網屋/グローバルセキュリティエキスパート株式会社の株式を取得し、両社の連携をさらに強化

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両社顧客へのクロスセルの強力推進で、サイバーセキュリティビジネスの業績拡大を実現

株式会社網屋(本社:東京都中央区日本橋浜町3-3-2、代表取締役社長:石田 晃太、証券コード:4258、https://www.amiya.co.jp/、以下、網屋)は、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(本社:東京都港区海岸1-15-1、代表取締役社長:青柳 史郎、証券コード:4417、以下、GSX)と戦略的な業務提携をさらに一歩進めるため、GSXの株式を取得し、中堅・中小企業向けに総合セキュリティサービスの業績拡大を行ってまいります。

■GSXの株式を取得することにより創出されるシナジー

網屋、GSXの両社は従業員規模100名から5,000名の企業を主力ターゲットとしている共通点がある一方、網屋はセキュリティの商品販売、GSXはセキュリティのサービサーとして、両社顧客へのクロスセル・アップセルが有効に働きます。このシナジーを強固にするため、網屋はGSX株式を取得し、シナジー実現を強力に推進して業績の拡大を目指します。

セキュリティ産業において、SIEM製品の利用や攻撃監視サービスなどは、一度導入すると継続的に利用されることが一般的で、長期的な取引を通じて新たなサービスを提供することによりARPU(1社あたりの取引額)の向上、リピート率の向上も業績拡大に寄与します。

GSXの顧客(セキュリティコンサルティング、被害発生時の調査復旧支援サービスなど)に、網屋のクラウド版のサブスクSIEM製品を提供することで、顧客にとっては長期的且つ安価で安定したセキュリティ運用が実現します。

■株式取得詳細

取得株式数:150百万円または40,000株(0.53%)を上限として、市場買付を致します。

詳細は適時開示資料にてご確認いただけます。

  

  • 以下2023年8月16日プレスリリース内容

サイバー攻撃・内部不正の増加によるログ管理ニーズの高まりと課題

 GSXが対応する年間300件のサイバーセキュリティ被害対応相談において、その9割は、ログ管理が十分ではなく、事故原因の特定が困難であるケースとなっており、効果的な対策を施せない事案が多くあります。また、ログ保管は出来ていてもセキュリティ人材の不足・ノウハウの不足から実効性のある運用管理が出来ていない企業も多いのが実情です。

更には、近年問題となっている内部不正の検知などの観点からもログ管理・運用の重要性は高まっており、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)も1年以上のログ保存期間を推奨しています。

ログ管理の重要性が高まる中、準大手・中堅・中小企業では、ツール導入に対するコスト高とセキュリティ人材の不足が課題となり、対策が進まないのも実態です。

そのような背景の中、サーバーアクセスログ管理市場シェア70% (*1)のログ管理ツール「ALog」を開発する網屋とサイバーセキュリティ教育カンパニーであるGSXが戦略的業務提携に基づき協業することで、準大手・中堅・中小企業向けにログ管理ツールおよびセキュリティ人材教育サービスの提供を通じ、実効性のあるセキュリティ対策を提供します。

(*1)出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所
「内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2022年度」2023年1月 発刊
URL: https://mic-r.co.jp/mr/02620/

 

■ポイント①:準大手・中堅・中小企業におけるログ管理市場の高いポテンシャル

サイバー攻撃の激化・内部不正の増加によりログ管理のニーズは高まっている一方で、高機能、大容量のツールは高価であり、機能も複雑になりがちであることから、準大手・中堅・中小企業を中心に導入を断念するお客様も少なくありません。その為、これまで大企業のログ管理ニーズへの対応を中心に進めてきた網屋では、企業規模を問わず準大手・中堅・中小企業でも容易にログ管理を実行できるようにと、SaaS型のログ管理ツール「ALog Cloud」を2023年3月にリリースしています。そして今回、GSXと戦略的業務提携を締結し、GSXを通じて、GSXの主要顧客層である準大手・中堅・中小企業へもこの「ALog Cloud」はじめ全てのALogシリーズを提供していくことで、お客様のログに関する課題解決を推進して参ります。

■ポイント②:実効性を高めるセキュリティ人材教育の必要性

ログ管理(特にSIEM*と呼ばれる高度なログ運用)を実行していくには、ノウハウと専門知識を有するセキュリティ人材の確保が必要不可欠です。そのため網屋では、2023年4月にセキュリティ人材育成を目的とした『サイバーセキュリティトレーニングアリーナ』を東京都中央区日本橋浜町に開設しています。そしてこの度のGSXとの戦略的業務提携の開始により、このアリーナにて、累計受講者数9,000人超を誇るGSXの「SecuriST🄬」「EC-Council」「ISC2」の各種コンテンツの提供を開始することとなりました。昨今問題視されている日本国内のセキュリティ人材不足の解消に、両社一丸となって貢献して参ります。

*SIEM(Security Information and Event Management)とは?

ITインフラやセキュリティ製品などから出力されるログを一元的に集約、保存し、それぞれのデータを相関的に分析・解析したうえで機器の異常やサイバー攻撃、インシデントの発生を検知する事を目的とした管理の仕組みです。

■協業スキーム:全国約400万社の準大手・中堅・中小企業にログ管理ツールおよびセキュリティ教育を提供

前述の通り、業種や企業規模を問わず、ログ管理の重要性は年々高まっており、大多数の企業にとって実効性のある運用を実現するためには「使いやすく・低コストのツール」と「セキュリティ人材」が揃うことが重要といえます。

両社は、全国の待ったなしのお客様に対し、ログ管理ツール「ALog」と「サイバーセキュリティ教育講座」をちょうどいいサービスとして、ちょうどいい価格で提供・共同販売することで、企業が最低限取り組むべきセキュリティ対策およびセキュリティ人材の確保を実現し、企業の自衛力向上を推進します。

  • グローバルセキュリティエキスパート株式会社について

中堅・中小企業のお客様を中心に「教育サービス」「コンサルティングサービス」「セキュリティソリューションサービス」「ITソリューションサービス」をお客様の課題に応じ“ちょうどいいサービス”“ちょうどいい価格”にてワンストップでご提供しています。

会社ホームページ : https://www.gsx.co.jp/

  • 株式会社網屋について

セキュリティの力で社会の成功を守る、サイバーセキュリティ企業。AIテクノロジー搭載のログ分析ソリューションを主力とした「データセキュリティ事業」と、“ICTインフラのクラウド化”をコンセプトにSaaSネットワークを提供する「ネットワークセキュリティ事業」を展開。国産メーカーならではの独自性と扱いやすさで、セキュリティ市場をリードしています。

会社ホームページ : https://www.amiya.co.jp/

記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

 

 

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