ACCESS/ポーランド第2位の光ファイバーネットワーク事業者EXATELが、IP Infusionの「OcNOS®」を採用

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- SDNベースの光ネットワークプラットフォームの構築により、法人顧客のニーズにカスタマイズしたサービスと機能を実現 -

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、ポーランドを拠点とする大手通信事業者のEXATELが、法人顧客に最先端のサービスを提供するため、独自にカスタマイズしたSDN(Software Defined Networking)プラットフォームの構築に向けて、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(NOS)「OcNOS®」を採用したことを発表いたします。「OcNOS」は、Edgecore NetworksおよびUfiSpace製の複数のハードウェア上で動作します。

EXATELは、ポーランド第2位の光ファイバープロバイダーであり、ポーランド全土に加えて、ドイツのフランクフルトおよびチェコのプラハでもサービスを提供しています。公共団体、大企業、通信サービスプロバイダーを最重要顧客として位置づけている同社にとって、通信インフラの整備・保護への投資は最優先事項の一つとなっています。EXATELは、長期戦略である通信およびサイバーセキュリティ分野において持続可能な競合優位性を確保するため、SDN分野の取り組みに着手することを決定しました。「OcNOS」は各顧客ニーズに合わせてカスタマイズしたサービスを提供する上で必要な柔軟性を備えていることから、同社オープンネットワークプラットフォーム構築における柱の一つとして選定しました。

EXATELは、自社ファイバーインフラ上のCEE(Converged Enhanced Ethernet)にDWDM(高密度波長分割多重)およびOTN(光伝送ネットワーク)ネットワークを実装しています。これらネットワークには、「OcNOS」とEXATEL製を含む他社ソリューションによるSDNインフラ上に構築されたL2/L3スイッチングおよびルーティングを使用しています。「OcNOS」を使用したリンクは、すべて100Gおよび400Gの容量を備えています。SDNインフラにおけるソフトウェアスイッチングは、モジュール式で拡張性があり、将来の成長への対応を容易にし、優れた費用対効果をもたらし、障害リスクを低減することから、従来のベンダーソリューションに代わる、より効率的な選択肢となりつつあります。また、OpenZR+光通信規格をサポートしていることから、さまざまなネットワーク機器間の相互運用性が確保され、ベンダーの多様性が促進されるとともに、ベンダーロックインを回避できます。これにより、既存のファイバーインフラのより効率的な利用が実現し、コストのかかるインフラのアップグレードの必要性が低減します。

EXATEL 最高技術責任者(CTO)Rafał Magryś氏は、

「EXATELのSDNインフラは、『OcNOS』を搭載したサービスルーターであり、当社のプログラマブルなネットワークにブロック状に導入されています。『OcNOS』の多彩なユースケースは大きな成功を収めており、市場実証済みの拡張能力や、すべてのサービスを『OcNOS』を使用してエッジで実現するといった優れた顧客サービスを提供してくれることから、IP Infusionを選定しました。『OcNOS』のモジュール構成により、サービスは向上し、サービスの市場投入までの時間が短縮され、お客様のセキュリティは強化されます」と述べています。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、

「EXATELのネットワークをカスタマイズする能力は、IP Infusionにとって非常に重要な強みです。市場ニーズの高まりに伴い、ネットワークに関する当社の専門知識はさらに重要性を増していくでしょう。市場をリードする価格設定と高いパフォーマンスを実現する価値提案を通じて、当社は光ファイバー市場におけるオープンネットワーク製品の唯一無二のベンダーとなっています」と述べています。

■EXATELについて

EXATEL S.A.は、ポーランド最大級の通信ネットワーク事業者です。100%国有企業である同社は、TelbankとTel-Energoの合併に伴い、2004年に設立されました。主に、通信、サイバーセキュリティ、衛星通信を専門としています。全長2万キロメートルを超える自社の光ファイバーネットワークを管理するほか、通信およびサイバーセキュリティの幅広いサービスを提供しています。また、真の情報管理を保証するソリューションを創出しています。

 

EXATELは、ポーランド国内に2万2,700キロメートルに及ぶ広範な光ファイバーネットワークを有し、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、キーウ、ストックホルム、プラハ、ミラノ、ウィーン、マルセイユ、パリの主要通信ハブへの直接接続を提供しており、これにより、ポーランド国内外の多くの通信事業者との相互接続ポイントでダイレクトに接続しています。同社は、銀行業界、エネルギー業界、証券取引所、法人、欧州全土に支店を持つ企業にサービスを提供しており、パートナーの全面的なセキュリティの確保に最も重点を置いています。また、政府機関の通信向けのOST(全国ICTネットワーク)の設計・構築を手掛けています。

EXATELは、数年前から製品ポートフォリオの開発を進めてきました。これまで、欧州初となる5G技術の公開試験、ポーランド南東部の都市プシェミシルでのスマートシティソリューションの提供、独自のサイバー脅威インテリジェンスとポーランドのアンチDDoSであるTAMAの提供を行ってきました。社内に設けている研究開発部門には、ネットワークアーキテクトとして認定されたソフトウェア開発者、アーキテクト、アナリストが所属しています。同社は、ポーランド国立研究開発センターの支援により、通信事業者クラスのアンチDDoSであるTAMAおよびTAMAPRO7を開発・導入しました。また、SDNの革新的な概念であるSDNboxおよびSDNcoreをベースとした技術の創出・開発も行っています。SDN技術の開発により、ポーランドで5G技術の全面的な導入が可能になります。EXATELは、自社の能力開発への投資を続けています。

https://exatel.pl/en/

■IP Infusionについて

IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの顧客は数百社を超え、導入実績は数千件に及び、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)において市場をリードしています。IP Infusionの「OcNOS®」により、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。また、ネットワークOEMは、ネットワークデバイスを分離して、市場投入までの時間を短縮し、包括的なサービスを提供し、キャリアグレードの堅牢性を実現することが可能となります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。

https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて

ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび数百社を超える企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。

https://www.access-company.com/

※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。

※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。

※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

 

 

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