ベッコフオートメーション/ベッコフオートメーション、「XPlanarアイデアソン2023」 開催を発表!

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ベッコフドイツ本社の生産現場で稼働するXPlanar。 計100枚のXPlanarのタイル上を浮遊する  33台のマグネットプレートが生産工程を終えた様々なIOターミナルをそれぞれ個別の検査装置  に運び、自動検査を行っている。

次世代ロボットエンジニア支援機構(Scramble)と協働で初のアイデアソン、 9月12日にオンライン説明会を開催

ドイツの大手制御機器メーカーであるベッコフオートメーション株式会社(神奈川県横浜市 代表取締役社長 川野俊充)は、8月22日に新設した「ベッコフ 共創ラボ」開設記念として、日本のものづくりを担う次世代エンジニア育成を目指す一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構(京都府相楽郡 以後Scramble)の協力を得て、同社が製造・販売する磁気浮遊式搬送装置 「XPlanar」(エックスプラナー)を活用した初のアイデアソンを実施します。

ベッコフドイツ本社の生産現場で稼働するXPlanar。 計100枚のXPlanarのタイル上を浮遊する  33台のマグネットプレートが生産工程を終えた様々なIOターミナルをそれぞれ個別の検査装置  に運び、自動検査を行っている。ベッコフドイツ本社の生産現場で稼働するXPlanar。 計100枚のXPlanarのタイル上を浮遊する  33台のマグネットプレートが生産工程を終えた様々なIOターミナルをそれぞれ個別の検査装置  に運び、自動検査を行っている。

XPlanarは、平面タイル上に発生させた電磁場を変化させることでマグネットプレートを浮遊させて対象物を搬送するシステムです。完全非接触で製品搬送が実現できるため、摩耗や劣化がなくメンテナンスフリーで使え、6自由度の位置・姿勢制御により、システムに必要な追加のメカ制作を最小限に抑えられます。ソフトウェアで全ての動作をカスタマイズできるため、段取りがえを不要とすることも可能です。高速・高精度制御により産業用ロボットなどの周辺設備との同期動作も容易なので、タクトタイム低減にも貢献します。 

 
本アイデアソンでは、個人や法人、学生や学校など、磁気浮遊式搬送技術に関心を持つ技術者に対し、「新技術を学び考察する機会」を提供することで、参加者の多様な洞察を引き出し、当社の「XPlanar」の活用に関するアイデアとして広く共有することによりイノベーションを促進することを目的とします。 
本イベントで考案されたアイデア及び創作した知的財産権は、応募者自身に帰属する立場を尊重しますが、同意が得られた場合は人類の共有財産(パブリックドメイン)として、他の参加者を含めた第三者が、無償で自由に利用することを奨励します。 
 

本アイデアソンの実施について協働する両者は以下のようにコメントしています。

ベッコフオートメーション代表取締役社長 川野 俊充(左)、Scramble 代表理事 川節 拓実(右)ベッコフオートメーション代表取締役社長 川野 俊充(左)、Scramble 代表理事 川節 拓実(右)

一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構(Scramble)代表理事 川節 拓実 

技術が日進月歩で進歩する今、国内外にインパクトあるイノベーションを起こすためにはオープンマインドで分野や業種、経験や年齢の壁なく、共に学び、共に競い合う中で技術を共創し続けることが重要です。このような価値観を持つ“挑戦的共創人材“の育成を試みる本機構のパートナーでもある、ベッコフオートメーション様の “XPlanar” アイデアソン開催の一助を担えますことを大変光栄に存じます。XPlanarは革新的な搬送システムであり、開発者の想像を超えた多岐に渡る応用例があることと存じます。本アイデアソン開催によってワクワクする、そして未来を感じるようなアイデアが皆様の共創から生まれることを楽しみにしております。 

ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長 川野 俊充 
「新しい技術には関心が高いが、用途を検討する機会に恵まれない」。こうした声を顧客などから聞くことが増

え、構造的に深刻な課題であると認識するようになりました。これの打開策の参考になったのが、Scramble様の「FA設備技術勉強会」および「ロボコン学生チーム支援制度」に参加した経験です。技術に貪欲で驚くような応用を編み出す技術者やその卵がたくさんいる事、そしてそうした人材を応援したいと思う人たちも多いことを知り、

「新技術の用途を検討する機会を自ら設ければ良いのでは」と思い立ったことが本アイデアソンの発端です。

Scramble様には企画立案のアドバイスを受け、審査にもご協力いただける事を心より感謝します。本アイデアソン開催により、磁気浮遊式搬送装置の創造的な活用方法が生まれ、参加者がコミュニティとして集えるような場が形成されることを切に願っています。 

説明会を以下の通り開催いたします。 

日時:9月12日(火)16:00-17:00 

方式:Teamsによるオンライン説明会 

内容:企画の説明。XPlanar、審査基準などの説明、Q&A 

募集要項詳細:以下のQRコードから「XPlanarアイデアソン2023」のページにアクセスしてご確認ください。

▶︎今後のスケジュール 

8月23日   アイデアソン 企画発表(オンライン説明会 申し込み開始)

9月12日   オンライン説明会 開催 

11月30日  応募締め切り 

12月末   一次審査結果 通知 

2024年1月 最終審査会・授賞式

XPlanarXPlanar

▶︎XPlanar について 
https://www.youtube.com/watch?v=On_QL8znZHg  
https://www.beckhoff.com/ja-jp/company/news/multimedia-xplanar-360-mover-rotation-for-the-machine-of-the-future.html 
https://www.beckhoff.com/ja-jp/company/news/multimedia-xplanar-360-mover-rotation-for-the-machine-of-the-future.html 

  

■ベッコフオートメーションベッコフオートメーション https://www.beckhoff.com/ja-jp/ 

ベッコフオートメーションはPC制御に特化した制御機器メーカ。「TwinCAT」という独自の計測・制御ソフトウェアにより、Windowなどの汎用OSを搭載した産業用PCをリアルタイムコントローラ(NCやPLCなど)として活用することが可能。また、ベッコフは極めて高速で同期性能が高い「EtherCAT」というオープンな産業用通信規格の開発元でもある。EtherCATの推進団体であるEtherCAT Technology Group(ETG)の会員は、72カ国・地域の7,150組織。世界最大の産業用通信規格推進団体として知られる。TwinCATやEtherCATを搭載した産業用コントローラは産業用ロボット、自動車、包装機械、射出成形機、風力発電設備、工作機械など、世界中のさまざまなアプリケーションで採用されている。 

■ベッコフ共創ラボ 

・住所:東京都大田区本羽田2-12-1 テクノWING大田  409号室 

・最寄り駅:京浜急行空港線 糀谷駅より 徒歩 15 分 
   JR 蒲田駅または京急蒲田駅より 車で 10-15 分 

 

 

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