、組織のDXの進展や、高度のセキュリティの実現につながります。そして、クラウド導入に伴う個人情報保護を巡る課題は、データ解析サービスや生成AIなどの最新技術の導入が進む中で多様化してきています。今回は、日々個人情報保護を含む様々な課題に取り組むAWSの法務部および公共政策部のメンバーが、クラウドと個人情報保護の実務と今後の展望について解説します。
16:00~16:15 CBPR認証とクラウド利用でデータ越境移転に省力対応
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
リスク管理室 室長 甘利 友朗
中小規模の企業が限られた人員・予算の中で、効果的かつ効率的にデータ越境移転の対応を行うには、どうすればよいか? 越境ECを事例に、CBPR(Cross Border Privacy Rules/APEC越境プライバシールールシステム)認証取得のメリットと、クラウドサービス活用のポイントを中心に、自社の取り組みをご紹介します。
16:15~16:30 データ越境移転 – クラウドサービスのユーザー・プロバイダー双方からの視点
株式会社セールスフォース・ジャパン プライバシーリーガル チーフプライバシーオフィサー
フィリップ・アームストロング氏
2022年4月に施行された改正個人情報保護法は、データの越境移転におけるルール規制を複雑にしました。これらのルールは「信頼するが検証」するプライバシー動向を反映しています。本講演では、クラウドサービスのユーザー・プロバイダー双方の経験を有する我々当社が、社内及び顧客の双方のコンプライアンスに対する当社のアプローチにどのような影響を及ぼしたかを解説します。具体的には、継続的に実施するシステム又は認証された枠組、さらに開示要件を満たすために必要なソリューションを企業が確実に運用できるためのステップ等をご紹介します。
16:30~17:00 ディスカッション
クラウド利用における個人情報保管の論点を整理するクラウド利用企業が対応に苦慮している点やその対応等について、規制、サービス提供/利用それぞれの立場からお話いただきます。
パネリスト
個人情報保護委員会事務局 参事官補佐 木村 一輝氏
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 笹沼 穣氏 矢野 敏樹氏
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 甘利 友朗
株式会社セールスフォース・ジャパン フィリップ・アームストロング氏
モデレータ
JIPDEC 認定個人情報保護団体事務局 事務局長 奥原 早苗氏
<参加申込>
セミナーの詳細およびお申込みは下記JIPDECサイトをご参照ください。
https://www.jipdec.or.jp/eventseminar/event/20230905seminar.html
■会社概要
商号 :インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
代表者 :代表取締役社長 譚玉峰
所在地 :〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目1番地 B・Mビル2F
設立 :2000年11月
事業内容 :中国本土・台湾を主軸とした海外プロモーション・インバウンド(訪日誘客)支援、
中国向け越境EC、アフィリエイト運用代行、アフィリエイトサイトパトロール、
システム開発など
資本金 :9,856万円
URL :https://www.intasect.com/
中国本土・台湾を主軸とした海外向けインバウンドプロモーション事業として百度広告の基幹代理店、中国No.1シェアの旅行ソーシャルメディア「馬蜂窩(マーフォンウォー)」の公式日本総代理店業務等の集客支援、KOL・動画施策、越境EC支援、WeChat Pay・Alipay等のマルチ決済「IntaPay」、他にもSNS投稿監視、アフィリエイト大規模運用改善、アフィリエイトサイトパトロール、オフショア開発、電子契約等のワークスタイル改革、AI・ヘルスケアIoT関連の研究開発など、最先端の技術を武器として、国内外で幅広い事業を展開中です。