無線環境を学習し最適化することでトラブルを未然に防ぎ、運用管理の効率化を実現
*予定は前後する可能性があります。
近年、業務における無線LAN環境の拡大とともに、「通信が途切れる」や「通信が遅い」などのトラブルも増加しています。従来、このようなトラブルを解消するためには、高度な専門知識を持つネットワークエンジニアが必要とされ、対応にも多くの時間を費やしていました。
今回、無線LANアクセスポイント「WLX413」「WLX212」のファームウェアアップデートで提供する『RO機能』は、無線LANアクセスポイント本体が周辺の無線環境をモニタリングしながら、ネットワーク管理者が想定する無線LANの利用イメージに近づくように、設定を無線環境に合わせて動的に変更し最適化する機能です。設定の最適化においては、当社がこれまでのお客様サポート業務で蓄積したトラブルシュートノウハウを判断基準の一部として利用しています。
本機能により、トラブルを未然に防ぎながら、高品質な無線LAN環境を構築・保持することが可能です。また、トラブル解消時に高度な専門知識を必要としないため、無線LANの運用管理にかかる人的・時間的コストの削減にもつながります。無線LANの運用方法がわからない方や、無線LANのトラブルが多い環境でお困りの方に最適な機能です。
詳細な仕様については技術資料をご参考ください。
技術資料 : http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlx212/radio-optimization.html
<利用開始方法>
1.仮想コントローラーのWeb GUIの [無線設定] – [基本無線設定] ページにアクセスしてください。
2.『Radio Optimization機能』を「使用しない」から「使用する」に変更してください。
3.無線LAN導入先の利用イメージを以下の2つから選択してください。
一般:一般的なオフィス利用で事務作業や遠隔会議が快適に利用できる環境
大容量:学校などで多数の端末が同時に動画を再生する環境
4.[設定送信] ページから設定を送信してください。
<動作状況の確認方法>
1.仮想コントローラーのWeb GUIのトップページにアクセスしてください。
2.クラスターAP一覧から、各APの1日の『RO機能』による自動設定変更の回数が、過去7日間にわたって確認できます。合わせて、接続端末数やスループットの遷移も確認でき、『RO機能』による設定変更の効果を把握できます。
3.より詳細に『RO機能』による設定変更内容を確認したい場合は、仮想コントローラーのWeb GUIの「保守」-「Radio Optimization機能」 から確認できます。
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
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