産業経済新聞社/京都中継局からの中波(AM波)放送送信終了のお知らせ

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株式会社MBSラジオ(局称:MBSラジオ・大阪市北区)、朝日放送ラジオ株式会社(局称:ABCラジオ・大阪市福島区)、大阪放送株式会社(局称:ラジオ大阪・大阪市港区、産経新聞グループ)の在阪AM民放ラジオ3社は、2023年10月29日の放送終了をもって、共同設置をしておりました京都中継局からの中波(AM波)放送の送信を終了し、同中継局を廃局いたします。

京都中継局は、1997年(平成9年)4月に、京都市内及び大津市西部の都市型難聴や海外混信の対策として、MBSラジオ、ABCラジオ、ラジオ大阪の3局が合同で開設。出力300W、周波数はMBSラジオが1179kHz、ABCラジオが1008kHz、大阪放送が1314kHzで、大阪府下にある各社の親局と同一周波数を使用して同期放送を行うエリア内中継局です。

現在の京都エリアにおけるAMラジオ放送の聴取環境ですが、京都市内の電線地中化が大幅に進んだこと、受信を著しく妨げるレベルの海外からの電波の混信が無くなったことで、受信状況は京都中継局を開設した26年前と比較して大きく改善しております。また、京都市内でFM補完放送(通称:ワイドFM)を概ね良好に受信することが可能であり、インターネットを利用してスマートフォンやアプリ・パソコン・スマートスピーカーでラジオが聴ける無料のサービス「radiko(ラジコ)」も一定数普及しており、AM放送以外にもラジオを聴取できる手段は多様化してきております。

こうした京都中継局を取り巻く状況の大きな変化を鑑み、私ども在阪AM民放ラジオ3社としては、京都中継局は開設時の目的を果たし、その使命を終えたと判断いたしました。そして、総務省とも協議を重ねた上で、2023年10月29日をもって廃局することとなりました。

前述の通り、京都中継局はエリア内中継局のため、廃局後に京都市内や滋賀県大津市西部でAMラジオが全く聴こえない状態になることはございません。また、従来からある中継局の廃止手続きに則った廃局であり、2023年(令和5年)11月から実施される「AM局の運用休止に関わる特例措置」を適用して実施するものではございません。なお、3社とも大阪府下にあるAM親局(MBSラジオとABCラジオは高石市、ラジオ大阪は堺市にそれぞれ送信所が所在)を停波する予定は現時点でありません。

京都中継局を廃局するにあたっては、各社の放送およびホームページを通じてリスナーに充分な広報周知を行いますとともに、3社合同でお問い合わせ事務局を設置してリスナーの皆様からのお問い合わせに対応してまいります。

【京都中継局お問い合わせ事務局】

電話:06-6123-7099

開設期間:7月31日(月)~11月30日(木)

受付時間:平日、午前10時~午後6時(土日祝はお休み)

 

 

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