2022年3月1日~9日にスイス ジュネーブにて開催された国際電気通信連合(ITU)電気通信標準化部門(ITU-T)の世界電気通信標準化総会(WTSA)において、NECの永沼美保、山田徹が2022~2024年の研究会期における「電気通信標準化諮問委員会(TSAG)」「第20研究委員会(SG20)」の副議長にそれぞれ任命されました。
国連専門機関ITUの一部門であるITU-Tでは、電気通信分野の国際標準を策定しています。4年毎に開催されるITU-Tの総会WTSAにおいて、次期研究会期の標準化課題や標準化体制の承認、TSAGおよび具体的な標準化活動を行う研究委員会の議長・副議長の任命等が行われました。
TSAGは、ITU-Tにおける標準化活動の優先事項、計画、運営、財政及び戦略に関する議論を行う会議です。NECは、TSAGのマネジメントチームの一員としてITU-Tにおける標準化の方針および戦略策定に寄与していきます。
SG20は、IoTおよびスマートシティ分野の標準化を研究対象としており、都市サービスの高度化を実現するICTシステムの参照アーキテクチャおよび要求条件の定義や都市評価指標の策定等を進めています。近年は、都市のデジタル化やデジタルツイン等の仮想空間活用の議論が活発に行われています。NECは、スマートシティ分野の国際標準化への貢献を通じて、スマートシティの推進に主導的役割を果たしていきます。
NECは、これらの標準化活動を通じてグローバルスタンダードの策定に貢献します。また、これらのグローバルスタンダードに準拠したICTソリューションを提供することにより、高度なICTサービスの普及・促進を推進していきます。
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