Opensignal/Opensignal、諸外国と比較した日本の5Gエクスペリエンス

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日本の5Gは、グローバルリーダーに追いつき始めている

Opensignal(本社:ロンドン)は、5Gモバイル・エクスペリエンスを分析し、日本と諸外国との状況をまとめました。日本の5Gは初期段階ながらも、2021年から加速し始め、グローバルリーダーに迫る高水準であることが確認されました。また、積極的な投資やサービスエリアの拡大を図ることにより、グローバルリーダーになる可能性が高いことが分かりました。

5G導入の初期段階の日本
5Gをリードする国の多くは、日本(2020年4月) よりも早い時期に5Gを導入したため、5Gネットワークの成熟度も高くなっています。韓国と米国の5G開始 (2019年4月) は、日本のオペレーター3社より1年、楽天より18ヶ月早いものでした。また、欧州では、日本よりも早く5Gを立ち上げた国もありました。英国、ドイツ、スイスは、すべて2019年に開始しました。

モバイル通信価格競争が招く5G推進の壁
日本のオペレーターは、5Gエクスペリエンスの向上によって、将来的には日本の4Gエクスペリエンスの国際ランキングに匹敵すると予想されます。そのためには、5Gへの投資が必要不可欠です。しかし、日本のモバイル通信価格を下げる圧力は、日本が5G導入国から5Gのグローバルリーダーになるために必要な投資を遅らせてしまう危険性をもたらしています。

しかし、2021年開始以来、日本のモバイルオペレーターは5Gの導入を加速してきました。SoftBank は、2022年3月末までに5G基地局を5万基以上整備し、人口の90%のカバーを目指しています。同様にau by  KDDI は、2021年3月時点の基地局を1万基から1年後に5万台への拡大を目指しています。 NTT DoCoMo も同じく2021年中に5Gネットワークを拡大し、6月までに1万基地局、2022年3月末までに20,000基到達で新しい高速5Gスペクトラムの人口カバー率55%を目指しています。

2021年初頭から加速し始めた日本の5G
Opensignalのデータでは、各社の5G導入計画の影響を把握しています。5Gサービス対応エリアの広がりが
2021年初頭から加速し始めているためです。5Gの到達率は、ロケーションのシェアを10ポイント刻みで表し、2021年初頭の0.6から比較するとその5ヶ月後の5月に1.6と、わずか5ヶ月で倍以上に上昇しています。5月1日の90日前の2月1日からはちょうど2倍です。日本のユーザーが5G接続をアクティブにしていた時間の割合も、同期間で1.2%から2.7%に上昇しました。

日本では5Gの開始が遅れ、 これまでの5Gエクスペリエンスは限定的でしたが、諸外国に比べるとそれほど遅れてはいません。5Gビデオ・エクスペリエンスでは、日本と5G主要30か国平均との差はわずか2.6%、5Gゲーム・エクスペリエンスでは8%、5G音声アプリ・エクスペリエンスでは、ほぼ同等で差はわずか0.9%です。

5Gモバイル・エクスペリエンス向上に投資は不可欠
現在、日本のオペレーターが行っている5Gへの投資は、日本のモバイル・エクスペリエンス向上に不可欠です。Opensignalのデータによると、日本のオペレーターはすでに5Gサービスエリアの拡大に取り組んでいます。 

 

 

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