国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター/[理化学研究所 計算科学研究センター オンラインイベント]

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[理化学研究所 計算科学研究センター オンラインイベント]

全てはこの先にある、Society 5.0、SDGsへの貢献を目指して。「富岳」、始動。
「富岳」BEGINS ~活躍の場を無数に広げて ~
開催のご案内
2021年8月25日
理化学研究所  計算科学研究センター

理化学研究所(理研)計算科学研究センター(R-CCS、 所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-26 センター長 松岡 聡)は、2021年9月17日(金)、各分野で活動するビジネスパーソン・研究者が集い、スーパーコンピュータ 「富岳」[1]を用いて実現を目指す未来社会、今後の活動やその展望について討論する場として、オンラインイベント「富岳 BEGINS ~活躍の場を無数に広げて~」を開催いたします。

1.開催趣旨                                                          
「富岳」 が実現する“未来”を実感、日本が進むべき“景色” が見えてくる
 共用開始から半年、今まさに日本が誇るスーパーコンピュータ「富岳」の本格的な活用が始まりつつあります。「富岳」は、2014年から開発が進められ、「京」の最大100倍のアプリケーション実効性能を持ち、世界のスーパーコンピュータに関するランキングの「TOP500」、「HPCG」、「HPL-AI」、「Graph500」のすべてにおいて世界第一位に輝くなど、日本のみならず、全世界からの注目を集めています。
 また「富岳」は、Society5.0[2]の実現、SDGs[3]の目標達成へ向けた研究基盤として、学術分野・産業分野に提供され、利用者・利用分野の拡大とその成果の創出を目指しています。
 そこでこの度、SDGs達成への貢献を念頭に、「富岳」による成果が期待されている様々な分野の中から都市インフラ、資源循環、次世代創薬などに焦点を当て、各分野のトップランナーとして活躍するビジネスパーソンと研究者を招いてトークイベントを開催します。「富岳」の進化した汎用性と用途拡張によって創出された成果の現在地をご紹介するとともに、今後の「富岳」利用と研究開発の継続がもたらすこれからの経済、そして、私たちが生きる社会のあるべき姿について、徹底討論する場を設けます。

2.開催概要                                                         
(1)タイトル:「富岳」BEGINS ~活躍の場を無数に広げて~
(2)開催日時:2021年9月17日(金)13:00~17:50
(3)開催方法:Zoomウェビナー(LIVE配信)
(4)主催:理化学研究所 計算科学研究センター
(5)後援:文部科学省、HPCIコンソーシアム、スーパーコンピューティング技術産業応用協議会、日本経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所、計算科学振興財団(予定)、高度情報科学技術研究機構
(6)参加費:参加費無料(要事前登録)
(7)「富岳ビギンズ」特設サイト(視聴登録申し込み)
https://www.r-ccs.riken.jp/sympo/fugaku-begins2021/

3.プログラム(講演者 敬称略)
13:00-13:05 開会挨拶 
・松岡 聡 氏(理化学研究所 計算科学研究センター長)

13:05-13:10 文部科学省挨拶

13:10-14:20 パネルディスカッション01
シミュレーション・ファーストな「まちづくり」 ~スマートシティとカーボンニュートラル~(仮称)

・林 直孝 氏(株式会社パルコ 執行役員 CRM推進部 兼 デジタル推進部担当)
・谷川 拓司 氏(ソフトバンク株式会社 デジタルトランスフォーメーション本部 アイデエーションダイレクター)
・柴崎 亮介 氏(東京大学 空間情報科学研究センター 教授)
・坪倉 誠 氏(理化学研究所 計算科学研究センター 複雑現象統一的解法研究チームリーダー、神戸大学 システム情報学研究科 教授)
・大石 哲 氏(理化学研究所 計算科学研究センター 総合防災・減災研究チームリーダー、神戸大学 都市安全研究センター 教授)
・【モデレーター】クロサカタツヤ 氏(株式会社企(くわだて)代表取締役)

14:25-15:00 基調講演
・徳田 英幸 氏(情報通信研究機構(NICT)理事長)

15:00-16:10 パネルディスカッション02
HPCが起こす「食の革命」の可能性 ~バイオ・農業・資源循環~(仮称)

・小林 憲明 氏(キリンホールディングス株式会社 取締役常務執行役員)
・市橋 泰範 氏(理化学研究所 バイオリソース研究センター 植物-微生物共生研究開発チームリーダー)
・三好 建正 氏(理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チームリーダー)
・【モデレーター】クロサカタツヤ 氏(株式会社企 代表取締役)

16:15-17:15 パネルディスカッション03
「富岳」によって加速する次世代創薬(仮称)

・寺坂 忠嗣 氏(日本医療研究開発機構(AMED) 創薬事業部 創薬企画・評価課 主幹創薬コーディネーター・調査役(兼任))
・白井 宏樹 氏(アステラス製薬株式会社 モダリティ研究所 専任理事)
・榑林 陽一 氏(神戸大学大学院 医学研究科 教授)
・奥野 恭史 氏(理化学研究所 計算科学研究センター HPC/AI駆動型医薬プラットフォーム部⾨長、京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授)
・【モデレーター】クロサカタツヤ 氏(株式会社企 代表取締役)

17:20-17:50 まとめ
「富岳」と「SDGs」サーキュラー・エコノミーの実現に向けて(仮称)

・朴 泰祐 氏(HPCIコンソーシアム 理事長、筑波大学計算科学研究センター長)

・松岡 聡 氏(理化学研究所 計算科学研究センター長)
・クロサカタツヤ 氏(株式会社企 代表取締役)

※出演者およびプログラム内容は予定です。予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。

4.取材について                                
メディアの皆さまへは、本イベント閉会後(17:50以降)に別途オンラインのQAセッションを予定しています。当日の接続先など詳細は、後日お知らせいたします。

5.補足説明                                                    
[1] スーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」
文部科学省が推進する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の中核システムとして、理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発を行い、2021年3月に共用を開始したスーパーコンピュータ。2021年6月には、「TOP500」、「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」、「HPL-AI」、「Graph500」のすべてにおいて、第2位に大きな差をつけて、世界第1位を獲得し、3期連続の4冠を達成した。

[2] Society 5.0
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のこと。

[3] SDGs
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。

[4] サーキュラー・エコノミー
従来の3R(大量生産・大量消費・大量廃棄)と言われる一方通行の経済活動(線形経済)に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動。

6.問い合わせ先                                                    
<本イベントに関する問い合わせ>
「『富岳』BEGINS ~活躍の場を無数に広げて~」運営事務局
E-mail:questions[at]fugakubegins.jp
<メディア・取材に関する問い合わせ>
理化学研究所 計算科学研究推進室(広報グループ)
E-mail:r-ccs-koho[at]ml.riken.jp

※上記の[at]は@に置き換えてください。

 

 

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