よりモダンで分散型のクラウドを目指す Akamai のビジョンにはずみをつける
※1:https://www.akamai.com/newsroom/press-release/akamai-completes-acquisition-of-linode
※本リリースは2023年9月27日(現地時間) マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたプレスリリースの抄訳版です。
サンパウロとマイアミが追加されたことにより、ラテンアメリカ地域に展開する企業はより事業を行いやすくなりました。新たに加わったこれら 2 つのコア・コンピューティング・リージョンにより、長年にわたって大規模なハイパースケールプロバイダーが独占してきた市場において、Akamai は魅力的な競合企業となります。Akamai がサンパウロに参入したことにより、お客様は南半球で最も人口の多い都市や国の 1 つでワークロードを実行できるようになり、これまでワークロードが大陸を越えて移動しなければならなかったという経済的およびパフォーマンス上の大きなハードルが取り除かれることになります。サンパウロとマイアミは、Akamai が世界中のアクセスが困難な市場にコア・コンピューティング・リージョンを開設していくという取り組みを象徴しています。さらにこれらのリージョンは、現在のエッジネットワーク(131 か国に広がる 4,100 以上のエッジ PoP にまたがる超分散型フットプリント)と同じバックボーンに接続されています。
Akamai は、より分散され、低レイテンシー、グローバルにスケーラブルな設計を重視し、組織のクラウドアーキテクチャへのアプローチを変革しようとしています。Akamai のクラウドコンピューティング・サービスは、ストリーミングメディアやゲーム、e コマースアプリケーションでよく見られるような、エンドユーザーに近い場所で実行する必要がある高パフォーマンスのワークロードに最適です。このサービスは、クラウドコンピューティング、セキュリティ、およびコンテンツデリバリーのための超分散型エッジおよびクラウドプラットフォームである Akamai Connected Cloud の一部であり、アプリケーションと体験より身近なものにし、脅威を遠ざけます。
Akamai の Cloud Technology Group の Chief Operating Officer and General Manager を務める Adam Karon は「より優れたユーザー体験を提供するという企業のニーズにより、従来の集約型クラウドモデルの限界がどんどん露呈してきています。私たちは、発想を転換することで、顧客のこの課題を解決しています。Akamai Connected Cloud を使用することで、クラウドネイティブテクノロジーと、20 年以上にわたり多くの世界的企業が利用してきたAkamaiのネットワークを土台に、「アウトサイドイン」で、「分散型ファースト」のアプローチを採用しています。これは、データセンターのサイズだけでなく、ネットワークのサイズも、スケール面で重要になる未来に焦点を当てたアプローチです」」と、述べています。
7 つの新しいグローバル・コア・コンピューティング・リージョン
戦略に基づいた7つの新たなコア・コンピューティング・リージョンは、9 月から 10 月にかけて順次オンラインとなり顧客に提供される予定です。Akamai のクラウドコンピューティング・ネットワークがデータ集約型の主要な接続ポイントに拡張され、お客様はエンドユーザーの接続性と体験の向上を実現することができます。
各リージョンの特徴
●大阪リージョン
大規模でスケーラブルな Akamai のバックボーンに接続されます。日本は人口 1 億 2,500 万人を抱え、デジタル人口では世界第 8 位にランクイン(※2)しています。
大阪は、日本国内で東京に続く二拠点目のコアコンピューティングリージョンとなり、日本国内でのディザスターリカバリーやハイアベイラビリティの確保だけでなく、最新のアーキテクチャに基づいた設計と機能、最新のハードウェアが利用できる高性能なコンピューティングリソースとして、日本だけでなく、近傍となる東アジア諸国からの利用も大いに期待されています。
●アムステルダムリージョン
アムステルダムには世界で 2 番目に大きなインターネットエクスチェンジがあります。このリージョンは Akamai が最近開設したストックホルムリージョン(※3)に加え、ヨーロッパ北西部のお客様に新しいレベルのクラウド接続を提供します。
※3:https://www.linode.com/ja/blog/linode/new-cloud-computing-site-sweden/
●ジャカルタリージョン
ジャカルタは急速にデジタル経済の発展を遂げている国の中心部に位置しています。インドネシアでは、インターネット利用者数が 2028 年までに 3,600 万人(※4)増加すると予想されています。
※4:https://www.statista.com/statistics/254456/number-of-internet-users-in-indonesia/
●ロサンゼルスリージョン
世界のメディアおよびエンターテインメント市場の中心地であるロサンゼルスに、Akamai の新しいコア・コンピューティング・リージョンが誕生しました。長年にわたって専門知識と深いエンタープライズ顧客基盤を培ってきたこの業界で、強力なサービスを拡大することができます。
●マイアミリージョン
ラテンアメリカでビジネスを展開するお客様により良いサービスを提供し、Akamai の分散接続をハイテク業界の人材(※5)とベンチャーキャピタルからの投資(※6)が爆発的に増加する、急成長中のビジネスハブにもたらします。
●ミラノリージョン
イタリアで 第二の都市であるミラノに進出します。イタリアのクラウドサービス市場は、2015 年から 2022 年にかけて 250% の成長(※7)を遂げました。この拠点では、ヨーロッパの顧客にサービスを提供するだけでなく、中東のお客様もサポートする予定です。
※7:https://www.statista.com/statistics/696991/cloud-market-size-in-italy
●サンパウロリージョン
人口が南米で最大でありながら、デジタルへの到達が最も難しい都市の 1 つです。Akamai にとってラテンアメリカ初のコア・コンピューティング・リージョンであり、今年後半にはさらなる接続の追加が予定されています。
過去 90 日間で、Akamai は 13 の新しいコア・コンピューティング・リージョンを開設しました。今回発表されたリージョンは、既に発表されているアトランタ、ダラス、フリーモント、ニューアーク、トロント、フランクフルト、ロンドン、ムンバイ、シンガポール、シドニー、および東京と、最近発表されたシカゴ、ワシントン D.C.、パリ、ストックホルム、シアトル、チェンナイに加わります。Akamai は、下半期にさらにグローバルなコア・コンピューティング・リージョンを展開する予定です。
Akamai Connected Cloud(※8)および Akamai のクラウドコンピューティング・サービス(※9)の詳細については、Akamai の Web サイトをご覧ください。
※8:https://www.akamai.com/ja/why-akamai
※9:https://www.akamai.com/ja/solutions/cloud-computing
Akamaiについて:
Akamai はオンラインライフの力となり、守っています。世界中の先進企業が Akamai を選び、安全なデジタル体験を構築して提供することで、毎日、世界中の人々の生活、仕事、娯楽をサポートしています。超分散型のエッジおよびクラウドプラットフォームである Akamai Connected Cloud は、アプリと体験をユーザーに近づけ、脅威を遠ざけます。Akamai のクラウドコンピューティング、セキュリティ、コンテンツデリバリーの各ソリューションの詳細については、akamai.comおよびakamai.com/blogをご覧いただくか、TwitterとLinkedInで Akamai Technologiesをフォローしてください。
※AkamaiとAkamaiロゴは、Akamai Technologies Inc.の商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに組織名は、各社の商標または登録商標です
※本プレスリリースの内容は、個別の事例に基づくものであり、個々の状況により変動しうるものです