高性能・高セキュリティのデータベース基盤にOracle Exadata Cloud@Customerを導入し、ハイブリッド・クラウド環境を構築
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯盛 徹夫、以下「オリコ」)が、2024年に更改する新しい情報系基盤の本番環境に「Oracle Cloud Infrastructure」の「Oracle Exadata Cloud@Customer」を採用したことを発表します。同社は、基幹および周辺システムのデータに加え、多種多様な社外データ、非構造化データの利活用も行える基盤へ整備します。
オリコは、デジタル技術を用いて、常にお客さまに寄り添い、向き合い、ニーズに即した金融サービスを通じて、さまざまな社会課題解決に貢献し続けるイノベーティブな先進テック企業を目指す「Orico DX Vision」を掲げています。同社の2022年4月から2025年3月の中期経営計画では、重点市場深耕と新規探索、マーケットイン型営業の確立、異業種・先端企業との協働による新商品・サービス創出、プロセスイノベーションの深掘を事業戦略としています。これらの事業戦略を支える情報系基盤として、大量かつ多様なデータが蓄積でき、さまざまなビジネス・ニーズに応じて拡張・適応できるシステムが必要でした。
オリコの情報系基盤は、売上、顧客、加盟店、契約、延滞などの基幹システムに加え、会員向けサイト、与信、会計などの周辺システムを保有し、BIツールや分析ツールによって可視化やスコアリング・モデル構築などに活用しています。2000年のオープン・システム化に伴い「Oracle Database」を採用、2013年には大量データを高速に活用することを目的に「Oracle Exadata」を導入、2020年から柔軟な運用・保守によるコスト削減を目的に開発環境でOCIの「Oracle Exadata Database Service」を活用しています。
オリコは、日々増加するデータに対するオンプレミス環境の限界、ランニング費用の高止まり、個人情報・クレジットカード情報保護、サイバー攻撃など高まるセキュリティ・リスクへの対応を目的に、自社データセンター内でクラウド・データベースをサブスクリプションで利用可能な「Oracle Exadata Cloud@Customer」を採用しました。10年以上にわたる「Oracle Exadata」の利用により高性能化された既存資産の活用も利点としています。
株式会社オリエントコーポレーション IT・システムグループ システム推進部長の小谷野 純一氏は、次のように述べています。「オリコの戦略は、従来型の信販モデルから発展的に脱却し、デジタル、グリーン、オープンイノベーションを切り口に、お客さま起点で価値を創造し、社会への貢献と企業価値向上を実現することです。そして、この戦略を推進する上で、オラクルとの協力は重要です。『Oracle Exadata Cloud@Customer』を選んだ一番の理由は、高性能・高セキュリティな『Oracle Database』をハイブリッド・クラウド環境で利用できることです。これにより、ビジネスが成長し、多様化を続ける中で、必要なパフォーマンスと運用上のアジリティを手に入れることができます。」
オリコは今後、現在の情報系基盤に多種多様なデータを柔軟に扱えるデータレイク領域と、各種データをBIツールや外部連携などマルチに使えるデータマート領域を拡張し、よりデータ利活用できる基盤へと整備していきます。イノベーティブな先進企業を目指すこれらのDXの取り組みにより、「CX(新たな顧客体験の提供)」と「EX(新たな働き方体験の進化)」を具現化し、事業を通じて環境・社会的課題の解決に貢献する企業へと成長していきます。
日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。
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