〜個人所有のスマートフォンに、位置測位に基づく施設内情報を配信〜
DGCは本実証実験に、DGがコアパートナーとともに運営するオープンイノベーション型の研究開発組織「DG Lab」が開発した、高周波音を利用した位置情報測位システム「SonicBeacon」を利用します。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、観光業をはじめとする様々な事業者は需要の増加に伴い新しい事業のあり方や、DX化への対応が求められています。引き続き人と人との接触を減らす等の感染予防への配慮が必要です。DG Labが開発した「SonicBeacon」は、スマートフォンのマイクを利用して、特定のスポット付近に設置されたスピーカーより発する人間の耳で聞き取りにくい高周波を検知しユーザーの位置を測位します。Webサイト上で動作するため、アプリケーションのダウンロードなどの手間がかかりません。また、ユーザー自身のスマートフォンを使うため、感染予防への対応策として観光等の様々な事業者が活用可能です。
DGCは、「スマホで探検!かがくかん」での技術実証に向け、新潟県立自然科学館内に5箇所の案内スポットを設置します。「SonicBeacon」を用い来館者の位置情報を測位の上、ユーザーに近いスポットに関連するクイズコンテンツを音声ガイダンスと共にスマートフォンのWebブラウザを通じて提供します。なお、音波を使った位置認識をスマートフォンのWebブラウザ上で実現する取り組みは日本初です。本取り組みにより、来館者同士の接触や集団の形成を低減した上で、施設ガイドの充実や館内回遊の促進が可能です。
■実証実験展開イメージ
DGCは、今回の実証実験をもとに、今後観光施設や博物館に加え、店舗、商業施設、マンションギャラリーなどの不動産事業など、様々な業界にソリューションを提供する予定です。DGCは、ウィズコロナ時代の新たなコミュニケーション方法の確立により不動産領域の社会課題解決を目指します。