華為技術日本/ファーウェイ:デジタライゼーションをより早く-決して止むことなきイノベーション

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 [2021年9月23日、中国] ファーウェイの年次旗艦イベント、HUAWEI CONNECT 2021が本日開幕しました。ファーウェイ輪番会長 徐直軍(エリック・シュー)による、「デジタライゼーションをより早く-決して止むことなきイノベーション」と題した基調講演でイベントは開幕しました。

 今年のイベントは「Dive into Digital」(デジタルを深堀りする)をテーマに、事業シナリオおよび事業における重大な課題に対応するための産業界のノウハウにデジタルテクノロジーがどのようにより優れたあり方で統合され、多様なステークホルダーが開かれた産業エコシステムを醸成しともに成功を分かち合うためのより効率的な取組みの可能性について模索します。このイベントでは、業界で先見の明を持つ識者、ビジネスリーダー、最高峰のテクノロジーエキスパートそしてエコシステムにおけるパートナーなど200名以上の講演者を迎え、4つの基調講演、5つのサミット、66のセッションが予定されています。ファーウェイの企業ウェブサイトおよび同社メディアパートナーにより、11の言語でライブストリーム放送されます。同イベントではまた、オンラインエキシビジョン、エキシビジョンホールへのリモートによる訪問、オープン・パネルディスカッションが提供され、オンラインでのインタラクションおよび総合的な参加体験が得られます。

HUAWEI CONNECT 2021で基調講演を行うファーウェイ輪番会長 徐直軍(エリック・シュー)

    徐は基調講演で、ファーウェイの「あらゆる個人、過程、組織にデジタルを届け、完全に接続しあったインテリジェントな世界を作る」とのミッションにとって、産業のデジタル化の推進を支援することがいかに重要な考えであるかを語りました。

  「デジタル開発は、デジタルテクノロジーあってこそのものです。デジタルテクノロジーが妥当なものであり続けるには、イノベーションを起こし続け価値を生み出し続けなければなりません。クラウド、人工知能、ネットワークが、肝となる3つのデジタルテクノロジーとなります。」徐はさらに、この3つの分野でファーウェイが達成した多数の進捗、ファーウェイが低炭素開発を可能にするために取り組んでいること、そして産業全体がどこに向かっているかについて共有しました。

   徐は、わずか4年前に立ち上げられたクラウドサービスである「HUAWEI CLOUD」ではすでに230万を超す開発者、14,000のコンサルティングパートナー、6,000のテクノロジーパートナーが集まり、「HUAWEI CLOUDマーケットプレイス」で4,500を超すサービスが利用できることを説明しました。HUAWEI CLOUDは、インターネット企業、事業者、そして政府にとってもそれぞれの組織をデジタル化するに当たり重要なプラットフォームとなりました。

   イベントにおいて徐は、UCS(HUAWEI CLOUDで利用できるユビキタス・クラウドネイティブ・サービス)と名付けられた業界で初の分散型クラウドネイティブサービスを発表しました。ファーウェイはUCSにより、クラウドネイティブアウリケーションの使用においてあらゆる産業でのデジタル・トランスフォーメーションの加速することになる、地理的、クロスクラウド、またはトラフィックの制限のない一貫した使用体験を事業者に提供することを計画しています。

   ファーウェイが2018年に発表したフルスタックかつ全シナリオ型AIポートフォリオもまた、予定通り進捗を見せています。そこで採用されているMindSporeフレームワークは、中国におけるAIコンピューティングフレームワークの主流となりました。一方、Atlas 900クラスターは同クラスターを基盤とするクラウドサービスと併せ、現時点で300以上の事業者に採用され、HUAWEI CLOUD Pangu大型モデルなどの多数のモデルのトレーニングを支えています。HUAWEI CLOUD ModelArtsは、AIアプリケーションの開発をその完全パイプラインかつシナリオベースのサービスにより劇的に簡素化しました。ModelArtsの最終目標は、エンジニア個人個人が独立して自らのAIアプリケーションを構築できるようにすることにあります。

   徐はまた、ネットワーク分野におけるファーウェイのイノベーションについても紹介しました。組織がデジタル化するに連れ、ネットワークの複雑さが指数関数的に増す傾向にあります。これに対応するため、ファーウェイは自律的運転ネットワーク(ADN)のコンセプトに基づくグローバルネットワーク向けソリューションのイノベーションに取り組んできました。当社は金融、教育、ヘルスケア分野の顧客とともに新たなアプリケーションのイノベーションとデプロイ、および自己達成型、自己修復型、自己最適化型、そして自律型のネットワーク構築に取り組んできました。世界的なCO2排出削減とカーボンニュートラリティを達成するため、ファーウェイがどのようにデジタルテクノロジーを用いて低炭素型開発を支えているかについて説明しました。ファーウェイでは特に、次の3つの主要イニシアチブを定めています。

(1) 低炭素情報通信産業を実現に向けたさらにエネルギー効率の高い情報通信製品を実現する省エネテクノロジーへの投資とイノベーション
(2) クリーンエネルギーと従来型電力のデジタライゼーションを推進する、電力とデジタルテクノロジーの融合を実現するイノベーションへの投資
(3) あらゆる産業分野がデジタル化および低炭素化に進むためのデジタルテクノロジーの提供

   ファーウェイ・クラウド事業部最高経営責任者およびファーウェイコンシューマークラウドサービスのプレジデントであるZhang Ping’anは同イベントで、HUAWEI CLOUDの戦略的イニシアチブについて詳述し、新サービスおよび製品を発表しました。「デジタル・トランスフォーメーションにおける成功の鍵となるのは、クラウドネイティブな考え方、そしてクラウドネイティブな行動となります。」とZhangは話しました。「HUAWEI CLOUDは当社の顧客とパートナーとともにデジタルを深堀りし、「Everything as a Service」(あらゆるものがサービスとなる)つまりグローバルなアクセシビリティを実現するサービスとしてのインフラ、柔軟性の高いイノベーションを実現するサービスとしてのテクノロジー、共有される完成度の高さを実現するためのサービスとしての専門性をより洗練させていきます。Zhangは、メキシコと中国ウランチャブ市の2箇所の新たな地域の追加および10の新たなHUAWEI CLOUDサービスを発表しました。発表では、リアルタイムのオーディオおよび動画サービスであるMacroVerse(HUAWEI CLOUD aPaaS、OptVerse AI Solver、HUAWEI CLOUD Stack 8.1、SparkRTC)、および薬品の分子向けの大型モデルであるPanguにも触れられました。

   参加者には、Orange Cloud(Orange Flexible Engine)APAC責任者のChristophe Ozer氏、Tianjin Port HoldingsバイスプレジデントのWu Qiang氏、Shanghai Pudong Development BankのIT部門ゼネラルマネージャーのChen Haining氏、Shanghai Mirror Pictures会長のJiang Chuanrong氏らの顧客、パートナーが出席しました。各社におけるファーウェイとのデジタル・トランスフォーメーションでの共同の取り組みについて語られました。Wu Qiang氏は、「天津港は世界上位10の港湾の一つであり、コンテナの年間取扱量は2,000万近くに上ります。HUAWEI CLOUD OptVerse AI Solverにより、数千万にも上る変数と制約条件に基づきプランニングのスピードを100倍以上早め、リソーススケジュールの効率を最大化し、運用効率の改善が実現しています。」

    徐は次の言葉で講演を締めくくっています。「とどまるところを知らないイノベーションが、これまでのデジタライゼーションの原動力となってきました。とどまるところを知らないイノベーションは、今後デジタライゼーションにおけるより実りある目標を達成するに当たり重要なものであり続けます。決してイノベーションを止めることなく、ともによりよい未来を構築していきましょう。」

   ファーウェイは、9月23日~10月31日までHUAWEI CONNECT 2021をオンラインで開催します。今年のイベントのテーマは、「デジタルを深堀りする」です。クラウド、AI、5Gなどのテクノロジーの実用的な採用について深堀りし、経済の回復に向けて歩むとともにあらゆる規模と形態の組織をより効率的、より万能、そしてより適応力のあるものにしていきます。

   詳細は、各地域の当社担当者にお問い合わせいただくか、https://www.huawei.com/en/events/huaweiconnect をご覧ください。

 

 

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