AirTrunk Operating Pty Ltd/AirTrunk、日本を含むAPJ地域におけるエネルギー移行の鍵となるハイパースケールデータセンターについてのレポート「エネルギートランジションへの推進力 :24/7 クリーンエネルギー」を発表

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APJ地域のクリーンエネルギーへの移行を進展させるための業界協力も提唱

日本を含むアジア太平洋(APJ)地域において企業や政府が脱炭素の実現に取り組む中、AirTrunk( https://airtrunk.com/ja/ )はレポート「エネルギートランジションへの推進力:24/7 クリーンエネルギー」を公表しました。このレポートは、APJ地域でのクリーンエネルギー常時使用(24/7 CE)への移行の鍵としてハイパースケールデータセンターを位置づけています。

ハイパースケールデータセンターは、電力需要の規模が大きいこと、電力消費量が安定していること、イノベーションの取り込みに積極的であること、再生可能エネルギー調達における実績が豊富であることなどにより、エネルギートランジションを推進することに適したプレーヤーであることを強調しています。

また、電源構成などのモデリングを通して、24/7 CEの達成に効果的な技術と、必要コストを包括的に分析しています。 

AirTrunk エネルギー・気候部門責任者シュミツ・ヨシャのコメント
 「24/7 CEは、電力系統の完全な脱炭素化を実現するのに重要です。AirTrunkは、APJ地域の主要ハイパースケールデータセンター・プロバイダーとして、本地域にて24/7 CEの実現を促進させるためこのレポートを発表しました。

欧州と北米では、豊富な再生可能エネルギー資源とマーケットの成熟度により、24/7 CEが進んでいます。APJ地域は、成長が著しい半面、エネルギートランジションに最も苦戦している地域でもあり、このレポートでは、本地域でクリーンエネルギー技術の展開を実現させるための必要事項について述べています。」

レポートでは、APJ地域で24/7 CEを完全に実現させるためには業界を跨いだ協力が不可欠であると指摘しており、各業界の主要プレーヤーと政府が実施すべき項目として以下の6つを挙げています。

1.    市場間の電力系統を連携すること

2.    エネルギー貯蔵技術の開発・利活用を加速させること

3.    各地域の再生可能エネルギーの多様化、エネルギー貯蔵技術を用いた出力安定化を図ること

4.    オンサイトのインフラを活用して地元の電力系統と電力市場の安定化に寄与すること

5.    レイテンシー要求が高くない演算負荷を電力コストが低い市場に移転すること 

6.    24/7 CE達成に最も経済的な手法を議論すること

AirTrunk 最高技術責任者 ダミアン・スピレインのコメント
 「APJ地域の主要企業や政府は温室効果ガスの排出を大幅に削減するコミットメントを掲げていますが、現在の状況では、これを達成することは困難です。そのため、私達はエネルギープロバイダー、サステナビリティグループ、企業、政府に協力を呼びかけ、共にクリーンエネルギーの未来を開拓したいと考えています。

AirTrunkは、エネルギートランジションを可能にするキープレーヤーとしての責任を真摯に受け止め、2030年までにネットゼロを達成するという目標に向けて、脱炭素化の努力を続けてまいります。」 

レポート「エネルギートランジションへの推進力:24/7 クリーンエネルギー」のダウンロードはこちら:

https://airtrunk.com/ja/%e3%82%b5%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%8a%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3/%e3%82%b5%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%8a%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3-%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88/   

 

以上 

*24/7 CFEについて

国連によると、24/7 CFEとは、毎時、毎日、すべての場所の電力消費をカーボンフリー電力でまかなうことを意味します。ボリュームマッチングとは異なり、24/7 CFEは新たな再生可能エネルギー技術を導入し、電力システムの完全な脱炭素化をよりよく実現します 1。 

AirTrunkについて 

AirTrunkは業界最高クラスのハイパースケールデータセンター専門企業です。日本を含むアジア太平洋地域全体で、クラウド向け、コンテンツ向け、大企業向けのプラットフォームを創造しています。当社が開発、運営するデータセンターは、信頼性、技術革新性、およびエネルギーや水使用の効率性で業界をリードしています。AirTrunkの独自の能力、設計、施工方法を駆使し、拡張性、持続性のあるデータセンターソリューションを、建設、運用にかかるコストを抑えて提供しています。   

AirTrunkは、日本を含むアジア太平洋地域全体でデータセンター開発事業を行う、十分な資本を備えた非公開会社です。2020年には、Macquarie Asia Infrastructure Fund 2(MAIF2)主導のコンソーシアムや、カナダの年金基金運用機関であるPublic Sector Pension Investment Board (PSP Investments)が株式の大半を取得しました。AirTrunk創始者でCEOのロビン・クーダも株式を保有しています。MAIF2を運用するマッコーリー・アセット・マネジメントは世界有数のオルタナティブ資産運用企業で、オーストラリア証券取引所(ASX)上場企業であるマッコーリー・グループ(Macquarie Group Limited)(ASX:MQG)のグループ企業です。      

AirTrunkについては、 airtrunk.com をご覧ください。  

1  IEA ‘Advancing Decarbonization through Clean Electricity Procurement’ 2022年11月

 

 

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