〜43.1%が、AI技術活用の「事故の未然防止・減少のための車載ソリューション」に期待〜
- 調査サマリー
- 調査概要
調査概要:「トラックドライバーの不安」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月9日〜同年3月10日
有効回答:運送業のドライバー102名
- トラックドライバーの56.8%が、「業務負担の増加」を実感
「Q1.あなたは現在物流・運送業界全体での業務の負担の増加を感じていますか。」(n=102)と質問したところ、「かなりそう感じている」が20.5%、「ややそう感じている」が36.3%という回答となりました。
・かなりそう感じている:20.5%
・ややそう感じている:36.3%
・あまりそう感じていない:35.3%
・全くそう感じていない:2.0%
・どちらともいえない:5.9%
- 負担の増加を実感している理由、「巣ごもり消費などで仕事量が増えた」や「業務の種別が増え、運転以外のスキルも要求される」など
Q1で「かなりそう感じている」「ややそう感じている」と回答した方に、「Q2.負担に感じている理由があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=58)と質問したところ、「巣ごもり消費などで仕事量が増えた」や「業務の種別が増え、運転以外のスキルも要求される」など50の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・60歳:巣ごもり消費などで仕事量が増えた。
・55歳:業務の種別が増え、運転以外のスキルも要求される。
・44歳:重いもので腰がやられる。
・61歳:荷卸し全般全てドライバーが行うのが、当たり前だと思われている。
・53歳:収入の減少。
・45歳:人手不足による業務増加や高齢化の問題。
・49歳:運賃の値下げや燃料高騰の影響をかなり受けている。
・40歳:睡眠不足。
・62歳:拘束時間が長くなっている。
- 57.9%が、業務を通し「自身の体調に関する不安」あり
「Q3.あなたは現在のドライバーの業務を通し、自身の体調に関する不安はありますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり不安がある」が16.7%、「やや不安がある」が41.2%という回答となりました。
・かなり不安がある:16.7%
・やや不安がある:41.2%
・あまり不安はない:29.4%
・全く不安はない:7.8%
・どちらともいえない:4.9%
- 具体的には、「長期にわたって働けるかどうか」(67.8%)や、「事故を起こしてしまうのではないか」(54.2%)など
Q3で「かなり不安がある」「やや不安がある」と回答した方に、「Q4.あなたが抱える不安を教えてください。(複数回答)」(n=59)と質問したところ、「長期にわたって働けるかどうか」が67.8%、「事故を起こしてしまうのではないか」が54.2%、「長時間勤務による事故のリスクを抱えている」が35.6%という回答となりました。
・長期にわたって働けるかどうか:67.8%
・事故を起こしてしまうのではないか:54.2%
・長時間勤務による事故のリスクを抱えている:35.6%
・一瞬たりとも気が抜けない集中力の途切れ:32.2%
・居眠りをしてしまうのではないか:30.5%
・事前・事後の健康チェックに現れない不調がよくある:20.3%
・その他:5.1%
- 「視力の衰えによる夜間走行への不安」や、「腰痛、体力の低下」などの不安も
Q3で「かなり不安がある」「やや不安がある」と回答した方に、「Q5.あなたが抱える不安を自由に教えてください。(自由回答)」(n=59)と質問したところ、「視力の衰えによる夜間走行への不安」や「腰痛、体力の低下」など48の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・55歳:視力の衰えによる夜間走行への不安。
・48歳:腰痛、体力の低下。
・48歳:生活が不規則なこと。
・37歳:厳密に時間通りに運ばなければならず、焦って事故を起こさないか不安。
・56歳:低賃金・長時間労働者で休みがない職場で離職率が高く、心身への負担が激しい。
・57歳:荷物の積み下ろしがきつく、その後の運転がきつい。
・47歳:いろんな事故のニュースなどを見るたび、いつか自分が加害事故を起こすかもしれないという恐怖がある。
- 55.9%が、ドライバー業務に関して「不安視」
「Q6.あなたは現在のドライバーの業務に関する不安はありますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり不安がある」が13.7%、「やや不安がある」が42.2%という回答となりました。
・かなり不安がある:13.7%
・やや不安がある:42.2%
・あまり不安はない:32.4%
・全く不安はない:3.9%
・どちらともいえない:7.8%
- ドライバー業務の不安、「トラックの死角」(68.4%)や「他の車両」(54.4%)との声多数
Q6で「かなりそう感じている」「ややそう感じている」と回答した方に、「Q7.不安に感じている箇所を教えてください。(複数回答)」(n=57)と質問したところ、「トラックの死角」が68.4%、「歩行者」が63.2%、「他の車両」が54.4%という回答となりました。
・トラックの死角:68.4%
・歩行者:63.2%
・他の車両:54.4%
・貨物:28.1%
・効率的なルート検索:12.3%
・窃盗があるかどうか:10.5%
・ドアロックの締めわすれ:10.5%
・その他:12.3%
ー61歳:バラ積み卸し
ー49歳:荷物の破損や誤配送
ー44歳:給料
ー60歳:仕事量
ー53歳:今の業務内容の継続
ー56歳:物量増加
- 「確認やチェックが増えたが、建前にしかならず事故防止に繋がらない」など、人力でのチェックの形骸化の実態も
「Q8.現在の仕事に対する嘆き・不満があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=102)と質問したところ、「確認やチェックが増えたが、建前にしかならず事故防止に繋がらない」や「休息を十分とりたい」など80の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・61歳:確認やチェックが増えたが、建前にしかならず事故防止に繋がらない。
・62歳:拘束時間のわりに給料が安い。
・56歳:休息を十分とりたい。
・42歳:ドライブレコーダー、バックアイモニターを装備してくれない。
・48歳:何年働いても給料が増えない。
・59歳:積み込みや積み降ろしが嫌。
・61歳:体調管理の難しさ。
・56歳:業界の課題としてコストが商品価格に反映されにくく、下請け・孫請けが今回の燃料価格増も被っている。
- 43.1%が、「IoT搭載のカメラ/設備を使用したAI技術を駆使した車載ソリューション」に期待
「Q9.IoT搭載のカメラ/設備を使用したAI技術を駆使し、事故の未然防止・減少のための車載ソリューションに期待しますか。」(n=102)と質問したところ、「かなり期待している」が8.8%、「やや期待している」が34.3%という回答となりました。
・かなり期待している:8.8%
・やや期待している:34.3%
・あまり期待していない:30.4%
・全く期待していない:9.8%
・どちらともいえない:16.7%
- まとめ
今回は、運送業のドライバー102名に対し、「トラックドライバーの不安」に関する実態調査を行いました。
まず、トラックドライバーの56.8%が、物流・運送業界全体での「業務負担の増加」を実感していることが判明しました。負担に感じている理由としては、「巣ごもり消費などで仕事量が増えた」や「業務の種別が増え、運転以外のスキルも要求される」などの声が挙がりました。
次に、57.9%が、業務を通し「自身の体調に関する不安」を感じていると回答しており、「長期にわたって働けるかどうか」(67.8%)や、「事故を起こしてしまうのではないか」(54.2%)などが理由として挙がりました。他にも、「視力の衰えによる夜間走行への不安」や「腰痛、体力の低下」などの不安の声が寄せられました。
また、55.9%が、ドライバー業務に関しても「不安がある」と回答しました。ドライバー業務に関する不安については、「トラックの死角」(68.4%)や「他の車両」(54.4%)の要因が多数挙がり、「確認やチェックが増えたが、建前にしかならず、事故防止に繋がらない」や「休息を十分とりたい」などの嘆きの声も寄せられました。
最後に、「IoT搭載のカメラ/設備を使用したAI技術を駆使し、事故の未然防止・減少のための車載ソリューションに期待するか」という質問を投げかけたところ、43.1%が「効果を期待する」と回答しました。
経済産業省によると2020年春以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響による巣ごもり消費で、生活必需品などをオンラインで購入する消費者が増えたほか、テレワークの普及により、自宅を充実させるために家電や家具などの購入が進み、物販EC市場は2020年時点で12兆2,333億円、過去5年で1.69倍にまで拡大しました*。EC市場の拡大と共に、物流市場も連動することは自然であり、2026年までに930億トン以上、年間平均成長率が6.6%に達すると言われています*。今回の調査では、実際に物流業界で奮闘しているドライバーの実態に迫りましたが、自身の体調に関する不安に限らず、運転以外の業務が増えたと実感する声や、トラックドライバー不足により休めないこと、年々拘束時間が長くなることによる疲労など、自身ではコントロールができない部分に対する不安の声が多数挙がりました。これらの課題を解決する1つの方法として、車載ソリューションなどの最新技術を応用することで、ドライバーが安全かつ、安心して運転業務を遂行することが可能になるのではないでしょうか。
当社はドライバーの負担を減らした交通事故防止、さらには物流会社の物流会社の管理と運営効率の向上のために、研究を重ねたモバイルロジスティクスソリューションを提供し、さらなる豊かな安心安全な社会に貢献します。詳しいソリューションについては下記URLよりご確認ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000085039.html
*出典:経済産業省「令和2年度 電子商取引に関する市場調査」、Transparency Market Research
- Dahua Technology Japan 合同会社について
代表者 :リー・ビン
住所 :〒103-0025東京都中央区日本橋茅場町一町目9番地2号第一稲村ビル9F
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Fax :03-6661-6857
URL :https://www.dahuasecurity.com/Japan
事業内容 :当社は中国Zhejiang Dahua Technology Co., Ltd.の日本法人であり、都市運営、企業経営、消費者の価値を創造するため、 「より安全な社会とスマートな生活を実現させる」という目標を目指すことで、End-to-End のセキュリティソリューション、システム、サービスを提供しています。
Zhejiang Dahua Technology Co., Ltd.について:
Zhejiang Dahua Technology Co., Ltd. (Dahua Technology)は世界をリードするビデオ中心のスマートIoTソリューションとサービスのプロバイダーです。Dahua Technology は技術革新をベースに、エンドツーエンドのセキュリティソリューション、システム、サービスを提供し、都市運営、企業管理、そして消費者に向けて価値を創造しています。
Dahua Technology は、18,000 名以上の社員を擁し、その内、50%以上が研究開発に従事しています。Dahua Technology は2002 年、世界初の自社開発8 チャンネルリアルタイム組込型DVR を発売して以来、技術革新に専念し、研究開発への投資を継続的に高めており、現在、年間売上高の約10%を研究開発に投資しています。Dahua Technology は、ビデオIoT 技術に基づく新たな機会を継続的に模索し、マシンビジョン、ビデオ会議システム、業務用ドローン、スマートファイヤーセーフティ、自動車技術、スマートストレージ、ロボティクスなどの分野でビジネスを展開しています。
グローバルなマーケティング・サービスネットワークを擁するDahua Technology は、中国に200 以上のオフィスを設立し、アジア太平洋、北米、ヨーロッパ、アフリカなどに58 の海外子会社・代表オフィスを立ち上げ、お客様に迅速に高品質なサービスを提供しています。Dahua Technology は、「より安全な社会と、よりスマートな生活を可能にする」という使命を掲げ、180の国と地域に、製品、ソリューション、サービスを展開しており、スマートシティ、交通、小売、銀行・金融、エネルギーなどの主要産業を網羅しています。