「ICT領域をはじめ、経営学や事業創造領域等において先端的な研究をされている大学教授等や、ICTを活用したビジネス創造や変革の専門家による講義」、「各領域の知識を組み合わせ新たな価値を生み出す仕組みを実践的に学ぶワークショップ」と「社会課題解決の実行力を高めるトレーニング」を予定しています。
プログラムの内容や日程、および応募資格等の詳細は下記の実施概要を参照ください(学習する意欲があり、また、ICTの基礎的な知識を有する方を対象としております)。
デジタル・イノベーション人材育成プログラム in 静岡 第2期 実施概要
1. プログラム概要
本講座は、静岡県が主催し、LTSが運営する「トップレベルICT人材」を育成する講座です。対象者は、社会人または学生で、ICTを活用したビジネスの創造や変革を推進していきたいと考えている方を想定しています。
本講座は、7カ月に渡って、前期(「ICTを活用したビジネス創造や変革の専門家による講義」)、中期(「各領域の知識を組み合わせ新たな価値を生み出す仕組みを実践的に学ぶワークショップ」)、後期(「社会課題解決の実行力を高めるトレーニング」)の三構成で各分野の大学教授等や企業のICT専門家等の講義を受けられる講座となっています。加えて、学生や大学等の教員、社会人、ICT企業、首都圏スタートアップ等との交流イベントや、 ICT専門家によるオープンセミナー、実践的な課題解決に繋がるワークショップを実施します。
2.応募資格
①応募者が以下の事項のすべてを満たすこと。
ⅰ.学習する意欲があること、またICTの基礎的な知識※1を有することが望ましい。
ⅱ.静岡県内に在住・在勤・在学の社会人または学生。あるいは、将来的に静岡県にU・I・Jターンを希望する静岡県外に在住・在勤・在学の社会人または学生。
ⅲ.ご自身でGoogleドライブ・Slackを準備できること(受講教材等の受け渡しに利用予定)。
※1 IPA(情報処理推進機構)が提唱しているスキル標準レベル2またはレベル3程度のスキルを
目安とします。
(参考)IPAの提唱するICTスキル標準レベル
レベル2:上位者の指導の下に、要求された作業を担当します。プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を有する。スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められます。
レベル3:要求された作業を全て独力で遂行します。スキルの専門分野確立を目指し、プロフェッショナルとなるために必要な応用的知識・技能を有します。スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められます。
レベル4:プロフェッショナルとしてスキルの専門分野が確立し、自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードするレベル。社内において、プロフェッショナルとして求められる経験の知識化とその応用(後進育成)に貢献しており、ハイレベルのプレーヤとして認められます。スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められます。
②応募者が以下の事項のいずれにも該当しないこと。
ⅰ.違法または公序良俗に反する行為を行っていること。
ⅱ.応募内容に不備がある場合または虚偽の情報・申告を行っていること。
3.講師・登壇者(予定)
●前期講義
・狩野 芳伸 氏 静岡大学 情報学部 准教授
・栗木 契 氏 神戸大学大学院 経営学研究科 教授
・高瀬 進 氏 神戸大学大学院 経営学研究科 研究員
・酒井 敏 氏 京都大学大学院 人間・環境学研究科 名誉教授
・阿部 修士 氏 京都大学 人と社会の未来研究院 准教授
・橋本 雄太 株式会社エル・ティー・エス マネージャー
●中期クロスイノベーションブートキャンプ
・鈴木 稔 株式会社エル・ティー・エス シニアマネージャー
●後期トレーニング
・岡田 和也 氏 株式会社Opening Line テクニカルディレクター
・木村 優 氏 UnUniFi(DAOプロジェクト)co-founder
・松本 悦宜 氏 Capy株式会社 CSO(チーフセキュリティオフィサー)
・舟山 雄太 株式会社エル・ティー・エス シニアマネージャー
4.背景
静岡県は、第4次産業革命の進展や、コロナ禍による急速なデジタル化の流れに対応し、地域経済の持続的な成長を実現するためには、デジタル技術を活用し、新たな価値の創出や生産性の向上などイノベーション創出に取り組む必要があると考えています。
そこで、静岡県では、「ふじのくにICT人材確保・育成戦略」を策定し、「トップレベルICT人材」から「次世代人材」まで4つの階層に分け、それぞれに対応した確保・育成の取組を推進しています。特に、政府が「デジタル田園都市国家構想」の人材育成で重視している、データサイエンティストやエンジニア・オペレーター等の高度なスキルを有する「デジタル推進人材」に該当する、「トップレベルICT人材」の育成が大きな課題となっています。
上記の課題を解決するために、静岡県では、2023年3月、静岡市内にイノベーション拠点「SHIP(SHizuoka Innovation Platform)※2」を開設しました。当拠点において、主に高度なスキルを有するICT人材の育成や、県内企業や首都圏スタートアップとの協業・共同研究等を通じた実践経験を積める場として、更なる活用の促進を目指しています。
※2 SHIPホームページ https://ship-shizuoka.jp/
5.目的
昨年度に引き続き、「トップレベルICT人材」を育成する講座を開講いたします。本講座では、高度なスキルと実践経験をオンラインで習得可能な場を、社会人や学生に提供いたします。
6.プログラム内容
【前期】
●前期講義【2023年8~10月 会場はオンラインを予定】
トップレベルICT人材に必要な社会・文化、心理学、経営学、イノベーション、テクノロジー等の知識を融合するための基盤知識づくり
【中期】
●中期クロスイノベーションブートキャンプ【2023年11月23日(木・祝) 会場は静岡駅徒歩15分圏内を予定】
様々な知識と参加者たちの知を融合させて新たなビジネスを検討し、ICTの活用を描くワークショップ
【後期】
●後期トレーニング【2023年11月~1月 会場はオンラインを予定】
AIやブロックチェーン、セキュリティ、データマネジメントのトレーニング
●課題解決ブートキャンプ【2024年2月 会場は静岡駅徒歩15分圏内を予定】
ICTを用いて解決したい課題を県内から幅広く公募し本プログラム修了者と共に課題解決を検討するワークショップ「課題解決ブートキャンプ」
●修了式【2024年3月15日(金)会場はSHIPを予定】
7.応募スケジュール
●応募締切
7月10日(月)18時までに、下記の応募フォームより応募してください。
●応募フォーム
https://forms.office.com/r/xBg4vbLK3u
※応募にあたってご提供頂く個人情報を含む応募情報は、主催者(静岡県、静岡県産業振興財団)及び事業運営者において、本事業遂行にあたって必要な範囲で共有・利用され、事前の承諾なく第三者に提供することはありません。
●結果連絡
結果については、7月21日(金)までに、応募フォームにご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡させていただきます。
8.プログラム参加にあたっての留意事項
・参加費は無料です。
・参加のために必要な費用(交通費等)についてはご自身でご負担いただきます。
・講義内容等のプログラム参加を通じて知りえた秘密情報を保持するため、これらの情報に関する受講者規約に同意していただきます。
・本プログラムの参加状況(写真や動画、記事等)が静岡県ホームページや、Facebook等へ掲載される場合がございます。
9.お問い合わせ(本事業運営者)
株式会社エル・ティー・エス 鈴木(すずき)・玉城(たまき)・茶園(ちゃぞの)
メール:pj_shiz-dv_sp@lt-s.jp