地域におけるLX人材育成の現状と展望を、企業と学校の両視点で語る
※LXとは:「ある地域、またはある業界が、課題解決・目的実現に向けた事業変革の手段として、ノウハウや人材、環境などをローカル(地域、業界)で共有しながらデジタル化に取り組むべきである」とする概念
■産学連携LX人材育成部会第3回例会 開催の経緯
日本RPA協会では、LX実現のためには各地域、業界でデジタルを活用するスキルを持った人材=LX人材の育成が必須であるとして、まだ社会に出ていない学生たちにデジタルに触れてもらい、その学びを社会に出てから実践してもらいたいという考えのもと、2022年6月に「LX人材育成部会」を立ち上げました。「LX人材育成部会」では、学生たちのデジタル教育に目を向け、地域に人材を輩出することを目指している地域の学校様と一緒にLX人材育成に取り組み、その活動を産学連携で効果的に進めることを目指し、発足以来様々な取り組みを行っています。
本イベントは、その「LX人材育成部会」の活動の一環として、全国の専門学校の教職員を対象に定期的に開催し、学校へ通う学生にどのようなデジタル教育を提供すればLXの実現に貢献できるのかを、デジタル活用の普及をされている企業や導入されている企業、教育を実施されている学校などの事例を紹介することで、考えていただくセミナーです。
■開催後コメントならびにイベント当日 概要
第3回を迎える今回の例会では、“企業におけるDX推進状況の共有、専門学校におけるデジタル教育の必要性”を感じていただくことを目的として、ChatGPTなどで話題のAIが企業でどのように活用されているのか、またRPAがどのような過程を踏んで企業に導入され、それにはどういった課題があるのか、企業ではどんな人材が必要とされているかなどを事例とともに紹介しました。また一方で、RPA活用の実践的な学びを実施された専門学校から、学生の反応や今後の課題や展望を報告いただきました。
≪日本RPA協会代表理事 大角暢之 開催後コメント≫
第1回、第2回に引き続き全国各地の専門学校様にご参加いただき、デジタル活用教育に非常に興味関心を持っていただいていることを実感いたしました。我々は、デジタル活用を前提としたビジネスの実践教育を通じて地域課題に向き合い、活躍する人材の輩出することをミッションとしております。すでにデジタルビジネスを実践できる人材が各地域や業界で活躍し、共創という形で変革を起こしている事例もたくさんあります。LX人材の育成を通じて、地域、業界、ひいては日本を活性化することに引き続き尽力して参ります。
≪開催概要≫
イベント名 :産学連携LX人材育成部会第3回例会
開催日 :2023年6月12日
登壇者・講演内容:①一般社団法人日本RPA協会代表理事 大角 暢之
「部会の人材育成ビジョンにと企業におけるデジタル推進状況」
②AI inside 株式会社 DXビジネスプロデューサー 遠藤 国枝 様
「企業におけるAI活用最前線」
③株式会社マエダハウジング 経営本部 総務経理室 横畠 祥 様
「若手人材のRPA事例」
④学校法人河原学園 河原電子ビジネス専門学校 情報ビジネス科 渡部 憲和 様
「RPAの事例紹介と業務ヒアリングのグループワーク授業について」
【日本RPA協会 概要】
■名称 :一般社団法人日本RPA協会(Robotic Process Automation Association Japan)
■所在地 :〒105-6308 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
■設立 :平成28年8月1日
■代表理事:RPAテクノロジーズ株式会社 代表取締役執行役員社長 大角 暢之
■関連団体:秋田RPA協会、メディカルRPA協会
■団体HP :https://rpa-japan.com/
■事業内容:
RPAに関わる情報収集・調査研究
RPAに関わる情報発信・政策提言
RPAに関する企画の作成及び標準化の推進・ガイドラインの構築
RPAに関する先進的なサービスの実証実験
RPAに関する人材育成
RPAに関する展示会、講習会等の開催
RPAに関する関係省庁(経済産業省、総務省等)や関係団体との連携及び意見交換
RPAに関する国内外の関連諸団体等視察
RPAを活用したビジネス機会創出のための各種活動
その他本法人の目的を達成するために必要な活動