「docomo Open House’22」で公開
本基盤は、NTTドコモが「人間拡張」として目指している「身体のユビキタス化」、「スキルの共有」、「感情の伝達」、「五感の共有」、「テレパシー・テレキネシス」の実現に向けて、他者間の動作の共有を可能にするものです。
今回の技術協力において、FCNTは人間拡張基盤におけるシステム設計を行うとともに、本基盤に簡易に接続できる開発キット(SDK)(注2)の開発や、本基盤で取得するセンシングデバイスの動作データのプロトコルと、人やロボットを動かすためのアクチュエーションデバイスへの通信および制御アプリの開発を担当しました。
本基盤によるデモは、NTTドコモが1月17日(月)~19日(水)にオンライン上で開催する「docomo Open House’22」でご覧いただけます。
FCNTは、スマートフォンや携帯電話開発で培ってきた先進技術を生かし、現在5G IoTソリューションやヘルスケア領域への取り組みを行っています。これらの知見を融合させ、きたる6G時代に向け、様々な企業と連携しながら人間拡張の新領域へ取り組んでまいります。
そして、一人ひとりが安心して生き生きと暮らせる未来のために、人々の常識を超える発想と先進テクノロジーで、人・物・コトをもっと快適につなぎ、新たな価値を創造してまいります。
- 概要
■人間拡張について
6Gの特徴的な技術の一つである超低遅延化の実現により、神経の反応速度をネットワークが超えるため、脳や身体の情報をネットワークに接続することにより、ネットワークで人間の感覚を拡張することが可能になると考えられています。
■本基盤の特徴
本基盤は、センシングデバイスで取得した動作データを、アクチュエーションデバイスを通して人やロボットにリアルタイムに伝える際に、本基盤に接続する人やロボット同士の身体データを比較し、身体データの差分を考慮して人やロボットを動かすことを可能にするため、異なる骨格の人やロボット同士においても動作の共有を実現します。
また、デバイスをネットワーク経由にて接続し、遠隔で人間の身体を拡張させることも可能となるほか、センシングデバイスで取得した動作データを蓄積し、蓄積されたデータに基づいて動作を再現することが可能となります。
- 技術協力内容
FCNTは、これまで長年の携帯電話、スマートフォンのシステム開発で得たデバイス制御やネットワーク技術の知見を活かし、人間拡張基盤におけるシステム設計を担当しました。さらに、さまざまなデバイスの相互接続を可能とする、デバイス開発者向けの開発キット(SDK)の開発を担当しました。
また、センサーやアクチュエーション技術を持つデバイスベンダーと協力し、デバイス毎の多様な人間拡張データを本基盤で扱えるようプロトコル化し、センシングおよびアクチュエーションを実現するアプリ開発を担当しました。
- 本開発でFCNTが目指すもの
FCNTは本基盤の社会実装の実現に向けて技術協力を行うことで、NTTドコモをはじめとしてさまざまなパートナーと連携し、本基盤を活用したサービス・商品の商用化を通じて高齢化や人手不足、技術の継承、カーボンニュートラルへの取り組みといった社会課題の解決を目指します。
- 出展サイト
・イベント名称:「docomo Open House’22」~あなたと未来を協創するイベント~
・カテゴリ:IOWN・5G Evolution&6G
・タイトル:6G時代に向けた人間拡張基盤
・会期:2022年1月17日(月)~19日(水)10:00~17:00
(アーカイブ展示:2022年1月20日(木)~2022年3月25日(金)予定)
・イベントURL:https://openhouse.docomo.ne.jp/(事前登録が必要)
- 関連Webサイト
・ドコモ 6G ホワイトペーパー
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/whitepaper_6g/
・「docomo Open House’22」イベントサイト
https://openhouse.docomo.ne.jp/pre
- 商標について
・記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
- 注釈
(注1) 2022年1月17日現在、NTTドコモ調べ
(注2) Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)
※FCNT株式会社は2021年4月1日に富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社から社名を変更しました。 FCNT株式会社ホームページ https://www.fcnt.com/