映像・音響技術で鉄道事業者の運行管理・旅客サービスを支援する各種ソリューションを提案
鉄道事業においては、旅客人口が減少傾向にある中、安心・安全を維持しつつ、効率的に運営することが求められています。当社ブースでは、列車の安全な運行や、駅・施設の利用者に対する安全をサポートする各種システムを展示。当社グループが保有する映像・音響技術を活用した、鉄道事業者の運行管理・旅客サービスを支援する各種ソリューションを提案します。
<主な展示内容>(当社ブース:国際展示場ホール8 ブースNo.R-59)
1.アナログ/ネットワークに対応したハイブリッド仕様により多彩な運用を実現する「車掌用ITV※システム」
1)HDハイブリッド・ワイドダイナミックレンジカメラ「TK-HD9801」(新商品)
従来のNTSC方式、高画質なアナログHD方式に加え、HD高画質でのネットワーク伝送にも対応したハイブリッド設計の車掌用ITVカメラです。フルHD映像のネットワーク伝送を、アナログカメラと同等の低遅延で実現します。また、ネットワーク接続による設置時のカメラ調整はもちろん、遠隔地での監視や記録にも対応し、車掌用としてだけでなく多彩な用途で活用できます。本ブースでは、ネットワークを活用したライブ表示、映像記録、遠隔監視、リモート接続による保守サポートなどを提案します。
※ITV:「Industrial Television」の略。
2)HD対応高輝度車掌用ITVモニター「LM-W213」(新商品)
視認性に優れた高輝度・高コントラストのフルHDパネルを搭載した21.5型液晶モニターです。高画質アナログHD信号に加え、従来のアナログ信号にも対応。鉄道市場ならではの「鉄道向け画質モード」や「地下鉄向け画質モード」のほか、モニターの台数削減が可能となる2分割機能などを搭載し、車掌用ITVカメラによる安全確認を支援します。本ブースでは、車掌用ITVカメラ「TK-HD9801」と組み合わせた展示を行い、分割表示やリモコンでのカメラ調整などを紹介します。
3)安全な運行をサポートする周辺技術
西日の影響を低減するカメラハウジングや、映り込みを低減したモニターハウジングなどの安全な運行をサポートする周辺技術を紹介します。
2.駅の無人化に伴う安全の確保と省力化を支援する「遠隔監視システム」
今後も増加傾向にある無人駅の安全確保や利用者とのコミュニケーション手段として、ネットワークカメラ映像の確認と、インターホンによる通話を、統合監視ソフトウェア「TZ-TS2000」を用いて管理・運用する「遠隔監視システム」を展示。実機を使用したデモンストレーションを行います。
3.塩害環境に対応した駅ホーム用スピーカーなど、明瞭度の高い放送を実現する「駅構内放送システム」
ホームのアナウンス放送用として多数の実績がある狭指向性スピーカー「PS-S103」の重耐塩モデル「PS-S103BS」をはじめとする「駅構内放送システム」を紹介します。「PS-S103BS」は、樹脂製パネルを採用し、海岸地域への設置も想定したISO14993に準拠の重耐塩仕様です。また、特定のホームなど、アナウンスを届けたいエリアの限定が可能なため、ホーム外への音漏れを抑え、周辺地域への騒音防止対策としても有効です。
本ブースでは、汎用的な広指向性重耐塩スピーカー「PS-S112BS/WS」を加え、実機を使用したデモンストレーションを行います。また、駅構内放送における音声明瞭化技術についても紹介します。
■「第8回鉄道技術展2023」の概要
会期:2023年11月8日(水)~10日(金) 10:00~17:00
会場:幕張メッセ 国際展示場 4・5・6・7・8ホール[当社ブース:ホール8 ブースNo.R-59]
主催:産経新聞社
公式サイト:http://www.mtij.jp/
当社プレスリリースURL:https://www.jvckenwood.com/jp/press/2023/1025-01.html
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