あなたの携帯電話がマーケティング担当者のスパイだとしたら、どんな対策を取るべきでしょうか。
実際のところ、それは事実です。Siri、Googleアシスタント、Alexaといったバーチャルアシスタントは常にユーザーの話を聞いています。ユーザーの指示を聞きアシストするためです。また、サービス品質向上やマーケティングといった、企業に利する目的で会話が記録される場合もあります。
「GoogleアシスタントやSiriに何かを探してもらうと、その情報はオンライン広告に利用されます。Google検索するのとまったく同じことです。例えば近くのカーディーラーを検索すれば、関連したネット広告が多く表示されるようになります。ある意味、バーチャルアシスタントはもうひとつの検索エンジンとも呼べるのです」と、NordVPNデジタルプライバシー専門家のダニエル・マルクソンは述べています。
以下、弊社のブログ記事から引用します。
調査方法
あなたの携帯電話がマーケティング担当者のスパイかどうか調べる最善の方法は、携帯電話に罠をしかけることです。[https://nordvpn.com/ja/blog/phone-spying-test/ ]
●適切なトピックを選択する。普段話題にすることのない、あなたらしくないトピックに
しましょう。
●選んだトピックと携帯電話を隔離する。トピックについてのリサーチに携帯電話やその
他デバイスを使ってはいけません。自分の頭の中だけで考えるのが最善です。グーグル
検索したことのあるトピックは厳禁です。
●キーワードを選択する。サーチエンジンが作動しそうなキーワードを考えてみましょう。
●携帯電話の真横でトピックについてにぎやかに話をする。一回に数分間、ひとりでも誰かといっしょにでもいいのですが、数日間続けましょう。いかなる方法でもトピックについて調べてはいけません。携帯電話に聞こえるのはあなたたちの話し声だけにします。
罠をしかけたら、SNS上であなた向けに新しい広告やデジタル番組などが表示され始めるか、注視しましょう。そのような広告が認められたら、恐らくあなたの携帯電話が関係しているということになります。
ユーザーの話を聞くことは合法?
バーチャルアシスタントの使用にあたり、ユーザーはサービスプロバイダーの利用規約に同意します。その同意をもって、Googleアシスタント、Siri、Alexaなどバーチャルアシスタントとのやりとりをマーケティング目的で記録することが合法となります。
アプリによる監視が違法となるのはユーザーの同意がない場合です。だからこそ、どのようなサービスに許可を与えているのか把握し、携帯電話がどのようにあなたをトラッキングしているのかを知ることが非常に重要です。
個人情報をどう守る?
まず、アプリの許可設定を確認しましょう。
「いったんアクセスが承認されると、アプリは取得データを自由に利用できてしまいます。アプリの許可設定を定期的に確認し、承認する前に十分考えるようにしましょう」とマルクソンは強調しています。
アプリの中には、理由なく携帯電話へのアクセスを求めるものがあります。これを許可すると、望ましくないタイミングで、知らないうちに個人情報がのぞかれたり、あなたをターゲットにした広告表示目的のデータが収集されたりする可能性があります。アプリは動作のための情報が必要な場合に限りアクセスを許可するよう、設定を確認しましょう。
また、アクティビティ履歴を随時消去し、音声記録機能もオフにしましょう。Apple、Google、その他のサービスプロバイダーで履歴消去が可能です。携帯電話に知られる情報について普段から注意しましょう。
「バーチャルアシスタントに情報を与えすぎないことです。スマートフォンに与える情報は少なければ少ないほどよいです」と、マルクソンは警鐘を鳴らしています。
最後に、携帯電話にVPNをインストールし個人情報の保護を強化しましょう。VPNはあなたのIPアドレスを隠し通信を暗号化することで、プライバシーを守ります。
NordVPNについて
NordVPNは、他のVPNサービスに比べてよりセキュリティを重視する世界最先端のVPNサービスプロバイダで、ダブルVPN暗号化や、マルウェアブロック、Onion Over VPNを提供しています。製品は非常にユーザーフレンドリーで、市場でも破格の料金でサービスをご利用いただけます。さらに日本国内に80台以上のサーバーネットワークを提供するとともに、世界中に5,500台以上のサーバーを持ち、P2Pにも対応しています。。また、ノーログポリシーはNordVPNの重要な特長のひとつです。詳しくはこちらをご覧ください: https://www.nordvpn.com/ja/