メディアリンクス/「JPEG-XS圧縮ビデオのWAN/LAN相互運用」について、 弊社CMOジョン・デイルが業界に説明

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ビデオサービスフォーラム (Video Services Forum: VSF) が最新の技術勧告を発表

Media over IP伝送技術のパイオニアであるメディアリンクス(神奈川県川崎市)、CMOジョン・デイルは、ビデオサービスフォーラム(VSF)でのJPEG-XSアクティビティグループの議長を務め、業界の相互運用性を推進しています。.

JPEG-XSは、低遅延リアルタイムビデオアプリケーション向けのISO/IEC圧縮規格で、処理の複雑さを抑えながら視覚的無損失(visually lossless)品質を提供します。 信号の全帯域幅を1/4以下に圧縮し、これを高速(数ミリ秒)に実行します。 JPEG-XSは、ハイダイナミックレンジ(HDR)や広色域(WCG)ビデオコンテンツを含むSD、HD、UHDをサポートします。

今回のVSFJPEG-XSアクティビティグループの目的は、WAN(広域網)とLAN(ローカルエリアネットワーク)の両者間の相互運用アプリケーションにフォーカスした技術勧告を作成することでした。今回発表されたVSF技術勧告TR-07は、JPEG-XSビデオのストリーミングプロファイルを定義しています。これによりWANネットワーク上でMPEG-2トランスポートストリームに圧縮ビデオとともにオーディオ、補助データを伝送するための相互運用可能な方法を確立します。さらにVSF技術勧告TR-08では、LANアプリケーションに焦点を当て、SMPTE ST2110-22上でのJPEG-XSビデオのストリーミング用プロファイルを定義し、また他の関連するオーディオおよび補助(アンシラリ)データをSMPTEST2110規格のもとで相互運用を可能とする伝送情報も追加しました。

これら両方の技術勧告は、特定のターゲットアプリケーションのために複数の運用ポイントでの相互運用を可能とする機能セットを定義しています。これをサポートするアプリケーションでは、一般的な放送用2Kフォーマットとフレームレートだけでなく、HDRとWCGを含む4K/8K解像度、さらに8/12ビット深度での4:4:4 RGBサンプリングを含むマルチメディア拡張が含まれます。

VSF(https://vsf.tv/)は、サービスプロバイダーやユーザー、メーカーで構成する国際的な業界団体で、メディアネットワーク技術の相互運用性や品質評価基準、教育に取り組んでいます。 組織の活動には、メディアネットワーキングテクノロジーの開発、普及、運用およびセキュリティに関連する問題を特定・解決するための分科会なども含まれます。 また、標準の規格化に貢献することで相互運用性をも促進しています。

JPEG-XSは多くの業界向け製品に実装されており、MDP3020 MAX IPメディアゲートウェイを含むいくつかの弊社製品でも利用できます。 MDP3020 MAXは、JPEG-XS圧縮を利用して最大4本のビデオチャネルをサポートします。これにより、帯域幅を1/10以下に削減しながら数ミリ秒の遅延を視覚的に損失のない(Visually lossless)品質で実現します。通常、帯域幅が制限されるIP WANを利用する映像伝送市場において、高品質映像伝送と最小限の遅延が要求される双方向(対話型)ライブ中継などのアプリケーションに最適です。 本装置は、個別にあるいは組み合わせることで、様々なマルチチャネル構成で使用できます。

最新のJPEG-XSのビデオ伝送についてのVSF技術勧告TR-07およびTR-08、以下を参照してください: https://vsf.tv/technical_recommendations.shtml

 

 

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