『古代から現代までを読み解く 通信の日本史』
本書は、「歴史好きな通信会社の社長」が、古代から現代に至るまでの日本における通信の発展の歴史を、具体的なトピックを紹介しながら、わかりやすく解説した本です。
ある日、いま話題の「5G」関連の本を読んでいるときに、移動通信システム(携帯電話)の1G(第1世代)から4G(第4世代)の歴史の概略が書いてあるのを目にした著者。
「電話などの通信の歴史はどうなっているのだろう?」
と思って書籍を探すも、専門的な本ばかり。内容が難しく、一般の読者向けの本は見つかりませんでした。
「それなら、自分で通信の歴史の本を書いてみよう」
と思ったのが、本書が誕生することになったきっかけです。
その著者の想いの通り、わかりやすく、歴史物としてもおもしろい、ありそうでなかった一冊になっています。
通信の歴史は、人と人がつながってきた歴史
コロナ禍で、人と人とが直接会うことが当たり前ではなくなりました。
それでも人は、「オンライン」などを通じて、コミュニケーションをとる努力を諦めません。
それが可能となっているのは、人類の創意工夫による技術革新の賜物と言っても過言ではないはずです。
人類が発展してきた要因のひとつに、「言語によるコミュニケーション」があるでしょう。
遠く離れた人に何とかして自分の言葉、自分の意思を伝えたい。これは、「通信」が発展してきた要因にほかなりません。
「電信」は、交通と通信を分離した革命的な発明
現代は、遠く離れた人に電話やFAX、メールで連絡できるのが当たり前になっています。
でも、わずか150年前までは「飛脚」などの人力で、情報を運んでいました。
つまり、交通=道路は人の移動手段だけではなく。通信そのものだったのです。
この交通と通信を分離した革命的な出来事こそが、電信の発明です。
「当たり前」が当たり前ではなかった時代のことを思えば、まだまだ通信には大きな可能性がたくさん残されていると感じられるのではないでしょうか。
懐かしい? 新しい? 電話の歴史
いまや、生活になくてはならない存在の「携帯電話」。
でも、携帯電話が本格的に普及し始めて、まだ30年も経っていないことをご存知ですか?
年配の方と若い方で、
「○○さんにダイヤルしておいて」
「ダイヤルって何ですか?」
というジェネレーションギャップが起きるほど、電話の凄まじい進歩に驚かされます。
電話の歴史を読み解いたとき、年配の方は
「懐かしい」
という気持ちになり、若い方はむしろ目新しさを感じるかもしれません。
本書は、それぞれの年代で、それぞれの感じ方をしていただけるはずです。
若い人は、初期の携帯電話が3kgもあったと知れば、きっと驚くでしょう。
全国の図書館から、多数のご注文をいただいています!
ありがたいことに、本書は発売直後から、全国の図書館より多数のご注文をいただいています。
5Gも導入される通信の変化の真っ只中のタイミングで、通信の技術がどのように発達してきたのか、人々の生活がそれによってどのように変わってきたのかをあらためて知りたいというニーズが高まっているようです。
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コロナ禍に翻弄され、鬱々とした日々を送っている多くの方に楽しんでいただき、将来への可能性を感じていただきたいという思いで、本書は執筆されました。
たくさんの方に楽しんでいただける一冊になっていますので。
ぜひ報道の力でお届けいただきたく存じます。
著者の玉原輝基が代表を務める関東通信工業(株)は、1984年創業、この業界では老舗とも言える由緒ある会社です。
著者は通信に限らず歴史全般に関する知識も豊富ですので、ぜひ取材いただければ幸いです。また、献本をご希望される場合は、お気軽にご連絡くださいませ。
日々、真摯に報道に尽力されている皆さまに心から敬意を表し、感謝の意を持ってお願いいたします。ありがとうございます。
【著者紹介】
著者の紹介 玉原輝基(たまはら・てるき)
関東通信工業株式会社 代表取締役
1959年広島県生まれ。
大学卒業後NECソフト㈱に入社。
その後㈱CSKにおいてシステム開発やAIの企画・営業に従事。
2006年関東通信工業㈱代表取締役に就任。
同社は1984年に創業。
通信回線、通信機器、オンラインツールの販売やITサービス事業など
ICT全般にわたる事業を行っている。
【書籍情報】
書名: 『通信の日本史』
著者:玉原輝基(たまはら てるき)
定価:1,500 円(+税)
発売日:2021年10月26日
出版社:株式会社かざひの文庫
ページ数:159ページ
本書の内容
序章 日本文明と時代区分
第1章 古代〜近世 701年〜1867年
第2章 近代 1868年(明治維新)〜
第3章 現代 1985年(通信自由化)〜
終章 エピローグ〜通信の未来〜