世界銀行 *1 によると、世界中で年間20億トンの廃棄物が発生しています。このレポートでは、ブランドと小売業者のアクションに繋がる戦略的枠組みを提供し、また廃棄物ゼロの未来と循環型経を実現するソリューションを加速させる、一連の主要な推進要因を概説しています。
無料で入手できるこのレポートは、専門家によって、ベストプラクティスとケーススタディ、バイオミミクリー(生物模倣)素材、ライフサイクルの可視性、および循環型エコシステムに関する3つの「未来」シナリオが詳述されています。さらに、廃棄物ゼロへの移行を推進するための6つの領域についても詳しく説明しています。
● ごみがでないようにデザインされた製品。
製品寿命とリサイクル性が初期の設計プロセスに組み込まれたエコデザイン。
● 原材料の貴重な資源として、廃棄物を再構築する。
● リサイクルを中心とした消費者教育に重点を置く。
● 不要な廃棄物の発生を回避または制限するための新たな法律の制定。
● システミックな変化を推進する業界と分野をまたぐ横断的コラボレーション。
● エンドツーエンドのサプライチェーンにおける可視性を実現する技術の採用。
廃棄物の拡散と環境汚染は、COVID -19のパンデミックによってすでに深刻化しています。 米国環境保護庁によると、米国では、埋め立てられる廃棄物の28 %を容器包装が占めており、 2020年12月、クリスマスのために推定30億ものパッケージ *2 が出荷され、前年から8億も増加しました。
世界の人間の消費のために毎年生産される食品の約3分の1、約13億トンが紛失または無駄になります*3。一方、繊維廃棄物は2015年から2030年にかけて約60 %増加し、さらに年間5,700万トンの廃棄物が発生し、年間総量は1.48億トンに達すると推定されています*4。
Avery Dennison SmartracでManager, Global Sustainabilityを務めるTyler Chaffoは次のようにコメントしています。「グローバル廃棄物の規模は、新たな緊急性を生み出しました。 この問題は複数の観点から解決する必要があり、システム全体の変化を推進するためには、部門横断的なコラボレーションと共通のビジョンが必要です。各セクターは、使用するマテリアル、環境への影響、サプライチェーン上で廃棄物が発生する場所、そして最も持続可能な結果を生み出すためにはどこに廃棄するか、という点まで、計算する必要があります。」
材料とデジタルソリューションの組み合わせは、重要な役割を果たします。 在庫管理の不十分さと過剰生産によって引き起こされる「目に見えない廃棄物」は、問題の中でも大きな割合を占めています。エンドツーエンドのサプライチェーンに対し、透明性を提供するユニークなデジタルIDといったソリューションは、目に見えない廃棄物を可視化するだけではなく、より効率的な在庫管理を実現し、企業は不要な廃棄物を排除できるようになります。
Avery Dennison Label and Packaging MaterialsでMarketing Director Paper & Filmを務めるRob Groen in ‘t Woutは「製品寿命のあらゆる段階に循環的な考え方、材料、技術、プロセスを組み込むことで、廃棄物ゼロの未来に向けて驚くべき可能性を引き出すことができます。これはSDGsにおける他の目標にも貢献することができます。 現状を変える時がきました。」と述べています。
このレポートは、物理世界とデジタル世界の橋渡しを実現するAvery Dennisonがローンチした次世代のデジタルプラットフォームであるatma.io™の発表に続いて公開されました。 この新しいエンドツーエンドのプラットフォームを活用し、世界中のすべての物理的なアイテムに固有のデジタルアイデンティティを作成、割り当て、管理することで、循環性を実現します。
・レポートは下記より無料でダウンロードできます。
https://rfid.averydennison.com/content/rfid/ap/jp/home/news-insights/press-releases/report-avery-dennison-partners-with-the-future-laboratory-to-provide-global-action-plan-for-a-zero-waste-future.html
・本リリースは2021年5月に米国で発表された下記ニュースリリースの抄訳版です。
https://rfid.averydennison.com/en/home/news-insights/press-releases/report-avery-dennison-partners-with-the-future-laboratory-to-provide-global-action-plan-for-a-zero-waste-future.html
Avery Dennisonについて
Avery Dennison(NYSE: AVY)は、多種多様なラベル材料や機能性材料の設計・製造に特化したグローバルなマテリアルサイエンス企業です。当社の製品は、ほぼすべての主要産業で使用されており、ラベルやグラフィック分野に適用される感圧粘着ラベル材料をはじめ、産業、医療、消費財分野に適用される工業テープ及び各種ボンディングソリューションや、衣料品に適用させるラベルやパッケージ、小売分野にサービスを提供するRFIDソリューションを提供しています。カリフォルニア州グレンデールに本拠を置き、50カ国以上に進出、従業員は32,000名以上です。 2020年には売上70億ドルを達成しましました。
Avery Dennison Smartrac ホームページ:https://rfid.averydennison.jp/
The Future Laboratoryについて
The Future Laboratoryは、世界をリードする戦略的な先見性を有するコンサルティングファームの1つです。 企業が明日の経済的、環境的、技術的、社会的成長を生み出す今日の決定を下す自信を与えることで、企業がより良い未来を作るのを助けるために存在します。 The Future Laboratoryは、ロンドンとメルボルンのオフィスから、顧客が市場のトレンドを活用し、新たな消費者ニーズに適応し、競合他社よりも優位に立つためのさまざまな戦略的先見性のある製品とサービスを提供しています。 トレンドインテリジェンスプラットフォームであるlsnglobal.comにアクセスして、最新の消費者トレンドと市場の変化を把握し、www.thefuturelaboratory.comでクライアントの仕事の詳細を確認してください。
参照元
1Source: World Bank
https://www.worldbank.org/en/news/immersive-story/2018/09/20/what-a-waste-an-updated-look-into-the-future-of-solid-waste-management
2Source: New York Times
https://www.nytimes.com/2020/12/05/business/ecommerce-shipping-holiday-season.html
3Source: UN Environment
https://www.unep.org/thinkeatsave/get-informed/worldwide-food-waste#:~:text=Roughly%20one%2Dthird%20of%20the,tonnes%20%2D%20gets%20lost%20or%20wasted.
4Source: Fashion Revolution
https://www.fashionrevolution.org/waste-is-it-really-in-fashion/