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ロボット・航空宇宙フェスタふくしまについて
福島県のロボット・航空宇宙関連産業の集積*1を目指し、関連事業者の技術交流や商談の場を提供するとともに、体験イベント等を実施し、次世代を担う若い世代も楽しく参加できることを目的とした展示会です。ロボット・航空宇宙に関連する製品・技術が一堂に会し、話題の新製品や新技術を展示する国内最大級の展示会です。
公式HP:https://www.robotfesta-fukushima.jp/
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出展の背景・技術開発
当社は、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)の助成事業(以下:JICS事業)である「新興国DX等新規事業創造推進支援事業」において、「インド国アグリテック分野における農村の社会課題解決のためのドローン画像を活用した農産物の品質定量化+P2P通信型ブロックチェーンを中核とするデジタルエコシステムに係る実証」事業に取り組んでいます。
(事業詳細URL:https://www.jics.or.jp/hojokin3/pdf/07_ja.pdf )
JICS事業の一環として、採択事業者であるVFR株式会社と共に、当社とマクタアメニティ株式会社が協力し、 インドでドローンを活用した「おいしさの見える化*2」技術の実証実験を実施しました。インドの現地農家からの協力を得て、ドローンを使用して果物などを空中から撮影した画像データを解析し、対象農産物のおいしさを定量化できることを確認しました。
また、ドローンの撮影/飛行データを活用し、フォトグラメトリー技術によりリアルタイムでデジタルツインによるVR空間を生成し、ドローンの飛行シミュレーターに応用可能な技術実証にも成功しました。
これらは、当社のweb3.0技術を活用し構築されたハイパー・セキュア・ネットワーク*3、ハイパー・セキュア・ストレージ*4上の秘密分散データストレージ「furehako」に保存後、インターネット環境がない状態で各デバイスにP2P・M2M*5により連携させることによって、地形データを含む秘密情報を安全かつ大容量に保存する用途に役立ちます。
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技術開発の意義
農産物の品質を定量化することにより農業生産性を改善したり、従来の市場価格よりも高く販売したりすることが可能となります。このことは、農家の所得水準を改善することに直結します。
また、ドローンのシミュレーターを農業分野でのパイロット教育訓練に活用することで、墜落リスクのある高額なドローンを使用せずともデジタルツイン空間で高い精度の飛行技術を学ぶことができ、農村地域でのパイロットの育成にも寄与します。
これらの特長により、農家やパイロットを含む農業支援者など、生産従事者それぞれが経済的(社会的)価値を享受できるだけでなく、ドローンの農産物データを中心とした「マーケティング・生産・販売・教育」まで、バリューチェーン全体を一気通貫で連携することができる極めて革新的な取り組みです。
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展示会出展の背景・当社の出展内容
ドローンの実用化・ドローンデータの活用が広まる中でも、このようなバリューチェーン全体を包括するようなユースケースは少なく、先行事例としてご来場の皆様にその利点と可能性について理解と興味関心を持っていただくことを目的としています。
当日は、当社・マクタアメニティ株式会社・VFR株式会社の3社による共同出展により、JICS事業(ドローンで撮影した画像データを「おいしさの見える化」技術を用いて定量化し、当該データをfurehakoを用いたデータのやり取り)を実演するほか、リモートセンシングに活用いただけるドローンを配し、ユースケースの全体像を展示・デモンストレーションいたします。
また、ユースケースの基幹部分となっているハイパー・セキュア・ストレージ / ネットワークで実装された、秘密通信・秘密分散技術の製品である「furehako:フレハコ」も展示いたします。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
■ブースのご案内
ステージ正面の左手側に3ブース出展しています。
ブース番号:R-63
【注記】
*1 福島県では、ロボット関連産業集積プロジェクトと称し、研究室、屋内試験場等を備えた「福島ロボットテストフィールド」を提供しています。福島イノベーション・コースト構想に基づき南相馬市及び浪江町に整備され、物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空のフィールドロボットを対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる、世界に類を見ない一大開発実証拠点です。
*2 「おいしさの見える化」技術は、マクタアメニティ株式会社が経済産業省の認定事業として開発した特許取得済みの技術です。
*3 ハイパー・セキュア・ネットワークとは、従来の web2.0 型を前提としたアーキテクチャではなく、web3.0型で実行されるネットワーク技術・方式のことです。その構成要素は、ソフトウェアによる暗号化、秘密鍵、生体認証、閉域化等と、ハードウェアによるHW Wallet、専用制御ルーター等の組み合わせにより、web3.0 でネットワークを実現することを意味します。
*4 ハイパー・セキュア・ストレージとは、1と同様に、従来の web2.0 型を前提としたアーキテクチャではなく、web3.0型で実行されるデータ連携・保管のための技術・方式のことです。その構成要素は、ソフトウェアによるP2P/M2M化、断片化、暗号化、分散化、秘密鍵および復号化、非同期化等による機密化、非検閲化、ハッシュ、ブロックチェーンによる真実性保証とトラッキング等と、ハードウェアによるHWWallet、専用NAS等の組み合わせにより、web3.0でデータ連携を実現することを意味します。
なお、ハイパー・セキュア・ネットワークおよびハイパー・セキュア・ストレージは、当社が2023年9月に開催されたECONOSEC(経済安全保障対策会議・展示会)で提唱した、全く新しいセキュリティの概念です。両技術の組み合わせにより、管理された特定のハードウェアのみでアプリケーションを実行するなど、ハイパー・セキュアなアプリケーションを運用することが可能となります。
*5 P2P:Peer to Peerとは、複数のコンピューター間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつで、対等の者(Peer、ピア)同士が通信をすることを特徴とする通信方式、通信モデル、あるいは通信技術の一分野を指します。(Wikipediaより)
M2M:Machine to Machineとは、コンピュータネットワークに繋がれた機械同士が人間を介在せずに相互に情報交換し、自動的に最適な制御が行われるシステムを指します。(Wikipediaより)
●Casley Deep Innovations株式会社について
代表者: 代表取締役 砂川 和雅
本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F
研究所所在地: 東京都文教区本郷(東京大学前)
事業内容:ディープテック領域のシステム開発 / プロダクト開発事業
web3.0、XR、AI、画像解析等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング等
プロジェクトイネーブルメント®事業
設立日:2023年4月
売上高:12.0億円見込み ※設立初年度予想
URL:https://www.casleydi.co.jp/
●マクタアメニティ株式会社について
代表者:代表取締役 幕田 武広
本社所在地:福島県伊達市梁川町山舟生字高倉22
事業内容:環境保全用微生物資材 、有機農業適応資材 、鮮度保持流通システム 、農産物生産流通情報支援システムの販売、研究開発
設立日:1988年2月22日
URL:http://makuta-amenity.com/
●VFR株式会社について
代表者:代表取締役社長 蓬田 和平
本社所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋21階
事業内容: VFRは、2020年3月にドローン産業の確立と発展を目指してパソコン製造・販売で知られるVAIO株式会社の子会社として設立され、開発支援から調達、製造受託、販売、保守までワンストップで行えることを強みとして、ハードウェアやモジュールの量産開発・製造受託を軸に、電気機器メーカー、自動車メーカー、航空機業界の知見・ノウハウを継承する形で厳しい安全基準を高レベルで実現した機体や周辺機器を開発・製造しています。
設立日 : 2020年3月12日
URL : https://vfr.co.jp/
<報道関係のお問い合わせ先>
Casley Deep Innovations株式会社
広報担当:PR事務局(株式会社フロントステージ)中尾・大橋・木村
Email: info@frontstage-pr.co.jp
マクタアメニティ株式会社
広報担当:齋藤 満喜子(さいとう まきこ)
Email:info@makuta-amenity.com
VFR株式会社
広報担当:田所 秀貞(たどころ ひでさだ)
Email:vfr-press@vfr.co.jp