「テレワークサービス」および「IPoEインターネットサービス」の提供開始
(※2)インターネットに接続するための接続方式のひとつ。従来からのPPPoE方式に比べて大容量のため、混雑することなく快適で安定した接続環境を構築できる。IP over Ethernetの略。
1.背景
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、リモートワーク環境からインターネット経由で社内ネットワークへ接続する機会が急速に拡大しています。
リモートワーク環境を構築するためには、社内イントラネットにゲートウェイ(GW)を追加で設計・構築しなければならず、投資コストやシステム人材確保に不安を抱える中堅・中小企業での導入が進まない一因になっております。
また、従来の企業ネットワークは、社内のインターネット接続ポイントをGWに集約することが多く、そこにトラフィックが集中するため、リモートワークを導入してもWeb会議などのクラウドサービスの利用が増加すると、ネットワークが輻輳してしまうといった課題があります。
こうした課題を解決するために、SASE(※3)のフレームワークに沿ったゼロトラスト対応の「Secure Access Gateway(セキュアアクセスゲートウェイ)」に「テレワークサービス」と「IPoEインターネットサービス」を提供することで、さらに快適なテレワークを実現することができます。
(※3)SASE:Gartner社が提唱した考え方で、Secure Access Service Edge の略。ユーザーやデバイスがいつでもどこでもクラウド上のアプリケーション、データ、サービスに安全にアクセスできるようにするセキュリティフレームワーク。安全かつ迅速なクラウドの採用を実現するもの。
2.サービスの特長
(1)「テレワークサービス」でリモートワーク環境を簡単に構築
リモートワーク環境の構築に必要なGWの機能となる「テレワークサービス」を提供します。これによりお客さまご自身でのGWの設計・構築が不要で、投資コストも抑えつつ「Secure Access Gateway(セキュアアクセスゲートウェイ)」の社内ネットワーク(SD-WAN)から直接インターネット上のクラウドサービスに接続できます。
(2)「IPoEインターネットサービス」によるネットワークの輻輳回避
ネットワークの輻輳を回避可能な「IPoEインターネットサービス」を提供します。今回、IPoEとローカルブレイクアウト(※4)、スプリットトンネル(※5)といった機能を組み合わせることでネットワークの輻輳を抑えることができるようになります。
(※4)ローカルブレイクアウト:特定の通信を振り分けて各拠点から直接インターネットに繋ぐことを許可し、通信を一定箇所に集中させないようにする仕組み
(※5)スプリットトンネル:VPN に接続または VPN から切断することなくクライアントからインターネットに接続させる接続方法
(※)SD-WANの詳細についてはこちらを参照 https://cloudwan.nttpc.co.jp/column/#h2_column
3.料金
4.提供開始時期
2021年6月9日(水)
5.今後の予定
各種申し込みや管理を、簡単かつ直感的に操作することができる「ダッシュボード」機能、ユーザーのクラウドサービス利用をよりセキュアに実現する「セキュアWebゲートウェイ」などを順次提供してまいります。
6.サービスお問い合わせ
NTTPCの営業担当、またはご相談・お問い合わせフォームまでお問い合わせください。
ご相談・お問い合わせフォーム
URL:https://dm.nttpc.co.jp/form/inq_sase.html
サービス紹介ページ
「Secure Access Gateway」サービスURL:https://www.nttpc.co.jp/secure_access_gateway