東芝インフラシステムズ/クラウドエンジニアリング環境「nV-Toolsクラウド」のサービス提供開始について

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「nV-Toolsクラウド」導入による効果

東芝インフラシステムズ株式会社は、計装・制御システム向けクラウドエンジニアリング環境「nV-Toolsクラウド」注1のサービス提供を本日から開始します。本製品は、当社産業用コントローラの開発ツール(nV-Tool注2)とシミュレータ(nvシミュレータ注3)をいつでもどこでも使えるクラウドサービスとして提供するものです。
従来のエンジニアリングは、計装・制御システム機器が設置されている工場現場で作業することが前提となっていましたが、今回クラウドを使ったリモートでのエンジニアリングを可能にしました。本サービスで、エンジニアリングのテレワーク化による開発・運用効率の向上に貢献するだけでなく、ライトアセットなエンジニアリング環境の提供および運用保守の効率化に貢献します。
 当社は、計装・制御システム向けクラウドエンジニアリング環境「nV-Toolsクラウド」注1のサービス提供を本日から開始します。本製品は、当社産業用コントローラの開発ツール(nV-Tool注2)とシミュレータ(nvシミュレータ注3)をいつでもどこでも使えるクラウドサービスとして提供するものです。
 従来のエンジニアリングは、計装・制御システム機器が設置されている工場現場で作業することが前提となっていましたが、今回クラウドを使ったリモートでのエンジニアリングを可能にしました。本サービスで、エンジニアリングのテレワーク化による開発・運用効率の向上に貢献するだけでなく、ライトアセットなエンジニアリング環境の提供および運用保守の効率化に貢献します。

 

 

「nV-Toolsクラウド」導入による効果「nV-Toolsクラウド」導入による効果

クラウドサービス「nV-Toolsクラウド」の特長
(1) エンジニアリングの生産性向上に貢献
「nV-Toolsクラウド」では、開発用エンジニアリングツールとともに産業用コントローラの実機を模擬するシミュレータも同時に提供します。このためコントローラ実機がなくても開発およびデバッグが可能になります。また、クラウドを使ってプログラム共有ができるので、離れた開発拠点での共同開発も容易となります。このため、後戻りやプログラム共有の手間を削減することができるようになります。必要な時に必要なだけエンジニアリング作業が出来るようになるため、開発期間の短縮や作業効率の向上が可能となりました。

(2) サブスクリプションによりライトアセットなエンジニアリング環境で設備費の削減が可能
「nV-Toolsクラウド」はサブスクリプションとしてサービス提供されます。必要に応じて開発環境の数を増減できるので、ユーザの開発フェーズに合わせて開発環境数の調整が容易になりました。また、「nV-Toolsクラウド」はMicrosoft社注4が提供するマネージドVDI注5(仮想デスクトップ)サービスを利用した仕組みを利用し、クラウド側で計算処理を行います。このためユーザが準備するクライアントPC注6端末は最小限な性能のノートPCで良くなりました。

(3) リモートによる運用保守の効率化に寄与
運用保守をリモートから行うことが可能になりました。このためトラブル時に工場現場へ移動しなくても、即時にメンテナンス可能です。運用保守を効率的に行うことができ、システムのダウンタイムも短縮出来るようになりました。

(4) 開発者を選ばない、国際標準言語4言語をサポートしたエンジニアリング環境
「nV-Toolsクラウド」のプログラミング言語は、国際標準であるIEC 61131-3注7準拠のLD/FBD/SFC/ST言語の4つをサポートとなります。電機制御で広く使用されるプログラミング言語だけでなく、プロセス制御で広く使用されるプログラミング言語も同時にサポートしています。また、異なるプログラミング言語の混在使用を可能としています。

(5) プログラムの可読性を実現するフルグラフィック型エディタ
「nV-Toolsクラウド」のプログラミング環境では、ワークシート上でシンボルの自由配置、移動、自動結線、結線交差や戻り線を許容するフルグラフィック型エディタを搭載したユーザフレンドリな操作仕様を特徴としています。エンジニアリングの自由度と作画生産性はプログラム可読性に貢献します。これは、開発メンバー内で取決めをしていたプログラミング規約にも寄り添ったプログラム製造をサポートするので作成されたプログラムは、開発者当人以外のメンバーにも共有することが可能となります。

(6) 第三ベンダーのコントローラとプログラム交換可能とするXMLインポート/エクスポート機能
XML形式注8でプログラムをインポート/エクスポートが可能である。これにより第三ベンダーのコントローラとのプログラム交換や過去資産の継承・活用ができ、開発の生産性を向上することができます。

新製品の主な仕様
本サービス:コントローラのエンジニアリングツールとシミュレータ
クラウド環境:本サービスのnV-Toolsクラウドが動作する環境(Microsoft Azure注9)
エンジニアリングツール: nV-Tool4(スタンドアロン版 日本語)
シミュレータ: nvシミュレータ
デスクトップクライアント: Windowsデスクトップクライアント
クライアントPC :クラウド環境上の仮想マシンに接続するためのPC

注1 nV-Toolsクラウドは東芝インフラシステムズ株式会社のサービス名です。
 
注2 nV-Toolは東芝インフラシステムズ株式会社製コントローラのアプリケーションの構築とプログラミングをするためのソフトウェア製品です。
 
注3 nvシミュレータは東芝インフラシステムズ株式会社製コントローラ実機が無くてもアプリケーションの構築とプログラムのデバッグを可能とするソフトウェア製品です。
 
注4 Microsoft社は米国のソフトウェアを開発、販売する会社です。
 
注5 マネージドVDI は、クラウドサーバー上に仮想化したデスクトップ環境を構築し、リモートからログインする方法です。
 
注6 クライアントPC はクライアント・サーバシステムにおいて、サーバに対してサービスの依頼を行いその提供を受けるようなコンピュータです。
 
注7 IEC 61131-3はPLCのプログラミングに関する唯一の標準規格です。
 
注8 XML形式とは文章の見た目や構造を記述するためのマークアップ言語の一種で、主にデータのやりとりや管理を簡単にする目的で使われ、記述形式がわかりやすいという特徴があります。
 
注9 Microsoft Azureは、米国Microsoft社が管理するデータセンターを通して提供されるクラウドコンピューティングサービスです。

・Microsoft Azure, Windowsは、米国マイクロソフト社の米国および他の国における登録商標です。
・その他、本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
・ニュースリリース/トピックスに掲載されている情報(サービスの内容/価格/仕様/関連リンク/お問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

nV-Toolsクラウド 紹介サイト
https://www.toshiba.co.jp/infrastructure/industrial/controller/product/cloud-simulator/index_j.htm

ニュースリリース
https://www.toshiba.co.jp/infrastructure/news/20211020.htm

 

 

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