- 文理学院が子ども食堂に寄付する3つの理由
① 文理学院が、子どもに接する仕事をしていること
② 文理学院各校舎が、各地域にお世話になっていること
③ 文理学院が、SDGsを推進していること
寄付活動のきっかけは2020年の新型コロナ感染拡大でした。「企業の売り上げが激減、家計急変」というニュースが出始めた頃、「我々に何ができるか?」と考え、出した答えの一つが子ども食堂のへの寄付です。
文理学院では、「新型コロナウイルスの影響で活動が大変な時に少しでも役に立てればうれしい。そして、子ども達にはSDGsの問題を考えながら成長してほしい。」と考えました。
- 寄付金は、生徒・保護者・社員と売り上げの一部から
生徒・保護者、文理学院社員からの寄付金、夏期講習の売り上げの一部から(夏期講習生1名につき100円ずつ)寄付します。
2020年のことです。「給付金10万円を頂いたのですが、もともと子ども食堂への支援に興味があったので、その10万円をそのまま寄付してもいいですか。」と言って給付金全額を寄付した若い社員(文理学院)がいました。驚くとともに大変感動しました。
- 寄付金は、5つの子ども食堂へ
2021年、皆様からお預かりした1,947,557円は5つの子ども食堂へ寄付いたしました。
(甲府市) NPO法人やまなし地域こども食堂グループ にじいろのわ
(都留市) 耕雲院つる食堂
(静岡市) NPO法人静岡市子ども食堂ネットワーク
(富士市) NPO法人ゆめ・まち・ねっと
(御殿場市)はらぺこ食堂
数多くある子ども食堂の中から5団体を選ぶことはたいへん難しい選択でした。選ぶ際の基準の一つは、「活動を継続している団体であること」です。上記の5団体は、コロナウイルス感染拡大で資金が不足しても、活動内容が制限されても、お弁当や食材を提供したり、日用品を提供したりという活動を続けていました。その姿に我々は心を動かされ、支援を決めました。(他にも活動を継続して頑張っている団体はたくさんありましたので選考には大変苦労しました。)
文理学院が寄付活動を開始した2020年、新型コロナ感染拡大の影響で困窮する家庭が増え、子ども食堂の利用者は増加したそうです。このタイミングで寄付金をお渡しできて本当に良かったと思っています。
- 寄付活動を通じて感じた4つのこと
① 実際を知る機会を得ることで視野が広がった
② 活動の意義を再確認できた
③ 普通なら繋がらない「ご縁」を繋いでいくきっかけとなった
④ 社員と塾生、保護者の意識を変えるきっかけとなった
2022年2月3日(火)、文理学院石和校にてNPO法人やまなし地域こども食堂グループ・にじいろのわ理事長土屋茂氏の講演(会の様子はzoomで文理学院全校舎に配信)が行われました。社員は土屋氏の話に感動し、SDGs諸活動の意義を再確認しました。また、講演してくださった土屋氏との出会いは、2022年から始まった「山梨県子ども学習・生活支援事業」に参加するきっかけにもなりました。
- 2022年に集まった寄付金は
集まった寄付金は、団体の規模に応じて5つに分けます。その後、生徒・保護者・文理学院を代表し小倉社長が5団体に直接寄付していきます。今年の訪問は、8~9月頃を予定しています。
- 文理学院とは
文理学院は1981年に山梨県で創業し、小学生から高校生までの学習指導を行っている総合進学塾です。現在は山梨、静岡両県にまたがり35校舎を展開しています。(令和4 年3月現在)。
https://www.bunrigakuin.com/index.php