この度発表するローデ・シュワルツ・ジャパン社の「R&S ZNAベクトル・ネットワーク・アナライザ」と、当社の「Two-Tone 光源PFDA-288シリーズ」を組み合わせたソリューションは、超高速通信光トランシーバなどの評価で問題を抱えている開発・製造向けの製品であり、Two-Tone光源を使用した測定手法により、他社製品での不確かさ(uncertainty)の仕様値を半減以下にする高精度な計測が可能になります。
さらに、「Two-Tone 光源」は、国立研究開発法人情報通信研究機構の成果を基にした技術であり、純粋日本国産技術による装置になっています。また、「R&S ZNAベクトル・ネットワーク・アナライザ」は、ドイツで開発された装置であり、お互いに純国産技術で開発した装置同士の組み合わせにより実現したソリューション製品となっています。
高速通信用光変調デバイスおよび受光器の周波数特性検査装置PFDA
<システム構成>
ローデ・シュワルツ・ジャパン社と当社が戦略的に協力することで、高速通信用光デバイスや受光器の周波数特性評価を刷新するような新たなソリューションが誕生しました。
【協業についてのコメント】
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 Jacques Jourda(ジャック・ジョルダ)氏
「今回の協業には、これまで弊社がアドレス出来なかった光計測市場へ参入するための大きな一歩として捉えています。」
シンクランド株式会社 取締役CTO 及川陽一
「光変調器を巧に用いる事で、卓越したtwo-tone光源装置を開発し、R&S 社のZNAと組合わせる事で、効率的に高精度・高感度に光送受信器の広帯域周波数計測を実現することができた。今後は、今回の協業を通じて、2022年度には、100 GHzを超える製品化を計画しております。」
■ローデ・シュワルツ社について
ローデ・シュワルツは、試験・計測、放送・メディア、航空・宇宙、防衛、セキュリティ、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各分野で高度なソリューションを提供するリーディング企業です。技術指向のグループとして、通信・情報・セキュリティ関連製品をもとに、産業界や行政機関のお客様がさらに安全に“つながる”社会を実現できるようご支援しています。2020年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは全世界で約12,300名の従業員が活躍しています。2019/2020会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして25.8億ユーロの売上を達成しました。ドイツ・ミュンヘンの本社を中心に、70カ国以上に子会社を配し、アジアと米国には地域拠点を置いています。
R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
代表者 :代表取締役社長Jacques Jourda
所在地 :東京都新宿区東京都西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
設立 :2003年4月
事業内容 :電子計測器、放送/メディア、航空宇宙/防衛/セキュリティーおよび
ネットワークとサイバーセキュリティー
資本金 :330,000千円
URL :https://www.rohde-schwarz.com/
■シンクランドについて
シンクランドは、自社が保有するハイレベルな「光学技術」や「電気信号処理技術」と、産官学が保有する高機能な「最新テクノロジー」とを連携することで、日本発の最先端製品を創造し、国内外に展開しています。光学系機器・各種検査測定センサー事業では初期光学設計から部品の選定、高効率な光学実装・組立、検査までを一貫して実施。さらに、高機能高速電気信号処理技術を元にした駆動用電気回路の設計・製作、アルゴリズムや制御用ソフトウェアの構築などにも対応しています。デバイスから装置機器・システムまで、幅広いお客様のご要求に応じられますので、お気軽にご相談ください。
シンクランド株式会社
代表者 :代表取締役&CEO宮地邦男
所在地 :神奈川県横浜市鶴見区小野町75-1 リーディングベンチャープラザ1号館502号室
設立 :2014年2月
事業内容 :光学・電気技術を用いた医療機器および検査測定機器等の製造および販売
資本金 :473,150千円
URL :https://think-lands.co.jp/
※プレスリリースに掲載されている内容、仕様、サービス、お問い合わせ先、その他の情報等は発表時点の情報となります。
その後予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。