- 実験の概要
〇実験場所
東海北陸自動車道 美濃(みの)IC~美並(みなみ)IC間 古城山(こじょうさん)トンネル(下り線)
〇実験時期 2021年12月から2022年3月にかけて実施
- 実験における検証内容
〇検証1.ICT技術の組み合わせによる作業者の安全確保
高速道路のトンネル内に設置された4Kカメラの高精細映像をローカル5Gで伝送し、AI画像解析によって危険事象の検知を行います。その後、現場の作業者に対して検知された危険事象をアラート通知する一連のプロセスが、現場における作業者の安全性向上に繋がることを検証します。本検証では、作業者の注意不足による高速道路の規制外へのはみ出しや規制内への突入車両に対する回避時間確保などの効果が期待されます。
〇検証2.スマートデバイスを活用した遠隔作業支援
スマートグラスを装着した現場作業者に対して、ローカル5G通信を介した映像および音声によって遠隔地にいる熟練技術者からの作業支援プロセスが、円滑に実施できることを検証します。本検証では、少子高齢化に伴う人手不足や熟練技術者の減少に対して効果が期待されます。
- ローカル5Gへの期待
現在、高速道路上の大部分のトンネル内において利用が可能なキャリア4Gでは、大容量の高精細映像の伝送に時間を要することから即時性の課題があります。また、キャリア5Gについては普及が始まったところであり、高速道路のトンネル内への普及時期については未定であることから、エリア内で柔軟に5G網を構築できるローカル5Gの制度を利用したプロセス検証を行うものです。
- 当社の役割
当社は、総務省と契約した株式会社三菱総合研究所と請負契約を締結し、コンソーシアム代表として全体の統括を担い、免許人および工事を担当します。
当社は、大手通信キャリアの情報通信ネットワークについて全国での豊富な構築実績を持ち、ローカル5G分野においても質の高いサービスを展開して参ります。
*1:i-MOVEMENTは、NEXCO中日本の商標または登録商標です
- エクシオグループ株式会社について
エクシオグループ株式会社(代表取締役社長:舩橋哲也)は、1954年設立から一貫して、情報通信インフラ構築の専門技術をコアコンピタンスとして事業活動を続け、情報通信にかかわる全ての設備構築について一貫したサービスを、一元的に、また全国的に提供しています。
社名である「エクシオ」は、ラテン語で「自らの殻を破り、常に外向きに挑戦する決意」を表しており、事業環境の変化に柔軟に対応するとともに、幅広い事業領域に向け、グループ総力を結集し、トータルソリューションを提供していきます。
https://www.exeo.co.jp/