エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ/久喜市における日本初の「バイタル情報を学びに生かす」実証実験への協力について

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GIGAスクール構想における「個別最適化された学び」の実現に「みまもりがじゅ丸®」を活用

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(代表取締役社長:工藤 潤一、以下「NTTPC」)は埼玉県久喜市教育委員会(以下、「久喜市教育委員会」)と共同で、「みまもりがじゅ丸®」のバイタル情報を活用し、学び場における「個別最適な学び」の実現に向けた日本初の実証実験を実施いたします。NTTPCが提供する「みまもりがじゅ丸®」で、リストバンド型の活動量計から得られる脈拍情報などから、子供たち一人ひとりの状態把握を行います。
1 背景
 GIGAスクール構想※のテーマの一つでもある「個別最適な学び」に対する具体的な施策については、各自治体・教育の現場においても模索をしており、明確なソリューションが確立されていない状況です。
 久喜市教育委員会では、教師の「経験による見取り」のみではなく、客観的なデータを活用することで、子供たちの「学びの質」を高め、「学びに向かう力」を効果的に育むことで、「個別最適な学び」を実現するための検証を始めることとなりました。そこで、NTTPCの「みまもりがじゅ丸®」のバイタル情報から得られる客観的なデータを、本実証実験で活用していきます。

※2020年度の学習指導要領の改訂をうけ、「多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、子供たち一人一人に公正に個別最適化され、資質・能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現へ」を標榜する文部科学省が推進する取り組み

2 実証実験の内容
 本実証実験は、久喜市教育委員会とNTTPCの共同実験となります。

実施期間:2021年11月中旬~2022年3月末まで(予定)
研究校:埼玉県久喜市立鷲宮中学校
実施内容:
①    データの収集
・「みまもりがじゅ丸®」を活用し、授業中の子供たちのバイタル情報を取得します。
・久喜市教育委員会にて授業風景を動画撮影いたします。

​②    データの分析と展開
・計測したバイタル情報から子供たちの集中度合い等を客観的に取得、撮影をした動画情報と合わせ、時系列比較などにより、分析を行います。
・得られた分析結果から、子供達にどのような支援が必要だったのか教師にフィードバックし、個々の生徒に応じた適切な対応を今後の学習へ生かすなどの展開を行います。

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3 実証実験における両者の役割について
・久喜市教育委員会
 研究校の選定、分析されたバイタル情報と、授業風景を時系列に分析します。
・NTTPC
 バイタル情報を計測する仕組みを「みまもりがじゅ丸®」にて提供します。
 また、匿名化されたバイタル情報を専門家の協力のもと分析します。

4 今後の展開
 NTTPCは、久喜市教育委員会と協力し、得られた知見を久喜市内の他の学校へ展開を図ります。
 また、GIGAスクール構想における「個別最適な学び」の一つの解決策として、全国自治体での活用を視野に入れ、本格サービスの提供を図ってまいります。

 

 

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