「grow CONNECT」1000台の量産により、シェアリングIoT農園「grow FIELD」での体験価値の向上や、日本でも拡がりを見せるアーバンファーミングシーンの農的活動をサポートします。
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grow CONNECTとは
土壌温度・湿度センサー、外気温・外気湿度センサー、日照センサー、広角カメラといった6つの機能を搭載した、プランティオが開発した世界初のコンシューマー向けIoTセンサーです。
プランティオが開発したスマホアプリ「grow GO」と連携することで、センサーデータグラフや栽培している野菜の画像をいつでも、どこでも閲覧することができます。また、この「grow CONNECT」から収集・蓄積したデータをもとにしたAIによる自動学習と、「Crowd Farming System」という特許取得済みの栽培ナビゲーションシステムとの連携により、タイムリーな栽培ナビゲーションをアプリがお知らせし、誰でも簡単に野菜栽培をすることが可能になり、より良い野菜栽培体験へと常にアップデートしていきます。
<特許技術「Crowd Farming System」について>
「Crowd Farming System」とは「grow CONNECT」の端末から収集・蓄積した全てのデータによる自動学習から、野菜の発芽等の重要な指標である土壌温度を基軸に、位置情報やその場所の天候情報などのデータを肉付けすることで場所毎の収穫期や種をまくべきタイミング等を予測する、IoTプランター向け植物栽培特化型AIです。
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1,000台量産に至るまでの道のり
「grow CONNECT」は、2020年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入の受付を開始しました。受付開始からわずか1時間でプロジェクトを達成し、先行販売した初回生産台数200台を完売し、各種メディアにも多く取り上げていただきました。
Makuake『誰でも自宅で、楽しく野菜が育てられるアグリセンサー「grow CONNECT」』
https://www.makuake.com/project/grow-connect/
しかしながら、その後正式発売に向けて製品改良・製造準備を進める中、世界的な新型コロナウイルスの感染再拡大による半導体不足や海外の製造拠点の不安定な稼働状況等の影響を受け、製造を一次中断せざるをえない状況が続きました。そのため、プランティオのハードウェア開発チームは、製造拠点を国内に変更、製造計画の調整などの努力を重ね、ついに今回1000台の量産を実現しました。
こちらは、ようやくたどり着いた新たな国内拠点での製造過程を詳細にご紹介しているレポートです。プランティオのものづくりに懸ける想いを綴った記事を是非ご一読ください。
grow JOURNAL『捨てないものづくり!?野菜栽培をサポートするIoTセンサー「grow CONNECT」製造工場に潜入!』
https://media.plantio.com/grow-connect-manufacturing/
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grow FIELDの体験価値
「grow FIELD」は、プランティオが独自開発したIoTセンサー「grow CONNECT」を活用することで、タイムリーにコミュニティにお手入れ情報を通知し、コミュニティを活性化しつつ持続可能な食と農的活動ができる「たのしく育ててたのしく食べる」がテーマのスマート農園システムです。今回の量産により、利用者の方々が「grow FIELD」でのより充実した農的体験を享受できるようになり、新たな市場を開拓することができると期待しています。
<既存のコミュニティ農園への導入について>
今回の「grow CONNECT」の量産実現により、すでにコミュニティ農園を運営していらっしゃる方のIoT化、「grow」システムの導入も可能となりました。
「grow CONNECT」の野菜栽培のナビゲーションシステムにより、野菜に関する専門性がない方でも、簡単に野菜栽培を始めることができます。また、野菜の水やりや収穫のタイミングもアプリ「grow GO」で野菜栽培に参加するメンバーに通知が来て、みんなで協力して、たのしく野菜栽培を行うことができるため、コミュニティ活性化の一助にもなります。また、イベント作成や有料課金を行う機能や、今後は環境貢献を可視化する機能も追加予定です。
「grow」システムの導入に関するお問い合せはこちらです。ぜひお気軽にお問い合せください。※ページ下部にあるお問合せフォームの「grow GOアプリ/ grow CONNECTセンサーに関するご相談について」を選択してください
https://plantio.co.jp/grow/contact/
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今後の展望について
今回「grow CONNECT」が1,000台の量産を実現できたことにより、プランティオでは「grow」システムをさらに充実したものにするための様々な企画を計画しています。例えば、AIの精度を向上させることを目的とし、大学との連携による「grow CONNECT」を使った共同研究や、様々な企業とのコラボレーションによる全国的な「grow FIELD」の展開などがあります。
また、今後はサブスクリプション型ホームユース版「grow HOME」のリリースを視野に入れ、「grow FIELD」でも、ご家庭でもハイブリットに grow の世界を楽しめる月額プランの導入など、「たのしく育てて、たのしく食べる。」価値を向上させる取組みを検討しています。どうか、今後の動向にもご注目ください!
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代表者コメント
プランティオ株式会社 CEO 芹澤孝悦
やっと、やっと!ぼくら、PLANTIOの中核である「grow CONNECT」が量産完了いたしました。大変お待たせいたしました。以前2020年にクラウドファンディングを行い、さぁ!これからどんどん世に出すぞ!と思った矢先、世界的にCOVIC-19がパンデミックし、半導体不足、資金不足に陥り、本当に、本当に言葉にならないくらいの大変苦しい2年間を過ごして来ました。
かろうじて、前回製造した200台あまりを使い、なんとかビルの屋上のコミュニティ農園 (シェアリングIoT農園grow FIELD) へ転用し、会社を存続・延命させてきましたが、最近では、食糧安全保障や環境貢献の観点、安心・安全な食と農に自身でアクセスできる環境が欲しいなど、世界的なアーバンファーミングの広がりを受けて、おかげさまで逆に相当な追い風となりまして “コミュニティ農園つくりたいです!” とたくさんの方々からお声がけを頂けるようになってきました。
創業当初はホームユース版の先に、ビルの屋上などのアウトドアフィールド事業を考えておりましたが、このように順序が逆にはなりましたが、以後はアウトドアフィールドとあわせ、いよいよご家庭でのホームユース版へ向けて準備を進めて参りたいと考えております。とはいえ、量産した数も1000台しかございません。ですので、当座はテストマーケティングや、モニター利用、一部の方々へのβ版提供などを踏まえて、さらなる量産をと考えております。
最後になりますが、クラウドファンディングでご購入いただきましたお客様に於かれましては、大変に、大変にお待たせいたしました。それにも関わらず、長きにわたりぼくらのプロダクトを心待ちにし、あたたかい応援をして下さった方々へ、深く感謝の意をお伝えさせて頂きます。
熱いハートがあるみなさまの為にも、プランター発明の父、祖父・芹澤次郎の名に懸けても、必ずやこのプロダクトを世界中のみなさまにお届けし、誰もが手軽に「たのしく育てて、たのしく食べる。」世界を実現させたいと考えております。
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会社概要
会社名 :プランティオ株式会社
事業所所在地:東京都渋谷区神泉町11-7 SELON Bld 2F
設立 :2015年6月16日
資本金 :2億5,532万円
代表者 :芹澤孝悦 (せりざわたかよし)
事業内容 :ご家庭のベランダや、ビルの屋上、マンションなどの屋内でたのしくアーバンファーミング (都市農) を行う為の、一般の方の持続可能な農と食の営みをSXした次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開する経済産業省のスタートアップ支援プログラム『J-Startup』選抜スタートアップ
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お問い合わせ
プランティオ株式会社「grow」コミュニティチーム
Mail info@plantio.com