ビーマップ/ビーマップがDroidKaigi 2023にOpenRoamingを提供

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OpenRoamingを利用した安心安全なフリーWi-Fiを来場者に提供

 株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役:杉野文則、以下当社)は、日本国内でOpenRoamingを推進するCityroam(幹事:東北大学サイバーサイエンスセンター准教授・後藤英昭)と共同で、2023年9月14日(木)~16日(土)に開催されたDroidKaigi 2023において、会場内フリーWi-Fiの提供に協力しましたことをお知らせいたします。

 DroidKaigi 2023(企画・運営:一般社団法人DroidKaigi)は、Androidの技術情報の共有とコミュニケーションを目的としたエンジニア向けイベントで、2023年9月14日(木)〜9月16日(土)にベルサール渋谷ガーデンを会場として開催されました。

 当社はDroidKaigi 2023のDay.3(9月16日)に、当社が取扱うWi-FiアクセスポイントEAP101を提供するとともに、会場における当日のフリーWi-Fi環境の構築と管理を行いました。

 EAP101は様々な認証方式に対応しており、フリーWi-Fiでの一般的なログイン画面によるWi-Fi接続に加え、OpenRoamingによる安心安全な自動接続をご利用いただくことが可能です。会場では、SSIDとパスフレーズによるWPA3パーソナルの認証に加え、より安全で簡単なWi-Fi接続を提供する国際的な無線LANローミング基盤OpenRoamingと学術無線LANローミング基盤eduroamによる認証を提供いたしました。

 また、OpenRoamingを利用するためには、対応するアクセスポイントに加えて、認証機関が発行するプロファイルをスマートフォンにインストールする必要があります。Google Pixelなどの一部のスマートフォンには、あらかじめプロファイルがバンドルされているため、簡単な操作でOpenRoamingを有効にできます。今回は、Androidエンジニアが多く参加するイベントということもあり、PixelをはじめOpenRoamingが利用できる端末を会場に持ち込んだ方が多く、会場で行われた相談会やコードラボといったコンテンツへの参加の際にOpenRoamingによる安全性と利便性を備えたWi-Fi接続を、多くの方々に体験いただくことができました。

 なお、当日の会場における、当社提供のアクセスポイントを経由したWi-Fiへの接続数は275台で、そのうちOpenRoamingによる接続数は41台でした。Day.3を通して接続に関するトラブルはなく、円滑にご利用いただくことができました。また、OpenRoamingの安全性・利便性についてはご参加の方々からも「使い勝手がよく、このようなフリーWi-Fiなら積極的に使いたい」というコメントをいただいております。今回のイベントでのご利用を一つの機会として、今後イベント会場などでのOpenRoaming普及の機運が高まることを期待しています。

■DroidKaigi 2023について

 会期:2023年9月14日(木)~16日(土)

 オフライン会場:ベルサール渋谷ガーデン

 オンライン視聴:YouTube

 当社は9/16(土)に、会場のフリーWi-Fi環境を提供し、当日の会場運営をサポートしました。

OpenRoamingについて

 OpenRoamingは、Wi-Fiサービス関連事業者の業界団体であるWireless Broadband Alliance(WBA)が提供する国際的なWi-Fiローミング基盤で、高度な暗号化通信と盗聴やなりすましアクセスポイントへの接続を防止できる対応アクセスポイントへの自動接続機能による安全性、一度の設定で国内外の対応Wi-Fiスポットに自動接続ができる利便性を併せ持つ通信環境です。施設や場所を移動するたびに接続設定を行う必要もないため、国内利用者はもちろん海外からの来日客にとっても容易なアクセスが可能です。

 既に東京都が2023年度中にOpenRoaming対応のWi-Fiスポットを観光施設など600個所へ導入することを表明するなど、普及、拡大の機運が世界的に高まっています。

 

■Cityroamについて

 Cityroamは、プロバイダや電話会社、学校またはゲスト用のアカウントを用いて、各種施設や市街地において安全で自動接続可能な公衆無線LANサービスを実現する、無線LANローミング・フェデレーション(連合)です。利用者は、ひとつのアカウントを持つだけで、国内外の様々な場所でシームレスに、公衆無線LANを利用できます。

 教育・研究向け無線LANローミングシステムのeduroamや、世界各地の通信事業者・都市などが参加するWBA OpenRoamingなど、様々なローミングフェデレーションと相互接続されており、DroidKaigi2023でのOpenRoamingもCityroamの国内認証ハブと介して接続を実現しています。

 

■EAP101とecCLOUDについて

 今回、会場に設置したEAP101は、Edgecore Networks Corporation(台湾、President:Heimdall Siao)が提供する無線LANアクセスポイントです。Wi-Fi6に対応し、通信速度の高速化や同時多接続など最新の無線LAN機能を提供。従来方式の公衆無線LAN認証サービスとの互換性を保ちながら、OpenRoamingへの対応が可能です。

 また、EAP101は、クラウドサービス「ecCLOUD」と連携しており、インターネット経由で多数のアクセスポイントを一元管理し、稼働状況のモニタリングや設定変更を行うことが可能です。機器の故障を即座に把握し、日々の利用者数や通信速度をモニタリングするなど、Wi-Fiスポットの運営者にとって必須の機能を効率的に運用していただけます。

 EAP101のOpenRoaming対応については、2023年4月27日に配信しました下記リンク先のプレスリリースもあわせてご参照ください。

 https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/23042701058.pdf

■イベント会場向けOpenRoaming対応フリーWi-Fiの設営サービスを提供

 当社では、従来からイベント会場にフリーWi-Fiを設営するサービスを提供していますが、加えてOpenRoamingによる認証サービスの提供を開始いたしました。来場者向けに安心、安全なフリーWi-Fiをストレスなくご利用いただくお手伝いをさせていただきます。イベントや学会、大規模な会議などでフリーWi-Fiのご活用をお考えの皆さま、ぜひ当社までお問い合わせください。

■EAP101の製品情報ならびに当社取扱のWi-Fi製品については、下記サイトをご参照ください

 https://www.wi-fi.bemap.co.jp/

 

 

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