Oracle Database@Azure、MySQL HeatWave Lakehouse on AWSや Oracle Alloy により、場所を問わずサービスを展開するためのより高い柔軟性を提供
Oracle CloudWorld, ラスベガス – 2023年9月21日
(本資料は米国2023年9月20日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
オラクルは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)に対する組織の多様なニーズと世界中での需要の高まりに応えるため、分散クラウド製品を継続的に拡充しています。 最新のOCI の分散クラウド製品として、「Oracle Database@Azure」 および 「MySQL HeatWave Lakehouse on AWS」 を発表しています。組織は、データ・プライバシー、データ主権、低レイテンシの要件に対処しながら、あらゆるワークロードを実行するように設計された 100 以上のサービスを利用することで、場所を問わずクラウド・サービスをデプロイできる柔軟性がさらに高まります。分散クラウド戦略の成功の実証として、オラクルはグローバル・パートナーによる 「Oracle Alloy」の採用も発表しました。
Oracle Cloud Infrastructure担当シニア・バイスプレジデントのカラン・バッタ(Karan Batta)は次のように述べています。「OCIの分散クラウドは、パフォーマンス、スケール、可用性を犠牲にすることなく、クラウド・サービスを導入する場所と方法について、顧客に可能な限り多くの選択肢を提供するように設計されています。現代のクラウドは、これまで以上に分散化され、より柔軟である必要があります。Microsoft Azureデータセンターにデプロイされ、OCI上で稼働するオラクルのデータベース・サービスにより、お客様はワークロードを実行する場所をより柔軟に選択できるようになります。」
Oracle Database@Azureにより、OCI上のオラクルのデータベース・サービスを Microsoft Azure で直接利用に
今月発表された「Oracle Database @Azure」により、お客様は、Microsoft Azureのデータセンターに導入され、OCI上で稼働するオラクルのデータベース・サービスを直接利用可能になります。「Oracle Database@Azure」は、OCIで稼働する「Oracle Database」のパフォーマンス、スケール、およびワークロードの可用性のすべての利点を提供します。この組み合わせにより、お客様はワークロードを実行する場所をより柔軟に選択できるようになります。また、「Oracle Database」とAzureサービス間におけるクラウドの購入や管理を簡素化する、最適な環境も提供します。
MySQL HeatWave LakehouseがAWS上で利用可能に
「MySQL HeatWave」 に Lakehouse機能が追加されたことで、AWSのお客様はトランザクション処理、データ・ウェアハウスとデータ・レイクにわたるリアルタイム分析、機械学習を 1 つのクラウド・データベース・サービスで実行できるようになりました。 5 つの AWS サービスを 1 つに置き換えることができるため、複雑さが軽減され、分析に関して業界最高クラスのコスト・パフォーマンスが得られます。
「MySQL HeatWave Lakehouse」 により、AWSのお客様は、Amazon S3オブジェクト・ストレージ内の数百テラバイトのCSV、Parquet、Avroなどのさまざまなファイル形式のデータや他のデータベースからのエクスポートのデータを、S3からデータベースにコピーすることなくクエリを実行できます。クエリ処理はすべて HeatWaveエンジンで行われるため、お客様は MySQL以外のワークロードと MySQL互換のワークロードの両方で HeatWaveを利用できます。アプリケーションへの変更やAWSデータ送信料金の負担をすることなく、AWS上でアプリケーションを実行し続けることができます。また、「MySQL HeatWave Lakehouse」 で 「AutoML」 を実行することもできます。これにより、機械学習モデルを自動的にトレーニングしたり、S3に保存されているファイルに対して推論と説明を実行したり、インタラクティブな 「MySQL HeatWave」 コンソールから多様な機械学習分析を実行することができます。「MySQL HeatWave Lakehouse on AWS」 は現在、限定的に提供されています。
Oracle Alloyにより、パートナーはローカルで運用しながら、新しいビジネス機会創出が可能に
現在、世界中で受注開始となっている「Oracle Alloy」により、サービス・プロバイダ、インテグレータ、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)およびその他の組織は、クラウドを活用したこれまでにないビジネスおよび新しい成長機会から収益を上げることができます。株式会社野村総合研究所(NRI)は、顧客企業がより迅速かつ安全にクラウドに移行できるよう支援するために、「Oracle Alloy」 を採用しました。
NRIは「Oracle Alloy」を活用することで、顧客企業に 100 以上の OCIサービスへのアクセスを提供できるようになり、クラウド・ ビジネスを成長させることができます。 NRI が自社データセンター内に OCIサービスのフルセットを備えることで、コンプライアンス、ガバナンス、セキュリティなどNRIの統制下のもと顧客企業のシステムのクラウド移行を支援できます。さらに、顧客企業は自社のシステムを、 NRIの主要な金融クラウド・アプリケーションおよびサービスと統合することも可能になり、金融統制やデータ主権など金融業界をはじめとするお客様の厳しい要件に沿ったコンプライアンスとガバナンスを備えたクラウド・プラットフォームを活用できるようになります。NRIは自社の東京、大阪データセンター内の2拠点で「Oracle Alloy」を活用したサービス基盤を構築します。NRIは、「OCI Dedicated Region」で、BESTWAY、T-STAR、THE STARなどミッションクリティカルな金融SaaS基盤を稼働しています。
株式会社野村総合研究所 常務執行役員 IT基盤サービス担当 大元 成和 氏は、次のように述べています。「NRIは、オラクルの専用クラウド『OCI Dedicated Region』を全世界で最初に採用しました。オラクルが提供する高性能かつ安全で拡張性の高いクラウド・プラットフォームをベースとし、厳格なセキュリティ、データ主権、金融統制要件を満たす高度な金融SaaSの運用をNRIの統制下で実現しています。金融業界をはじめとした多くのお客様から、同様の統制下でAIなどの最新技術を安心に活用したいとのご要望を受け、『Oracle Alloy』もいち早く採用しました。NRI独自のサービス提供や当社の金融アプリケーションとお客様のシステムとの連携も可能になり、当社のお客様のさらなるビジネス価値向上に貢献できるものと期待しています。」
OCIの分散クラウドについて
OCIの分散クラウドは、複数のクラウドにまたがっても、データのレジデンシー、ローカリティ、権限をより細かく制御できるクラウドのメリットをお客様に提供します。OCIの分散クラウドの特長は以下のとおりです。
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マルチクラウド:「Oracle Database@Azure」や「MySQL HeatWave on AWS」などのOCIのマルチクラウド・ソリューションにより、お客様はアプリケーションやデータベースに最適なクラウド・プロバイダーを選択することができます。
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ハイブリッド・クラウド:OCIは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、「Compute Cloud@Customer」を介してオンプレミス環境でクラウド・サービスを提供し、60カ国以上でインフラストラクチャを管理しています。
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パブリック・クラウド:OCIは現在、EUのデータ・レジデンシーやデータ主権の要件に対応する「EU Sovereign Cloud」を含む23カ国で45のOCIリージョンを展開しています。
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専用クラウド:OCIは、お客様が自社のデータセンターで、オラクルのすべてのクラウド・サービスを実行するための専用リージョンを提供しています。「Oracle Alloy」は、パートナー企業がクラウド・サービスとそのエクスペリエンスを顧客向けにカスタマイズすることを可能にします。オラクルはまた、米国、英国、オーストラリアの各国で「Government Clouds」を、米国の国家安全保障を目的として「Isolated Cloud Regions」を運用しています。
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/ をご覧ください。
Oracle CloudWorldについて
「Oracle CloudWorld」は、世界中のお客様とパートナー企業を対象に開催するオラクル最大のイベントです。ビジネス上の最大の課題に取り組むために必要なインサイトの探究、スキルや知識の習得、人脈の構築、クラウド・インフラストラクチャ、データベース、アプリケーションやJavaを含む開発者向けテクノロジを構築し活用する人々からその詳細を学ぶ機会として、是非イベントにご参加ください。登録方法、基調講演の視聴方法、セッション詳細、ニュースなどの情報は、https://www.oracle.com/cloudworld/ またはhttps://www.oracle.com/news/ をご参照ください。
将来の見通しに関する記述
オラクルの将来の計画、見通し、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の見通しと実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイトhttp://www.oracle.com/investor からご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2023年9月20日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。
商標
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