同技術は2021年9月に日本、2022年4月に米国において特許を取得しており、それに続く中国での特許取得となります。今後も高速大容量化が進むネットワークにおいて速やかな障害解析と高品質ネットワークの実現に貢献してまいります。
【 特許概要 】
中国特許番号:ZL 202080099956.5 発明の名称:「抓包装置以及方法」
(日本での特許:特許第6944617号 発明の名称:「パケットキャプチャ装置及び方法」)
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背景
中国では5Gの商用サービスへの活用が進み、2025年には10億端末が5Gに接続されると予想されています。※1今後ネットワークの高速大容量化、複雑化がさらに進むことで、ネットワークの障害対応に必要とされる専用のパケットキャプチャ装置の需要も高まると予想されます。
東陽テクニカは、国内で、2018年9月に書き込み高速化の仕組み(高速データ書き込み技術)に関する技術で特許を取得し、2021年9月には“パケットキャプチャ装置及び方法”で特許を取得しました。これはキャプチャしたデータをデータ記憶装置に書き込むプロセスをソフトウェアでコントロールする技術で、世界で初めて高速200Gbps(ギガビットパーセカンド)のデータをとりこぼしなくキャプチャすることを可能にし、2022年4月には米国でも特許が成立しています。今回の中国での特許取得により、中国における5Gビジネスの拡大に合わせ「SYNESIS」の販売をさらに強化してまいります。
今後も東陽テクニカは、企業理念の一つである「“はかる”技術で未来を創る」のもと、技術革新と産業発展に貢献しあらゆる社会課題の解決、持続可能な社会を実現するため、ネットワーク解析・監視システムの開発・提供を進めてまいります。
※1 移動通信関連の業界団体GSMA(GSM Association)による中国の移動通信市場動向調査リポート「The Mobile Economy China 2023」(2023年3月発行)https://www.gsma.com/mobileeconomy/china/
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「SYNESIS」 の主な特長
ネットワークを流れるトラフィックをキャプチャし、その統計やパケットの翻訳を表示するLANアナライザで、高トラフィックの通信障害解析を目的とした大容量パケットキャプチャ/解析システムです。
主要なイーサネット規格1G~100GbEに対応、高速大容量であってもとりこぼしなくキャプチャできること、顧客ごとの運用状況や要望に合致したカスタマイズ提案ができること、サポート体制が充実していることなどから、国内外の通信会社をはじめ、金融や官公庁を中心に多くのお客様に採用されています。
✔ ロスしないパケットキャプチャ力
高速な200Gbps(ギガビットパーセカンド)のスピードで流れるデータもとりこぼしなく100%確保
✔ 高速なパケット抽出力
ディスク書き込み時にインデックス情報を同時に保存することで、検索する時間を大幅に短縮
-蓄積したパケット情報から必要なデータを高速で抽出・解析可能
✔ 用途に応じた豊富なラインアップ
主要なイーサネット規格1G~100GbE全てに対応し、ポータブル型、ラックマウント型を合わせて全17種類をラインアップ
「SYNESIS」ポータルサイト:https://www.synesis.tech/
「SYNESIS」紹介動画:
https://youtube.com/playlist?list=PLtlpgE1R8kR2aIHL8emqlITXZX-wnhvh-
<関連資料>
◆大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」に搭載の高速データ書き込み技術で特許を取得
https://www.synesis.tech/technical_info/211117/
◆「SYNESIS」に搭載の高速データ書き込み技術、日本での取得に続き米国特許を取得
https://www.synesis.tech/technical_info/220412/
<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/