産業用カメラによる長時間クラウド録画に対応
■ 機能追加の背景
2021年5月にMODEセンサークラウドの新機能として動画録画機能をリリースしました。これはオフィス・倉庫・工場などで人の通行を人感トリガーとし、その前後の様子を動画クリップとしてクラウドに録画する機能です。
関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000035514.html
この機能のリリース以降、「工事現場など屋外の作業現場の状況を継続的にクラウドに録画したい」というご相談をいただきました。建設業界において建設現場DXの取り組みが数多く行われる中、収集されるセンサーデータの意味を理解するために必要な動画データは、今後必須の機能と考え、今回機能拡張を行いました。
■拡張された各機能の紹介
・LUCID Vision Labs社カメラに対応
産業用カメラメーカーであるLUCID Vision Labs社のカメラに対応しました。防水・防塵機能が特徴であり、これにより建設現場、物流システム、ロボット工学など、様々な産業・分野における特殊カメラの動画データをクラウドに集めることが可能となります。なおLUCIDカメラは1ゲートウェイに対して2台まで接続可能です。
今回のカメラ対応は、MODEのクラウドサービスが従来より提供しているカメラデータの汎用的な処理基盤上に実現されており、LUCID社カメラ以外の他社の特殊なカメラにも迅速に対応することができます。
・電源系統との連動した自動録画
これまではセンサーデータをトリガとした録画や、遠隔からのコマンド操作による録画がサポートされていました。しかし録画開始トリガが明確に定義できない利用シーンもあり、また実際の作業現場においては録画のためにクラウドにアクセスする手間をかけられないこともあります。このようなユースケースに対応するため、ゲートウェイの起動時に自動的に録画を開始できる機能を設けました。これにより現場の電源系統と連動して自動的に録画を開始させることが可能となりました。
■新機能の活用シーン
今回のクラウド録画の拡張により、全国各地で行われている工事の現場などの業務の記録として動画を自動的に本社のクラウド環境に蓄積することができます。
また、ビジネスの現場にAIを導入する際の大きな障害となるAIの学習用の大量の画像・動画データの収集を多くの人手をかけることなく自動的かつ継続的にクラウドに収集することができます。
■ MODEセンサークラウドの概要
MODEセンサークラウドはさまざまなデバイスやセンサーからデータを収集し、リアルタイムでのデータ活用を可能にするIoTパッケージソリューションです。MODEセンサークラウドでは柔軟に対応できるゲートウェイソフトウェアにより、あらゆるセンサーを簡単に接続することができます。また充実した開発者向け機能も提供しており、自社のセンサーとの接続や、計算処理を行うことも可能です。
事例紹介:https://www.tinkermode.jp/interview
■詳細・お問い合わせ先
以下URLよりお問い合わせください。
製品紹介ページ:https://www.tinkermode.jp/sensor_cloud
※「 LUCID」 は、LUCID Vision Labs Inc.の登録商標または商標です。
■MODEについて
MODEは、日本のDXを加速させるIoTソリューションを提供しているシリコンバレー発のスタートアップです。あらゆるセンサーデータなどに対応するゲートウェイ内のソフトウェアと、クラウド上に独自開発をした超高速な時系列データベース技術をベースとして、現実社会のデータの収集を圧倒的簡単に提供するソリューションを提供しております。
■採用情報
MODE, Inc.では現在、採用を強化しています。興味のある方は以下よりご応募ください。
https://www.tinkermode.jp/careers
採用強化中の職種一覧
・ソフトウェアエンジニア
・プロダクトマネージャー
・事業開発マネージャー
・営業
・エンタープライズ ソリューションズ マネージャーなど
■会社概要
会社名:MODE, Inc.
代表者:CEO / Co-Founder 上田 学
所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ市ゲートウェイドライブ1840、スイート250
設立:2014年7月
事業内容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
URL:https://www.tinkermode.jp
CEOメッセージ動画: