耕作放棄が拡大する清水・両河内の「農のある風景」を復活させようと、毎年百名以上の市民と力を合わせて育む幻の酒米を贅沢に使用した逸品
複合力は、毎年百名以上の志のある市民と共に、清水区西里の清水森林公園「やすらぎの森」内の田畑や竹林の再生の活動を10年前から続けています。自給の基本である田んぼの再開墾をしていく中で、6年前から休耕田で酒米「亀の尾」を栽培し始めました。
2022年度は台風15号の被害も受け、刈り取り途中の田んぼの稲が泥水に浸かるなどのトラブルもありましたが、地元企業の協力も受け、玄米の収量を確保することができました。
そんな貴重な米を使って醸造を行うのは、江戸時代から続く創業337年の静岡市清水区の老舗酒蔵、三和酒造株式会社。豊かな香りとすっきりした味わいが人気の「臥龍梅」の醸造蔵です。使用米の亀の尾と同じく仕込み水に興津川の伏流水を使用することから、本商品は正真正銘の清水テロワールです。4月18日(火)、「臥龍梅 純米吟醸 両河内亀の尾 2023」の完成発表会を開催します。
また今回は新たな取り組みとして、静岡市産学交流センターから委託を受け三和酒造が東海大学と共同で行った研究テーマ「静岡/清水テロワール(日本酒)の付加価値創出事業~オクシズからシズマエまで~」についても紹介します。この研究では、清水の米と水から製造された日本酒を清水港内の海底貯蔵し熟成度を評価しました。これにより、オクシズ(清水区両河内地区)からシズマエ(清水港)までのテロワール(地域性)を考慮した日本酒としてブランド力向上に務めます。
なお亀の尾の海底貯蔵酒は、「臥龍梅 海底貯蔵試験酒」として純米大吟醸愛山、Sparkling Sakeと共に限定頒布を予定しています。
<発表会開催概要>
「臥龍梅純米吟醸両河内亀の尾2023発表会」
日程:令和5年4月18日(火)10:00~11:00
会場:静岡市清水市民活動センター(静岡市清水区港町2-1-1キララシティ2F)
出席者:NPO法人複合力、三和酒造株式会社、日鉄エンジニアリング株式会社、イハラ建成工業株式会社、東海大学、静岡市産学交流センター他
<商品概要>
◆臥龍梅 純米吟醸 両河内亀の尾2023
内容量:720ml
アルコール度数:16度
精米歩合:60%
一般小売価格(税込):2,000円
発売日:4月18日(火)
販売:蔵出し分については予約で既に完売。ご購入は清水区内を中心とした臥龍梅特約店にお問い合わせください。また臥龍梅オンラインストアでの限定販売も予定しています。詳細は臥龍梅のSNSをチェックしてください。
◆臥龍梅 海底貯蔵 試験酒
・臥龍梅 海底貯蔵 試験酒「亀の尾」
内容量:720ml
アルコール度数:16度
精米歩合:60%
般小売価格(税込):5,000円
・臥龍梅 海底貯蔵 試験酒「愛山」
内容量:720ml
アルコール度数:16度
精米歩合:45%
一般小売価格(税込):10,000円
・臥龍梅 海底貯蔵 試験酒「Sparkling Sake」
内容量:720ml
アルコール度数:13度
精米歩合:60%
一般小売価格(税込):10,000円
発売日:4月18日(火)
販売:大好評につき3種とも予約分にて既に完売
<商品に関するお問い合わせ先>
三和酒造株式会社
担当:遠藤
TEL:054-366-0839
Email: sanwa@garyubai.com
<研究について>
テーマ:静岡/清水テロワール(日本酒)の付加価値創出事業~オクシズからシズマエまで~
研究概要:https://www.b-nest.jp/itaku/22.html
B-nest静岡市産学交流センター令和4年度 産学共同研究成果発表会 ~地域の課題を解決する~
基礎コース「4. 静岡/清水テロワール(日本酒)の付加価値創出事業~オクシズからシズマエまで~」
■NPO法人複合力
「やすらぎの森から、オクシズ両河内を元気に!」を合言葉に、静岡市清水区両河内地区を磨く団体です。人と自然が共存する旧清水市・興津川源流域で、“農”のある暮らしを維持し6次産業化を進め、山里の自然、景観、歴史、暮らしぶり等の隠れた地場資源を、自力再生の“力”に組み立てなおす活動を進めています。米や大麦等の栽培、それらを使用した地酒、地ビールの発売、農作業体験、貸し切り古民家の運営、地元食材のジェラート屋等、活動は多岐にわたります。
所在地:〒424-0413 静岡県静岡市清水区西里1342
代表者:理事長 加藤 伸一郎
活動内容:耕作放棄地の再生、中山間地の活性化、新たな地場産業の育成等
電話番号:090-6492-3306
■三和酒造株式会社
1686年創業、富士山で名高い静岡県に位置し、清流と鮎で名高い興津川の伏流水を仕込水とし、南部杜氏が秘伝の技をつくして醸します。
10種類以上の原料米を使用し、味と香りのバリエーションを愉しんでいただくことをモットーとしております。
「臥龍」とは地にひそみ隠れている龍の意味で、志をのばす機会を得ず民間に隠れていた英雄、諸葛孔明の例えです。やがては天下の美酒と謳われることを願って「臥龍梅」と名づけました。
所在地:〒424-0038静岡県静岡市清水区西久保501-10
代表者:代表取締役社長 鈴木 克昌
事業内容:日本酒、梅酒の製造および販売
電話番号:054-366-0839
HP:http://garyubai.com/
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Instagram:https://www.instagr