- 「日本の隅々までIoT通信圏外をゼロへ」株式会社フォレストシーの取り組み
当社では、携帯圏外が多い里山・中山間地域のIoT化による地方創生と自然再生を理念に掲げ、「日本の隅々までIoT通信圏外をゼロへ」をスローガンに、LPWAの一種である独自の長距離無線通信規格「ジオウェイブⓇ」を用いて、主に自治体自営のIoT通信インフラを構築し、さらに獣害対策の負担軽減に役立つ「オリワナシステムⓇ」や、林業従事者の労働安全と生産性向上に貢献する「ジオチャットⓇ」を開発・リリースし、地域の課題解決に貢献してまいりました。
今回、新たに民間企業主体で登山者の安全・安心の確保に向けた取り組みを行うべく、北陸電力・富山大学・五十嶋商事と連携し、有峰ダムと北アルプス薬師岳周辺の山小屋を拠点とする通信インフラの構築に向けた実証試験を4者共同で実施することとなりました。
- 「北アルプスに通信インフラを」4者共同での実証試験を開始
本日、北陸電力 有峰ダム(富山県富山市)に親機の設置が完了し、今後は山小屋への中継機設置を進めて通信エリアを広げ、富山大学と連携してジオチャット端末による登山者・山小屋間の位置情報を伴うチャットコミュニケーション及びSOS発信を可能とするための実証試験を開始いたします。
実証試験は、今年の降雪前の期間において、通信インフラの構築・運用に係る検証と、通信機器相互の通信状況(登山者の位置情報の把握、メッセージの送受信)及び通信可能エリアの調査を行うものです。
当社は、今後も北アルプスの通信インフラ整備を通じて、携帯電波が届かない地域の遭難者の救助支援や山小屋間の連絡手段の確立を目指すとともに、地域が抱える防災・観光支援等の課題やニーズに積極的に対応し、富山県を始めとした全国の安全・安心に寄与できるように邁進してまいります。
※LPWA:「Low Power Wide Area」の略で、低消費電力かつ長距離通信が可能な無線通信技術
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