※ 本参考資料は2022年3月28日(現地時間)に中国深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
ファーウェイ最高財務責任者の孟晩舟はまた、同イベントで「2021年には売上が下がったものの、弊社の収益力およびキャッシュフロー力は強まっており、ますます不確実性への対応力がついています」と述べました。主要事業での高まりを見せる収益力により、同社の事業活動からのキャッシュフローは2021年に劇的に増加し、597億元となりました。負債比率は57.8%へと縮小し、全体の財務構造はより弾力がありかつ柔軟なものとなりました。
2021年、ファーウェイの通信事業は2,815億元の収益を上げ、最先端5Gネットワークの展開において世界中の通信事業者を支えました。第三者機関による試験では、スイス、ドイツ、フィンランド、オランダ、韓国、サウジアラビアなど13カ国で、ファーウェイが顧客のために構築した5Gネットワークが最も優れたユーザーエクスペリエンスを提供しているとの結果となりました。通信事業者および提携企業との取り組みにおいて、ファーウェイは3,000件以上の産業向け5G展開事業契約を締結しました。こうした5G展開では現在、製造業、鉱業、鉄鋼プラント、港湾施設、病院などで大規模に商用活用されています。
デジタルトランスフォーメーションのトレンド継続により、ファーウェイの法人事業も急速に成長しており、2021年を通しての収益は1,024億元となりました。昨年、ファーウェイは政府、運輸、金融、エネルギー、製造業などの分野で11のシナリオベースのソリューションを立ち上げました。同社は、炭鉱部門、スマートロード部門、税関および港湾部門など多数の専門部署を設立し、より効率的に顧客のニーズに応えられるようリソースをまとめ上げています。700を超す都市、およびフォーチュン・グローバル500のうち267社がそのデジタルトランスフォーメーションのパートナーとしてファーウェイを選び、ファーウェイは今では世界6,000以上のサービスおよびオペレーションパートナーと協働しています。
ファーウェイのコンシューマー事業は、消費者が望みそして必要とするものに照準を合わせ、同社のシームレスAIライフ戦略の一環として、スマートであらゆるものが繋がりあった時代にふさわしい世界中の消費者のためのグローバルエコシステム構築を進めています。同事業では2021年に2,434億元の収益があり、スマートウェアラブル、スマートスクリーン、完全ワイヤレスステレオ(TWS)イヤーバッズ、ファーウェイモバイルサービス(HMS)において堅調な売上の伸びを見せ続けています。特に、スマートウェアラブルおよびスマートスクリーン部門はどちらも、前年比30%の成長を見せました。2021年、合計2億2,000万台のファーウェイ端末にHarmonyOSが搭載され、世界最速の成長を見せるモバイル端末オペレーティングシステムとなりました。
昨年を通し、ファーウェイはオープンコラボレーションおよび成長の共有原則に基づいたopenEuler、MindSpore、HarmonyOSエコシステムの構築にも注力しました。現在、800万を超す開発者がファーウェイのオープンプラットフォーム、オープンソースソフトウェア、開発ツールを活用し、新たなビジネスシナリオおよびビジネスモデルを模索しています。
郭は、「今後、ファーウェイはデジタライゼーション、インテリジェントトランスフォーメーション、低炭素への取り組みをさらに進めていきます。人材、科学的研究、革新的精神を礎に、弊社は基礎理論、アーキテクチャ、ソフトウェアのパラダイムの再構築に継続して投資を行い、長期的な競争力を築き上げていきます」と強調しています。
2021年アニュアルレポートに記載のすべての財務情報は、世界的な会計事務所ビッグ4であるKPMGにより、独立した監査を受けています。2021年アニュアルレポートは、https://www.huawei.com/en/annual-report/2021(英語)よりダウンロードしていただけます。
備考:2021年の最終為替レートは、1米ドル=6.3753元としています。