沖縄電力・おきでんCplusC、nami社との覚書締結について
創業者兄弟のひとりでCIOのJerome Leroy氏が、スマートホーム家電の世界標準規格MatterにおいてApple、Google、Amazonなど世界最大のIT企業など100社以上が参加するセンシング分科会で会長を務めていることでもわかるように、ベンチャーの枠にはまらない世界標準IoT分野のリーダーの1社です。
namiはセンシング技術において、世界最大の専門家組織で世界的な技術標準化機関であるIEEE(アイ・トリプル・イー)が、2024年中に世界標準化予定のWi-Fiセンシング技術を開発する世界最先端ベンチャー企業OriginWireless社(以下、OriginWireless)と提携しております。2021年5月沖縄電力が株式会社インスパイア(以下、インスパイア)、ジャパンインテグレーション株式会社との合弁で設立したおきでんCplusCが、沖縄在住高齢者60%以上をカバーする大規模社会実証「やさしいみまもり」においてOriginWirelessのWiFiセンシング技術を活用し成功をおさめてきたことから、今回の覚書締結につながりました。
本覚書締結により沖縄電力とおきでんCplusCは、namiのスマートプラグ等のIoT機器・ソフトウェアの特徴を存分に生かし、マイクやカメラを使用せずに活動や睡眠を検知する「やさしいみまもり」を沖縄から日本全国の高齢者世帯へ普及促進すると共に、スマートホーム、スマートオフィス、スマートな食品物流倉庫などを対象としたエネルギーマネジメントやセキュリティ関連分野において幅広い協業・連携を検討し、沖縄電力がコーポレートスローガンとして掲げる「地域とともに、地域のために」をさらに実現、地域に安全と安心を届けることをめざします。
以上
(左から)インスパイア代表取締役社長 高槻亮輔(立会人)、おきでんCplusC代表取締役社長 仲程 拓、nami CEO Jean-Eudes Leroy、沖縄電力代表取締役社長 本永 浩之、OriginWireless社 CEO Spencer Maid(立会人)
(参考)
■沖縄電力株式会社について(本社:沖縄県浦添市)
2022年創立50周年を迎えた、沖縄県全域において重要なライフラインを担う総合エネルギー事業会社。「地域とともに、地域のために」というコーポレートスローガンの下、エネルギーを通して生活者の暮らしと経済活動を支えるインフラ事業活動に取り組んでいる。
■株式会社おきでんCplusCについて(本社:沖縄県宜野湾市)
2021年、沖縄電力とインスパイア、ジャパンインテグレーションによる合弁会社。OriginWireless WiFiセンシング技術を活用、沖縄県12自治体と協定締結しながら、沖縄在住高齢者60%以上をカバーする「やさしいみまもり」大規模社会実証に成功。日本全国にココロのエネルギーをお届けすることを旨に商用化を進めている。
■Namiについて(本社:シンガポール)
2021年、世界照明最大手PHILIPSに売却したIoT電球Wizを創業したフランス人起業家により設立。スマートホーム家電世界標準規格Matterのセンシング分野をリードし、看板商品スマートプラグなど家庭・オフィス・工場・物流倉庫などをスマート化するIoT機器・ソフトウェアを開発、欧米最大手への実績多数。
■OriginWirelessについて(本社:米国)
2012年創業。米国メリーランド大学発ベンチャー。創業者Ray Liu博士はCTOを務めるとともに、メリーランド大学のDistinguished University Professor (Ret.) and Christine Kim Eminent Professor of Information Technologyも務め、さらに2022年より世界的な技術標準機関IEEEのPresident & CEOを務める。2024年世界標準化予定のWiFiセンシング技術を開発、世界照明最大手PHILIPSや全米最大手通信会社ベライゾンなど欧米で多数実績。おきでんCplusC「やさしいみまもり」大規模社会実証に技術提供。
■株式会社インスパイアについて(本社:東京都)
新規事業開発そのものを事業として、他者がやらないことこそ「世をおもしろく」すると信じ、イノベーションの具現化に取り組むアントレプレナーに完全伴走して、成功に導くために必要なあらゆる経営リソースを適時適切に提供することに注力している。2018年OriginWirelessに出資、2021年おきでんCplusCに合弁出資。
◆お問合せ先
株式会社 おきでんCplusC(シープラスシー)
TEL 098-870-9610(平日9:00~17:00)/E-mail info@cplusc.co.jp