エクイニクス・ジャパン/エクイニクス、増大するハイパースケーラーの需要に応えるxScaleデータセンターを拡大

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大阪に国内2拠点目のxScaleデータセンター「OS2x」開設と、東京の「TY12x」第2フェーズ完了により、日本のデジタルファースト戦略を支援

世界的なデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長 小川 久仁子、以下「エクイニクス」)は本日、Alibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructureといった世界の大手クラウドサービスプロバイダー(ハイパースケーラー)からの需要増大に応えるデータセンターであるxScale™データセンター(以下、xScaleデータセンター)の国内2拠点目となるOS2xの開設、ならびに今年3月1日に開設したTY12xの第2フェーズが完了したことを発表します。

市場調査などを手掛ける独Statista(スタティスタ)によると、2020年の国内クラウドプラットフォームサービス市場(IaaS/PaaS)は、約8,500億円と推定されています[1]。背景としてリモートワークの増加やデジタルトランスフォーメーション(DX)に伴う柔軟なシステム環境の導入を挙げています。そして、2024年まで2桁の年平均成長率(CAGR)で推移し、同年までに約1.74兆円に達すると予想しています。大企業のDXに関する継続的な需要増に加え、公共部門による採用増も寄与すると考えられます。一方政府においても、さらなる経済成長や生産性の向上実現に向けたSociety5.0[2]を提唱しており、社会全体のデジタル化を促進すべく今年9月にはその司令塔としてデジタル庁が創設されました。

エクイニクスは、このような官民のDX推進がハイブリッドマルチクラウドへの移行需要を促進し、インターコネクション(相互接続)帯域をさらに急増させ、その中心的な役割をハイパースケーラーが担うと確信しています。2021年6月エクイニクスは、シンガポールの政府系ファンドであるGICとリミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ(LLP:有限責任事業組合)形態によるジョイントベンチャーの追加投資を合意したことを発表しました。今年10月にオーストラリアで発表された別のxScaleデータセンター向けジョイントベンチャー事業を加えると、xScaleデータセンターのポートフォリオは世界の34拠点に対して総額で約75億USドル超の規模となり、最終フェーズ完成時には675メガワット(MW)を超えるIT電力を供給する予定です。

OS2xおよびTY12xはこれらのxScaleデータセンターのポートフォリオに含まれ、高速、低遅延かつ堅牢といったハイパースケーラーからの高い要求と増大する需要に応えると同時に、約1万社以上の顧客企業で構成されるエクイニクスのエコシステム内でもハイパースケーラーへのより迅速で快適なアクセスを実現します。

OS2x
西日本初(国内2拠点目)で大阪に開設されたハイパースケーラー向けデータセンターであるOS2xは2021年12月24日に開設し、第1フェーズは約3,200平方メートル(34,500平方フィート)以上のコロケーションスペースを提供し、10メガワット(MW)以上のIT電力を供給する予定です。最終フェーズ完成時には約4,900平方メートル(52,700平方フィート)のコロケーションスペースを提供し、14メガワット(MW)のIT電力を供給する予定です。

                                                                              OS2x

エクイニクスが毎年発表している最新の年次市場調査「グローバル インターコネクション インデックス」(Global Interconnection Index、以下 「GXI」)の2021年版(GXI Vol. 5)によると、大阪圏のインターコネクション帯域は2020年から2024年にまでに50%のCAGRで増加することが見込まれています。ハイパースケーラーはクラウド導入に伴う高性能、一貫性、セキュリティ、耐障害性、ローカルデータレジリエンシーに対するニーズの高まりに対応するため、大阪圏への投資を拡大していくものと思われます。 

TY12x
アジア初のハイパースケーラー向けxScaleデータセンターであるTY12xの第2フェーズは2021年12月24日に完了する予定で、約3,200平方メートル(34,500平方フィート)以上のコロケーションスペースを提供し、10メガワット(MW)のIT電力を供給する予定です。なお、最終フェーズ完成時には約17,300平方メートル(186,140平方フィート)以上のコロケーションスペースを提供し、54メガワット(MW)のIT電力を供給する予定です。GXIによると東京圏のインターコネクション帯域は2020年から2024年にまでに42%のCAGRで増加することが見込まれ、製造業や金融業などの業界が積極的に活用すると予測されています。

デジタル経済の急速な発展とともにグローバルな接続性とハイブリッドマルチクラウドソリューションに対する需要は高まっており、エクイニクスは長年ハイパースケーラーに世界235を超えるIBX ® (International Business Exchange™)データセンターにおいてエンドユーザーや戦略的パートナーと直接接続できる環境を提供し、今後も継続的に発展させていきます。

エクイニクス日本法人 代表取締役社長 小川久仁子
「国内2拠点目となるハイパースケーラー向けxScaleデータセンターOS2xの大阪開設と、アジア最初のxScaleデータセンターTY12xの第2フェーズ完了、それぞれが滞りなく進んだことを大変嬉しく思います。ハイブリッドマルチクラウド化はすべての産業のみならず、行政においても事実上の標準になると考えられています。エクイニクスはPlatform Equinix上でハイパースケーラーのニーズに合わせ世界規模で投資と技術革新を継続し、高いレベルでの信頼性、グローバルリーチ、そして豊かなエコシステムへの相互接続性を提供しています。わたしたちはハイパースケーラーが求める高水準な技術および仕様レベルにお応えできるxScaleデータセンターの国内体制を引き続き積極的に展開してまいります。」

関連資料

[1] Statista: Sales value of the domestic cloud platform services (Iaas/PaaS) market in Japan from 2018 to 2020 with a forecast until 2024
https://www.statista.com/statistics/824531/japan-cloud-platform-services-iaas-and-paas-market-size/
[2] Society 5.0とは(内閣府): https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/

以上

 

 

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