AirTrunk Operating Pty Ltd/ハイパースケールデータセンターのAirTrunk、渋谷に東京本社を開設

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AirTrunk 東京本社

日本最大のデータセンターとなるAirTrunk TOK1を印西市に今年開設へ

ハイパースケールデータセンターの設計、建設、運営を専門とするAirTrunk(本社所在地:オーストラリア ノースシドニー、最高経営責任者:ロビン・クーダ)は、本日、渋谷区に東京本社を正式に開設したことを発表しました。この発表は、印西市に開発中のAirTrunkによる日本初のハイパースケールデータセンターであるAirTrunk TOK1、の開設に先立ち行われました。このハイパースケールデータセンターは、メガワット(MW)において国内最大規模となります。
AirTrunkの創業者兼CEOであるロビン・クーダは、東京本社の開設は、急速なデジタル化の需要を背景としたデータセンタープラットフォームの拡張を含む成長戦略の一環であり、日本、並びにアジア太平洋地域におけるAirTrunkの事業拡大において重要な進展であると述べています。

また、クーダCEOは次のようにも述べています。

「急成長が続く日本事業を将来にわたってサポートするべく、東京本社を正式に開設いたしました。本日はAirTrunkの歴史のなかで大きな節目となります。新拠点の開設はAirTrunkによる日本市場に対するコミットメントを象徴しており、今後、戦略的に重要な日本市場におけるデータセンタープラットフォームの構築と投資を引き続き拡大し、一層の成長を目指して参ります」

「今後5年間で、日本におけるクラウド導入は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響によって加速し、オンプレミスや従来型のデータセンターからクラウドへの企業の移行が急速に進むことで、12%の年平均成長率*が見込まれています。数百メガワット*の企業データをクラウドに移行する必要があり、AirTrunk TOK1のようなハイパースケールデータセンターを含む重要なデジタルインフラが移行を可能にします」

AirTrunkの技術系の顧客の近くに位置し、最先端の機能を備えた東京本社は、コーポレート、デザイン、エンジニアリング、プロジェクトマネジメント、建設、環境・安全衛生(EHS)、運営など、幅広い分野で働くAirTrunkのチームにとって、コラボレーションとイノベーションの中心地となります。

AirTrunk 東京本社AirTrunk 東京本社

 

日本での急成長を主導する役割を担う、AirTrunkの日本代表である松下典弘は、次のように述べています。

「1年前、私たちは、日本最大のデータセンターであるTOK1を印西市に建設する計画を発表しました。この間、当社はハイパースケールデータセンターの専門家からなる現地チームを結成し、今年末のデータセンター開設に向けて大きく前進して参りました。この日本チームは、オーストラリアおよびシンガポールのチームと広く密接に協力し、拡張性、高速性、柔軟性、信頼性の高いデータセンターソリューションをお客様にお届けします」

東京本社は、アジア太平洋地域6か所にあるAirTrunkのオフィスと同様に設計されていますが、日本的な要素も取り入れています。

「東京本社は、AirTrunkのダイナミックな企業文化に基づいて設計されています。オフィスには、オープンキッチン、カフェ、ラウンジ、ビリヤード台などの休憩スペースを備えた共同作業スペースが用意されているだけでなく、廃棄物や水・エネルギーの使用量を最小限に抑えるなど、サステナビリティにも力を入れています」と松下代表は述べています。

今月初め、神主によるお清めが行われ、AirTrunkのチームが入居できる状態になりました。オフィスは正式に開設されましたが、新型コロナウイルスに関する政府のアドバイスに従い、チームの大部分は引き続きリモートで仕事を続け、安全が確認されてからオフィスに移行する予定です。

AirTrunk 東京本社お清め儀式AirTrunk 東京本社お清め儀式

現在、大規模なクラウドサービスプロバイダーやテクノロジー企業、大企業のクライアント向けに設計された、日本初のハイパースケールデータセンターの開発が順調に進んでいます。2021年後半にオープン予定のTOK1は、完成時には日本最大かつ最も効率的なデータセンターとなる見込みで、300+MWを超えるIT負荷と業界最低水準のPUE 1.15という優れた電気使用効率を実現し、素晴らしいエネルギー効率を誇ります。

AirTrunkは、グローバル展開するテクノロジー企業からの強い要望に応え、オーストラリア、香港、シンガポールでハイパースケールデータセンターを開拓し、2017年から急速に成功を収めています。AirTrunkは現在、シドニー西部(130+メガワット)、シドニー北部(110+メガワット)、メルボルン(130+メガワット)、シンガポール(60+メガワット)、香港(20+メガワット)にハイパースケールデータセンターを開設しており、TOK1は、成長し続けるAirTrunkのハイパースケールデータセンタープラットフォームに新たに加わる6番目のプラットフォームとなります。オフィスやセレモニーのフォトギャラリーは、www.airtrunk.com/ja/airtrunk-が日本本社を設立-フォトギャラリー   でご覧いただけます。

AirTrunkの詳細については、 https://www.airtrunk.com/ja/ をご覧ください。

AirTrunkについて 
AirTrunkは、業界最高クラスのハイパースケールデータセンター専門企業です。アジア太平洋地域全体で、クラウド向け、コンテンツ向け、大企業向けのプラットフォームを構築しています。業界最高レベルの信頼性、技術、イノベーション、エネルギー効率で、データセンターキャンパスを開発、運用しています。AirTrunkは、独自の能力、設計、施工方法を駆使し、拡張性と持続性のあるデータセンターソリューションを、建設、運用にかかるコストを抑えて顧客に提供しています。

AirTrunkは、アジア太平洋地域でデータセンター開発事業を行う、十分な資本を備えた非公開会社です。2020年には、Macquarie Asia Infrastructure Fund 2(MAIF2)を筆頭に、公的セクター年金投資委員会(PSPインベストメンツ)を含むコンソーシアムが、AirTrunkの創業者兼CEOのロビン・クーダと共に出資し、事業の主要な株式を取得しました。MAIF2は、世界有数のオルタナティブ・アセット・マネジメントであるMacquarie Infrastructure and Real Assetsが運営しており、オーストラリア証券取引所に上場しているMacquarie Group Limited(ASX:MQG)の一員でもあります。

AirTrunkの詳細については、 https://www.airtrunk.com/ja/ をご覧ください。

*出典: 富士キメラ総研、及びAirTrunkによる独自の市場調査レポート(2021年5月)

 

 

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