Octa Robotics/Octa Roboticsは、森トラスト、ソフトバンクロボティクス、三菱HCキャピタルと共に、経済産業省による補助事業「令和5年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に参画することが決定しました。

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株式会社Octa Robotics(本社:埼玉県さいたま市、 代表:鍋嶌 厚太)は、令和5年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業において、既存施設のロボットフレンドリー化手段の検討、ロボットフレンドリー環境を前提としたサービス及びロボット要求仕様の検討を担い、事業に貢献していきます。
  • 令和5年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業の概要

2023年9月、森トラスト株式会社(代表取締役社長:伊達 美和子)、ソフトバンクロボティクス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:久井 大樹)、株式会社Octa Robotics(代表取締役:鍋嶌 厚太)、および三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹)の4社で実施する研究開発事業において、経済産業省による補助事業「令和5年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業*1」に採択されました。

今回の採択を受けて、4社は、あらゆる施設においてサービスロボットのスムーズな運行を可能とする「ロボットフレンドリーな環境*2(以下、ロボフレ環境)」の構築に向けて、ホテルやオフィス、商業施設を含む複合施設「仙台トラストタワー」において、複数階の移動を伴う清掃業務や食品のデリバリーサービス、ホテルにおける手荷物配送などの業務にロボットを実装することで、その効果や経済性の検証を行ってまいります。

2022年度までの実証においては、ホテルやオフィスといった単一用途の施設を対象として、ロボットの走行や作業に影響を与える物理的な環境特性に関するレベル分け(ロボフレレベルの定義)を行い、ロボフレ環境を整備するうえでの有効性と経済性を検証しました。

3期目となる2023年度は、検証施設の範囲を広げ、さまざまな用途で使用される複合施設を対象に、エレベーターや自動ドアなど施設内のロボットの縦横移動や、ロボット同士が協調し、衝突などを避ける方法、ロボットの自己位置認識のためのマーカー(標識)の共有化などを総合的に検証します。より実装に近い形で検証を行うことで、様々な施設に汎用的に適用可能なモデルの構築を図ります。

今後は、ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)*3等と連携し、今回の検証結果をサービスロボット導入に関わるさまざまなパートナーと共有できるガイドラインとして提言することで、サービスロボット導入の加速に貢献していきます。

*1 ロボットの導入が進んでいないサービスなどにフォーカスをあて、ユーザー側の既存の業務プロセスや施設環境などを見直すことを前提とした、「ロボットフレンドリーな環境」を構築するための開発を行う者に対して補助金を交付する事業

*2 サービスロボットの普及に向けた、ロボットを導入しやすい環境

*3あらゆるタイプの施設においてロボット導入を実現するため、ロボットフレンドリーな環境構築への支援を目的に設立された一般社団法人。

  • 今回の研究開発について

目的

・昨年度の実証成果を踏まえた実装に基づくサービスロボットの運用上の物理環境課題の洗い出し・分類

・ロボットフレンドリー環境下での有効性・経済性の検証

場所

仙台トラストタワー(宮城県仙台市青葉区一番町1-9-1)

実施期間

2023年9月~2024年3月(予定)

各社の役割

森トラスト  

・プロジェクト管理、成果の取りまとめ

・プロジェクト実施場所の提供

                

ソフトバンクロボティクス

・既存施設のロボフレ化手段の検討

・サービスロボットの提供とそれを用いた検証

                

Octa Robotics 

・既存施設のロボフレ化手段の検討

・ロボットフレンドリー環境を前提としたサービスロボット要求仕様の検討

・LCIサービスの提供

                

三菱HCキャピタル

・移動型サービスロボットプロトタイプの保有、および提供

・サービスロボット普及に向けた新たなサービス等の検討

  

  • 株式会社Octa Roboticsについて

Octa Roboticsは、「ロボットをあたりまえのインフラに」をパーパスに、組織をまたいだコミュニケーションの推進と、市場に足りない要素の提供を行うことでオープンイノベーションを下支えし、サービスロボット市場の成長を加速させます。

ロボット・設備連携インターフェースサービス「LCI」の提供をはじめ、ロボットサービスの安全運用に不可欠なルール作りである標準化と、スピード感を持った開発・実装・導入までの企業アライアンスを強みとし、お客さまの本質的なニーズに寄り添いながら研究開発、サービス提供を行います。

社名(商号)株式会社Octa Robotics (英文: Octa Robotics, Inc.)
 代表者 代表取締役 鍋嶌 厚太
 設立日 2021年5月6日
 資本金 2,960,785円
 ホームページ https://www.octa8.jp
 所在地
 本社: 〒336-0022 埼玉県さいたま市南区白幡3丁目11番24-1号
 東京オフィス:〒100-0004 東京都千代田区大手町2-7-1 TOKIWAブリッジ(旧:JFE商事ビル)内
 つくばオフィス:〒305-0031茨城県つくば市吾妻2-5-1(つくばスタートアップパーク)内

 つくば実証フィールド:〒305-0841茨城県つくば市御幸が丘34(プロロジスパークつくば3「inno-base TSUKUBA」)内

 ◆ 表彰歴 等
 東京大学 FoundX Founders Program 採択(2021)
 東京大学 IPC 第6回1st Round 採択(2021)
 令和3年度産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)受賞(2021)
 日本機械学会 第19回標準事業表彰(国際功績賞) 受賞(2023)

 日本ロボット学会 第28回 実用化技術賞(技術賞) 受賞(2023)

 お問い合わせ先contact@octa8.jp

 

 

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